にゃー🐈 ニャロです。
『温室効果ガス排出による地球温暖化』、かなり目立つトピックになってきて、EV (電気自動車)売りたい企業や営業マンには追い風よね。
「会社案内とか会社WEBとか、『トヨタ様のグリーン調達ガイドライン』に対応するために、なんかやれ!」って役員に指示受けた総務部長あたりが、「そうだ、社用車をEVにすれば、いいじゃん」。
誰も地球の将来なんて考えてないサラリーマン的上意下達。これじゃ、あの子も怒るわよね…
なんだか、「だからEV」「いやいや、石炭火力発電が悪」「クーラーを一度上げれば」とか、バラバラとした情報が雑に流れてて、ちゃんとググって簡単な分析したことないサラリーマンが多いでしょ、忙しいから。
僕も同じなので、二回目のワクチン摂取で自宅でグダグダする合間に調べてみましたよ。話の種にどうぞ。
なお、データは『環境省(小泉ジュニアが大臣やってる役所)』と『JCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター、要は環境省の天下り先)』の資料を参照しました。
まず、国別の「温室効果ガス排出」。
トップ3の国で全体の約半分。どひゃー。中国とインドは人口が10億人超えだけど、ずいぶん違うわよね。
で、一人当たりの国別排出量がこちら。
一人あたりで見ても中国の圧勝。
偉大なる毛主席の『人治国家』なだけに、偉大な統治で一気に問題解決、は無いだろね…
で、最新が2017年なんだけど、日本の業界別の排出量比較。これ、なかなか無くて、でもこれが排出量低減の肝だよね。
ちょっと古い2017年の数値が最新の折れ線グラフだけど、一番排出量が多い業界は『産業部門』の34.7%、つまり企業の工場や製鉄所などね。
なんと、自動車よりも「自動車を作る工場や、材料の製鉄所」のほうが排出量が多い…これが見たかったのよね。
二番目の『運輸部門』17.9%、乗用車やトラック、飛行機、船舶などの排出量。僕の自転車運航時の呼吸は含まず。『産業部門』の約半分。ちなみに、乗用車がこの中の半分弱、トラックが1/4。案外飛行機は小さくて3%ちょい。
みんなのお家、『家庭部門』の15.6%も結構な数字よね。冷暖房お風呂キッチンなどなど、減らせる?
『エネルギー転換部門』は、発電所などなど。悪者になってる火力発電所なんかで、8.1%と『家庭部門』の約半分。
ここまで見ると、
・排出総量を減らすには、全体の1/3以上の『産業部門』を劇的に減らさないとダメ(社用車をEVに買い換えるくらいじゃ…)
・案外と『エネルギー転換部門(発電所など)』よりも『家庭部門』が多い
・『運輸部門』の17.9%の明細を見たい。乗用車はこの内の何割だろ
で、『産業部門』の内訳ね。
まず、『製造業』『非製造業』。
『非製造業』は、サービス業やソフトウェア業界なんか。圧倒的に『製造業』の93.4%をなんとかしないと、よね。
で、『製造業』の内訳。
最多は『鉄鋼業』の42.4%。圧倒的っすね。中国が総量多かったし、韓国も案外多かったのって、これじゃないかな凄いもん、製鉄所。
二番目が、自動車や自動車部品製造業を含む『機械製造業』で、16.8%。
まあ、結構な割合を占めてるわけですな。
三番目の『化学工業』が15.7%。これも高温で石油由来の原材料を化学反応させたりだからね。これら『鉄鋼』も『化学工業(樹脂とかね)』も、自動車製造に不可欠な材料ってこと。もちろんEV作るにも必要。
四番目の『窯業・土石製品製造業』って、ガラスやアスファルトとかコンクリートとかかな。これが8.2%。
ってわけで、思いの外、日本が大きく経済依存している『モノづくり(値下げのことじゃなく、製造業って意味よ)』の『温室効果ガス』排出量の割合がめっちゃ多いってわかっちゃいました。これは大変よね。
一方で、『家庭部門』。これから日本中が『埼玉県熊谷市』みたく灼熱になって、クーラー我慢したら死者がでるご時世。
要は、ガツンと『温室効果ガス排出量』下げると、日本の経済は地獄行き、家庭のクーラーも使用禁止、あり得ないでしょ? だから、この人は怒ってるし、「石油一切使うな」と主張されてる。
歴史上の宗教戦争並みに、妥協点がなさそう。これはヤバいなぁ。
「地球に小惑星を落として冷却」って、元『赤い彗星』シャア・アズナブルさんのやろうとしたことと、現実が被ってくるわ、怖いわね。
今日はここまで。結構データを眺めるだけでTVニュースや新聞が書かない(書けない)こと、わかるもんね。
トヨタのオリンピック村での自動運転車事故、『サンデージャポン』触れなかったもんね。大事なコマーシャルのスポンサー様をいじったら、経営陣の首が飛ぶもんね。世の中、『弱肉強食』なのねん…
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