マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #19  まさかの年季70年のピッツァ職人が焼く『PRIGIOBBO』、顔面入れ墨バーテンのワインバー『PUTECA』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

歩いても歩いても愉快なナポリ旧市街。

やたらツアコンさんに付いていくドイツやイギリスからの団体ツアー客だらけのスパッカナポリ。

ピッツァ屋さんも、なんか明るい雰囲気の新店舗やリノベした店舗だらけだし。

頭上には洗濯物干してないし。めっちゃ安全な雰囲気。ナポリのような、ナポリじゃないような…

なんせ、濃厚抽出エスプレッソこそがナポリコーヒーだったのに、

自家焙煎のスペシャリティコーヒーのお店ができてたり、ドリップコーヒーだしてたり。

ナポリも変わるとこは変わるのね。

30年前に腰がぬけるほどの旨さにビックリ仰天したピッツェリア・リストランテ「PORTALBA」は変わらず同じ場所、同じ門構えで営業してるじゃんね。ここで食べたピッツァやモッツァリーノ、ヴォンゴレスパゲッティは大学生だった僕のココロを鷲掴みにしたのよね。ノスタルジーだわ。

街の庶民派の床屋さん、カットが10ユーロでカット+シャンプーが15ユーロ。ほんと、庶民の生活物価は変わんないわね。

クリスマスディスプレイもナポリは独特。多分、普通に⬆こんなパンツ、売れるんだろね。なんせイタリアの大阪 ≒ ナポリ、だかんね。

んで、さんざん歩いて、夕ご飯食べに向かったのは、お昼に食べたワイン食堂「CU.QU.」のオジサンに教えてもらったピッツェリア『PRIGIOBBO』。「行きつけのピッツェリア教えて!」って聞いたら、迷わずココだって。

ハッキリ行って、マジで小さい昔ながらのナポリのピッツェリア。

マルゲリータが令和5年にもなって4ユーロ。マジでインフレとは無縁のナポリ庶民業界。

ここは迷わず「庶民派ピッツァセット(マルゲリータ+小ビール+フリット盛り合わせ)」。これで9ユーロ、まさに庶民派ピッツェリア。

なんか、オーナーみたいに年季入ったおじいちゃんがピザ窯前にいるから、「ピザ窯見せて」ってお願いしたら「入れ入れ」って。

で、若いスタッフに「あのおじいちゃんオーナー?何歳?」って聞いたら、「あのおじいちゃんはピッツァイオーロで86歳、となりでピザ生地伸ばしてんのが80歳、俺がオーナー」って。うへー、ナポリだーーーー!

おじいちゃんピッツァイオーロに「何年ピッツァイオーロやってんの?」って尋ねたら「70年」だって。サラリーマンの定年廃止議論の遥か先を行ってるナポリのピッツェリア。

水牛モッツァレラかどうかなんて、ナポリの庶民には関係無いわけで、バッチリ決まったピッツァ生地が文句無し。そりゃそーだ、七十年のキャリアのピッツァ職人が仕込んで焼いてナポリピッツァだかんね。

実に気分がいいじゃんね。でも、今朝早くて眠い気もするし、ここは宿の近くのワインバー『PUTECA』で呑んで寝よう!

もちろん「RAISIN」で見つけたワインバー、ナチュラルなんだけど、

結構「あ、ヴィナイオータ扱い…」なワインが並んでるんだけど、お値段は観光地価格。へー。

なんだけど、「カンパーニャ州のワインってどんな感じ?」ってやりとりから、謎のカンパーニャ州ワインの連続コンボ。

ファランギーナ100%の白とか、

カーサヴェッキア100%の赤とか、

「てめー、カンパーニュ州舐めんなよ!」チックな攻撃的アプローチ。いいねえ!

顔面入れ墨のおっかないバーテンのお兄さん、とお友達らしき地元民2名が、ひたすら議論してんだけど、ナニ議論してんだかサッパリ聴き取れなくって、

「ナニ話してんの?」

「いやさー、ナポリ旧市街に観光客激増したからさー、賃料がめっちゃ上がって、もう出店とか無理だなー、ってハナシ」

… マジメだ…

「サッパリ聴き取れなかったんだけど、ナポリ訛りなの?」

「違うんだよ、仲間内で話すときは符号みたいなのがあって、他人にはわかんないようにハナシしてんだよ。今おれのハナシ、わかるだろ?」

… ナポリのマフィアかよ。まあいい奴らだし、いいってことにしよ。

謎の醸しワイン。ブドウ品種とかサッパリ覚えてないけど、旨い。

やるなー、カンパーニャ州。

頼むから、顔面入れ墨だらけのバーテンは勘弁してほしいけど、それもナポリ。さ、宿帰って寝ようっと。

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