『FIRE』しても、年2〜3回しかイタリアに「旅」できないリアル

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

見知らぬ場所って、なんかワクワクするじゃんね。あ、意味不明にナウい麻布台ヒルズとかはノーサンキューだけど。

長野県の南信エリアって、リーマン労働者時代に出張で何回か行って、温泉入ったりソースカツ丼食べたりしたことあったけど、初秋の天然きのこシーズンにキノコ尽くし食べまくったり、ツキノワグマしゃぶしゃぶ食べたりしたことは無かったし、

「旅」って、いいなぁ。一人旅も楽しいし、仲間との旅も愉快だし。

二十数年間のリーマン労働者時代、ナニがストレスだったかって、そりゃアホ上司とか痛勤とか色々あるけど、イタリアに行きたい時に旅に出れないストレスって、マジでメガトン級。だってイタリア大好きなんだもん。文句ある?

愛するイタリアに行くなら、行く場所によるけど、シチリアやサルデーニャに行くならGW前の4月中旬あたりが暑くなくて最高だし、ピエモンテで白トリュフに溺れたかったら11月だし。

でも、特に自動車業界勤務のサラリーマン労働者は、1週間ちょいのお休みとれてもGWかお盆休み週か年末年始だけ。工場の休止期間に合わせて全労働者の年間祝日を勝手に合体させちゃってるから、これら期間以外で連続10日も有給休暇取るなんて、よほどのアレじゃないと不可能なの。

まあね、人生(時間)と給料の交換を契約したリーマン奴隷、イヤなら転職するか『FIRE』するか。


なぜかメンタルヘルスがどうこうで数ヶ月お休みしちゃってる貴族的メンタルリーマンたちは別枠だけど。

だからさー、
「あ、北海道の大好きなワイナリーで、秋の収穫時期に1週間お手伝いに行きたいなー」
「梅雨の無いトスカーナを3週間くらいウロウロしたいなー」
「いきなり湯治したくなったから、明日から1週間岩手県に行こう!」
なんて思った瞬間にジャストドゥイットいう、時間的なフリーダムがあるってのは、『FIRE』生活の圧倒的よろしいポイントなわけで。いわゆる「時間的自由」。

国内なら、夜行バスやら格安航空券やら青春18切符、激安日本バンザイだし。
イタリア旅も、幸い、貧乏旅行設定なら航空券はイタリア往復で20万円しないし、格安レンタカーもオフシーズンなら1日15ユーロ程度で日本のニコニコレンタカー並みだし。
宿も、エアビーの民泊とかBOOKING COMで早めに探せば一泊30ユーロ程度だし。だから、日々慎ましくセコセコ配当生活して余った余資で全然イタリア行けちゃうんだけど。

でも、マジでリアルな話、『FIRE』して丸3年越えたけど、だいたい年間2回、多くて3回なのよね、ヨーロッパ旅。なんでだろ。ヒマなのに。

まず、日本からヨーロッパに「行くべきじゃない」「行けない」時期があるじゃんね。
それは、航空券もレンタカーも宿も超高くて予約至難、空港もレストランも観光地も混みまくるハイシーズン。これは、当たり前だけど、避けたいじゃんね。


株式と同じで、同じモノを高く買うナンセーンスだし。つまり、GW前後とお盆前後、クリスマス〜新年休暇時期はNG。
それに、イタリアも日本と同じ猛暑だから、7〜9月の「旅」は避けたいじゃんね。自宅でクーラーつけて大谷翔平さんの試合観戦しながらハンモックでビールじゃんね。

そうなると、「行くべき」なのは1月後半〜4月前半、5月後半〜6月、10月〜12月前半ってことになるわけ。普通じゃんね。

そして、一回当たりのイタリア渡航期間。
よく新聞とかに広告がでてる欧州ツアーって、「イタリア古都周遊8日間ツアー」みたいな、バスでローマ〜フィレンツェ〜ミラノをサクサクっと視察するのが定番だけど。

でも、8日間ってのは必要な休暇日数で。実際は直行便でも移動だけで行き1日、帰りは時差入れて2日。飛行機移動だけで丸3日。安い経由便だと3日半〜4日かかるじゃんね。当たり前だけど。

だから、イタリア8日間ツアーって、現地滞在時間は実際は4〜5日間。そして、団体行動で列車やバス移動だから、仮に「移動以外は全てフリータイム」つったって、実際は実質3日ちょい程度。まさか、そんな貴重な現地滞在時間を会社の同僚へのお土産購入タイムに充てたりしないわよね。ある意味、めっちゃゴージャスなお土産じゃん。

まぁ、そんな某浦安ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」的ツアーが安心で好きな種族もいるけど、僕は自由気儘に旅したいわけで。
そうなると、レンタカーも宿もリストランテも、訪問するワイナリーも自分でアポや予約手配するわけで。

旅は大好物だから、そうゆう事前調査や準備は苦じゃないんだけど。まぁ時間かかるよね。レンタカーと宿の予約だけで、1週間の旅で8時間は最低でもかかるわね。だって、宿泊するなら、その夜にどこで夕飯食べてワインバー行ってってとこまで検証しないとダメだしね。

