マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #20 ナポリで特別なブリオッシュとか3時のおやつを食べるなら『Luminist Cafè Bistrot』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

さぁ、ナポリ2日目。今日の予定は「ナポリ旧市街をウロウロすること」。重厚な使命じゃんね。

昨夜はピッツァとワインバーだけで、朝からお腹はグーグーガンモ。

コケコッコー、早速朝ご飯食べに行きたいじゃん。さぁ行こう!

ホント、ナポリ旧市街って元気な街。こんな人口が密集してんのに小型スーパーすらない原始的タウン。

ほら早速、路地にタライ並べた魚屋さん発見。

この路上タライ並べ式魚屋さんが役所の許可とったお店なのかどうか知らないけど、

トレトレの生シラスとか、

ダシにしかならなそうな、ちっさい活きアサリとか、

カタクチイワシも新鮮ね~。

活きシャコ!にんにくオイルで炒めたら美味そう〜!

フリットに良さそうな子イカさん。

全く、子供の頃の戸越銀座商店街を思い出しちゃうじゃん。ナポリをウロウロ歩くのってホント愉快だわ。

この日も、快晴なのに路地の頭上に洗濯物なし。あるのは前シーズンのサッカー優勝祝いの垂れ幕だけ…

マラドーナさま、ナポリ人にとっては聖人なのねん…

んで、やってきたのは、この重厚な建物。美術館「Gallerie d’Italia – Naples」の建物の1階で営業してる『Luminist Cafè Bistrot』。ここのBrioche(クロワッサン)が半端なく旨いって噂で。

うーん、貴族向けなエントランスだけど、

入っちゃえば何とかなる(事が多い)のがイタリア。さぁ突入よ。

奥のほうはビストロなのね。僕が必要なのは入口入ってすぐのバンコ(バーカウンター)だから関係無いわね。

うーん、カッコいい!エレガントで重厚、街のバールとはバリスタさんたちの緊張感が違うわね。でも、一際カッコいいのが、

うっひょ~!自家製焼き立てブリオッシュ、こりゃ芸術的。ここが美術館展示のメインなのね。

くふぅ、どうしよ、どれにしよ。どれも食べたい、全部食べたい。

ああぁ〜、ピッコロなケーキさんたちも魅惑的〜。いったい朝からどうすりゃいいの?

気持ち悪くウゥゥって唸ること数分、決断したのは、

この表面の筋模様が堪らないチョコクロワッサンと、

チョコムースにベリーソースがのってるピッコロなケーキ、カプチーノ。カプチーノのカップもエレガントだわ。

で、チョコクロワッサンをパクっと齧ると、

「パリパリパリパリ… サクサクサクサク…」なんじゃこりゃ〜!

松田優作さんがぶっ倒れるような衝撃。なんて美しく楽しく美味しい菓子パンなの…

朝からゴージャス、気分アゲアゲ。ナポリって、懐が広い街じゃんね。

そして目に入るのは、クリスマスシーズンならではの季節菓子「パネットーネ」。

へー、こうやってバールで切り売りしてんだねー。うーむ、こりゃ美味そう。

「パネットーネも自家製なの?」

「当たり前だろ、うちのパネットーネは美味いぞ、マジで」

「その箱入りのパネットーネはいくらなの?」

「35ユーロだよ、買うか?」

… たっけ~、でも後日ローマで市場調査したら、一流のケーキ屋さんで45ユーロ、箱無し一流パン屋さんで35ユーロだから、買えば良かったかも…

んで、お昼ご飯たべて3時のおやつに、再度来たわけ。だって、あのブリオッシュを出すバールのパネットーネ、食べたいじゃん。

チョコ味のパネットーネもあったんだけど、バリスタさんたちに「ホンモノのパネットーネを食べたいし、パネットーネに合う飲み物を飲みたいから、教えて〜」って下手に出てみたら、

「そうかそうか、お前見どころあるな」

「うちのパネットーネはな、生地の熟成に秘密があるんだよ」

「食べるなら、絶対クラシックなパネットーネな」

「合わせるなら、ドルチェワインかな…」

「チゲーよ、ここはアレの一択だろが」

異常に盛り上げるバリスタのオッサンたち。まさに人生の一大事の如きアーダコーダと議論開始。あっちでエスプレッソ待ってるお客さん… 可哀想に…

んで、満を持して登場したのが、

クラシックな自家製パネットーネ、具はオレンジピールくらいのシンプルでクラシックなパネットーネ。生地が特殊じゃんね、そしてパネットーネってこんな美味しいのね。

正直、「クリスマスのお決まりのお土産で、日持ちするボソボソしたパン」だって思い込んでたけど、しっとりしててすっごい魅力的なのね。ビックリ!

そしてバリスタさんたちの結論、「アマーロだろ、ただのアマーロじゃねえぜ、カラブリアのナチュラルな製法の特別なアマーロだぜ。うちの店飲み物は全部ナチュラルだけどな。どうだよ、パネットーネと合うだろ?」

ナポリ人のくせしてカラブリアのアマーロを… 旨い。そしてオレンジピールの風味がバッチリ、クラシックなパネットーネとびったんこ。

参りました… ここは、実に素晴らしいバールだわ。来て良かった〜。

んで、翌朝は、午前の列車でナポリからローマに帰る直前、ナポリ中央駅近くの、

あの菓子パンの名店へ。

看板に堂々と「アチアチのスフォリアーテ」って明記してるここが、『Sfogliatelle Attanasio』。パリパリ重ね重ね菓子パン「スフォリアテッラ」の名店じゃんね。

クラシックなナポリ菓子が並んでるけど、

お目当ては、ジャンジャン焼き上がってくる、

この、

スフォリアテッラじゃんね。ナポリ中央駅から徒歩5分で開店時間は朝6:00。イタリアの良心ここにあり。

焼き立てだからパリパリパリパリにザクサクザクサク〜、そしてシナモンの風味があるリコッタチーズが新鮮〜、甘過ぎないのがこのお店の凄さ。南イタリアのドルチェは甘さ強めがデフォルトだからねー。

全く、ナポリの朝ご飯は困るわ。1日3回くらい朝ご飯に充てないと…

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