マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #21 ご機嫌な庶民向け郷土料理とワインの食堂『Zazzu』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

セコセコ移動したりウロウロするのも旅。異国でボケーっとすんのも旅。旅も色々。

大満足の朝ご飯食べたら、

お散歩じゃんね。すっかり晴天になったナポリ旧市街、治安を維持するお巡りさんの向こうにはナポリ湾とヴェスヴィオ山。

そしてCastel Nuovo。うーん、クルマは無いし、ってかナポリで運転なんて絶対お断りだし。こんなヒマな朝は、とりあえず歩くの。

ナポリのタクシー… イタリア七不思議、ローマもミラノもフィレンツェもパレルモもタクシーは真っ当にお仕事してんのに、なぜかナポリのタクシーだけは「デフォルト=ボッタクリ」。若い頃、散散ナポリのタクシー運ちゃんたちとは揉めに揉めたけど、もう僕は諦めたし。「ナポリではタクシーには乗ってはならぬ」、しょうがないじゃんね。

んで、朝のナポリ散歩でサンタ・ルチアを経由して向かったのは、

ナポリ水族館。キアイアの公園に建物があって、

懐かしの上野動物公園内の歴史的水族館みたいな、

なんともシブい水族館。

ここでボケーっとすんの、悪くないじゃんね。Wi-Fiもあるし、トイレもあるし。

しかし、未だにナゾなんだけど、イタリアの蓋なしトイレの使い方。電気椅子みたく使うのかなぁ…

さて、海がみたいじゃん。

キアイアの海岸から正面に見えるのがカプリ島。今日の穏やかな波だったら、青の洞窟入れそうじゃんね。行かないけど。

ちょっと景色が熱海っぽいけど、

でも、ここはナポリ。

ボケーっとナポリの海を眺めてるのも、

たまには悪くないじゃんね。12月だってのにお日様ポカポカだし。

なーんてウトウトしてるうちに、そろそろ開店時間じゃん。

サンタ・ルチアの端っこ、正面にカプリ島を望む超観光スポット。

マシンガン構えた警察が何を警戒してんのか知らないけど、

僕が狙ってんのは、

ピッツェリア『Gino Sorbillo』、観光客目当ての大型ピッツェリア。

たまにはバカになって、

カプリ島を遠目で眺めながらナポリピッツァ食べるお昼があっても、いいじゃんね。

水牛モッツァレラ使ったマルゲリータが12ユーロ。場所代込みじゃんね、オッケーオッケー。ここは観光客向けピッツェリア、昨夜は地元庶民向けピッツェリア。

ここ『Gino Sorbillo』は、なんせロケーションが超一流。ショバ代がね、高いってだけ。

こんなときは、肩のちから抜いて、普通の生ビール(小)で、

いいわよねー、お値段はアレとして、ピッツァはちゃんとナポリピッツァ。普通に美味しいし。

左斜め前にはアマルフィ海岸。道路が細くてクネクネ、もう行きたくないけど、アマルフィのレモンケーキは食べたいなぁ。

さぁ、今度は高台に向かって登るわよ。ケーブルカーの駅 Stazione Di Montesantoに向けて、キツい登り坂や階段を登っていくと、

ふひゃー、噴火してなけりゃ美しいヴェスヴィオ山じゃんね。

キツかったけど、やっぱナポリに来たら、この景色観たいじゃんね。

しかしまぁ、こんな山のほうに来ても、

洗濯物はベランダに収まってて。どうしちゃったんだろ、ナポリ人たち…

地元庶民向けの青空市場では、

旬のザクロとか、

青菜系列、

活きウナギ、

生カジキ、

手長エビ、グリリアで食べたい〜!

イチジクの実、多分シチリア産ね。

これも旬のカルチョフィ、十本でカンパーニャ州産が5ユーロ、シチリア産が3ユーロ。

ワタリガニも活けで売ってるじゃんね。ナポリって…

やたら人だかりの魚屋さん、

新鮮な魚だらけのナポリの魚屋さんが魚介フリット店先で売ってれば、そりゃみんな食べるじゃんね。

そんな寄り道しながら歩くこと90分、

僕の目的地は、

これまたナポリのワイン食堂『Zazzu』。ここもナイスなお店だったわ。アプリ「RAISIN」の当たり確率、ナポリは特に高いかも。

メニューがね、なんとも食堂メニュー。どれにしよっかなー…

ここにも当然マラドーナさま。

とりあえず、坂道歩いて喉乾いたから白ワインを1杯。

地元カンパーニャ州のカタラネスカって品種の金色ワイン。美味しいじゃん、ウキウキしちゃうじゃん。

そういや、さっきピッツァ食べたし、今夜はナポリ最後の夜だし、ここは軽めに…

「MINESTRA DI NATALE IN BRODO」ってスープがあるけど、なんじゃこりゃ?「クリスマスの野菜スープ」? 見たことも聞いたこともないんだけど。

お店のオバサンに聞いたら、「ナポリの郷土料理で、クリスマスのお決まりスープなの。鶏のスープに、黒キャベツとかグリーンピースとかマッシュルームとかパスタいれんの。旨いわよ」って。じゃ、それ頂戴!

ふむふむ…

あー、美味しい〜!優しいけどブロードがしっかり肉系のスープでコクもあるし、

具だくさん〜。

そして黒キャベツがクタクタで優しい〜。

締めには、カリカリパンをぶっこんで。

フヒヒ、またまた良いお店。ナポリはローマからすぐ近くだし、絶対また来ようっと。

もう1杯お任せしたら、「これね」って。ってか、無印ラベルなんだけど…

ってビックリしてたら、ワイン名をペンで書いてくれて。北イタリア フリウリの「Matter Bianco」、リボッラ・ジャッラ 45%、フリウラーノ 40%、マルヴァジア 15%、ふふふ、ナポリで呑むフリウリの美味しいワイン。ご機嫌だわ。

オバサンとアーダコーダ世間ばなししてたら、なんか外のテーブルに気づいちゃって。

公道… あのポール、お店のじゃなくってナポリ市の歩行者保護のポールじゃない?なんでテーブルになってんの?

う、うわ… 勝手に小テーブルを乗っけて、テラス席にしてるし… ナポリ、自由過ぎじゃない?楽しいからオッケーだけど。

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