幸い、素晴らしく「使える」アプリ、『RAISIN』が無料で使える時代だから、ナチュラルなワイン置いてる飲食店情報がGoogleマップ上で確認できるもんで、それを元に宿泊場所を決めればいいし、30〜60分くらいならお食事場所までクルマで行き帰りすれば問題ないし。ってかイタリアのド田舎にはタクシーも代行も存在しないしね。

そして、ワイナリー訪問先も、訪問するからにはがぶ飲みしちゃうくらい大好きなワイナリーじゃないと、アレじゃんね。いざ訪問して、蔵で「コレも、コレも、コレもコレもコレも試飲ってか飲め飲め!」ってなったとき、ちょっと苦手な味だったりすると、リアルに「地獄の黙示録」になっちゃうかんね。それは絶対避けるべし。

だから、ワイナリー訪問のアポ取るなら当たり前だけど事前にきっちりそこのワイン飲んで、「これは美味しいなぁ、もし訪問してマグナムボトル出てきても半分は飲み干すなぁ、ウヒヒヒ」ってワイナリー以外は訪問アポイントは避けたほうが良いと僕は思うわけ。当たり前じゃない?

そんなこんな、事前調査含めてワイナリーアポイントやレストラン予約と最安航空券、宿とレンタカー予約を完了させるのには、期間で最低でも2ヶ月、実質稼働48時間は必須なのよ。ワイナリーは日曜祝日は避けないとだし、飲食店は結構定休日を避けたりワインバーは夜営業だけだったりで、スケジュール策定は難解なパズルだし。

そして、一般的な満腹中枢を持つ日本人なら要注意なのが、「どんなにイタリア料理が好きでも、2週間連続すると和食や町中華が欲しくなる」ってリアル。これ、マジでリアル。
イタリアにカップラーメン持って行くとか、現地で中華屋さん行くとか、僕としてはあり得ないわけで。当たり前だけど。
まだ、西シチリアとかローマとか、結構ガツガツ食べ続けちゃう軽やか郷土料理エリアもあるけど、それでも滞在が2週間経つと、胃袋とか脳みそがストライキを起こしそうな気配になるの。

僕の場合、特に羊の脂がアレみたい。去年アブルッツォ州に初めて行ってガツガツ羊食べまくったんだけど。
メインはもちろん羊料理だらけなんだけど、さりげなくパスタ料理にも羊肉の切れっ端とかスジ肉でとった濃厚な出汁が入ってたみたいで、1週間経たずに「ううう、ノーモア羊…」状態に。
幸い、恐怖のアブルッツォ州を脱出した後のナポリやローマでは、速攻で胃袋は快調を取り戻して、むしろ大食い。ローマのアバッキオグリル、骨までしゃぶっちゃうくらい。アブルッツォ恐るべし…

だいたい、イタリアを旅する理由の80%が飲食、ワイン抜きでも40%が「食べるため」。だから、1回のイタリア旅滞在期間は、ざっくりマックス2週間って決めてるわけ。賢いわぁ、流石だわぁ。

《イタリアを旅する理由》
ナチュラルなワイン 40%
食事(バールでのカフェ、ジェラート含め) 40%
会話 15%
ノスタルジー 3%
観光 2%
買い物 0%(ワインや食品は買うけど)

ってわけで、
イタリアに「行くべき」なのは1月後半〜4月前半、5月後半〜6月、10月〜12月前半。
そして準備期間が最低でも2ヶ月間、旅の期間は2週間。
かつ、国内も熊野詣でとか北海道お手伝いとか讃岐うどん旅とか東北かけ流し湯治旅とか、色々行きたい旅も多いし。
だから、年2回。マックスで年3回ってことになるのが必然なの。去年は3回だったけど今年は2回、で充分ココロは満ち足りるし、予算もアレだしね。

しかしねー、愛するラウラ・パウジーニ様の年末コンサート、もっと早く日程決まってたらなぁ。来年こそは日程合わせて、3回くらいコンサート行きたいなぁ。最高だもんなぁ。

来年は、ローマイン・アウトで「ラツィオ州北部〜トスカーナ州」旅と「シチリア州 エトナ〜ノート地方」旅行きたいけど、エミリア・ロマーニャ州だけ2週間ウロウロもしたいし、ウンブリア州で秋の天然きのこ旅もしたいし、サルデーニャ州でボケ~っとする旅も魅力的だし。

ああ、なんて忙しいんだろ。
間違っても、「『FIRE』ってやること無くてつまんないから避けたほうがいい」とか「ニンゲンは仕事してこそ生きる価値がある」みたいな、政府主導のまやかし記事とかに騙されないほうがいいかんね。
だって、ボリューミーなフルコース食べてボトル1本空けて、宿の近くでジェラート食べて寝る、の繰り返しなんて、どう考えても80歳過ぎたらできなくなるんだし、70歳だって怪しいし。元気で空腹なうちにイタリア行っとかないとね〜。

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