ヴィナイオッティマーナ2024 東京会場に行ったらアオスタとパラッツォ アドリアーノに旅する気持ちになった

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

今日は、インポーター「ヴィナイオータ」さんのイベント「ヴィナイオッティマーナ」に行ってきたかんね。酔っちゃった…

ナチュラルワイン好きな人類がとってもお世話になってるワインインポーター「ヴィナイオータ」さん。日本で「イタリアワインといえば…」、って感じじゃんね。

こないだ訪問したアブルッツォ州の「DE FERMO」含めて8つのワイナリーの造り手さんたちが日本に来てるなんて、なんともゴージャスなイベントよね。流石はヴィナイオータさん。

運良く、去年末にFacebookか何かでこのイベント情報を見っけたんだけど、ヴィナイオータさんの本拠地つくばでのイベントは申し込み終了しちゃってて。残ってた東京会場(五反田のイベント会場)のチケットを滑り込みで買ったってわけ。

土曜日の朝、いそいそと五反田へ。駅から徒歩数分のガレリアホールなるナウいビルの地下2階が会場みたい。

さてさて、どの造り手さんから…

今回は、スペインのアンダルシアから「Barranco Osucro」、イタリアのアオスタから「Maison Maurice Cretaz」、ピエモンテから「Francesco Brezza」と「Monte Maletto」、ヴェネトから「Casa Coste Piane」、アブルッツォから「De Fermo」、シチリアから「De Bartoli」と「Il Censo」。合計8ワイナリーね。

まずは、こないだのお礼もあるし、「De Fermo」のブースへ。

こないだ会えなかった当主のStefanoさんに「Paoloさんにめっちゃお世話になりました〜」ってお礼したら、

「おみやげにもらったクッキー(鳩サブレー)美味しかったから、オレも今回日本で買っちゃったよ!」って。ウケる…

「結構ハードな毎日で、ちょっと疲れてさ…」ってStefanoさん、そりゃそーだよね、時差もあるし、呑み続きだし、アブルッツォのあの広い空から東京の人混みだもんね。あとちょっと、頑張って〜!

次は、会場入口でウェルカム泡をマグナムで振る舞ってくれてたヴェネト州の「Casa Coste Piane」。

見覚え、飲み覚えアリなエチケットじゃんね。

更に、見覚えアリアリなピエモンテ州の「Francesco Brezza」。

安心感のエチケットよね。バルベーラ美味しい〜。

んで、初めて呑むスペイン アンダルシアの「Barranco Osucro」。

スペイン語は全然駄目だから、お互いカタコト英語でお話させてもらったんだけど、

ヴィヒリエガ(?)なる地元品種の泡ワインの酸味が魅力的だったなー。あと、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、ガルナッチャとかブレンドの赤、美味しかったなぁ。

んで、ピエモンテ州の「Monte Maletto」、

ピエモンテ州っていっても、「カレーマ」って彼らの村は、ヴァッレ・ダオスタ州との州境に接したピエモンテ州の北端。

スマホで見せてもらった写真の畑は…

崖の棚田。「2ヘクタールのうち、1ヘクタールがカレーマで」。こんな地形で1ヘクタール…

エルバルーチェってブドウの白ワインは酸が案外穏やかで、聞いたら「ここ数年ヤバいくらい夏暑くて、夜も気温下がんなくって、酸がね… あと5年もしたら、本格的にヤバいかも」って。

ネッビオーロ主体のカレーマの赤ワインも魅力的だし、アオスタ方面に行く機会があったら寄ってみたいなぁ。

あ、シチリアの「De Bartoli」のレナートさんが大遅刻で到着だって。

オータさん、ちっさ… こないだマルケのワインバーで「イル モラリッザトーレ」のアンドレアさんたちと泥酔できたのもオータさんのお陰だもんね。ちゃんとお礼したかんね。

んで、その流れでシチリア州「De Bartoli」のブースへ。

二年前の京都滞在のとき、バルトリの甘いマルサラをチビチビ舐めながら神職勉強したなぁ、なんて思い出しながら一通り試飲。どれも安定の美味しさ、トラットリアとかに置いてあると安心するじゃんね。個人的には辛口のマルサラが大好きだなぁ。

しかしまぁ、3時間弱(11:00〜13:45)しか時間無いし、凄いヒトだし、造り手さんと話す機会はあんまり無いかと思ったら、案外めっちゃ話す時間があって。

各ブースのアシスタントしてる飲食店のスタッフが結構参加者の質問に答えられちゃったりしてるみたいだし、各ブースにいる通訳さんの中には普段ワイン関係の通訳してないオジサンも混じってて、あんま訳せなかったり、で結構ヒマしてる造り手さんが多くて。特に前半の半分くらい。

これなら、ワイナリー4つずつだったつくばでのイベントより、東京会場のほうが一気に8つの造り手さんたちとじっくりハナシできて、結果的に良かったじゃんね。つくば遠いし…

片道3時間だもんね。

んで、今回のイベントで「うわー、畑見てみたい〜」って思った造り手さんが2つあって。

シチリア パラッツォ アドリアーノから来てくれた72歳のお爺ちゃんガエターノさんの「Il Censo」。

20日醸してるっていう白ワインは、インソーリアのもカタラットのもどっちも柔らかく優しくって温かで、なんかほのぼのした気持ちになっちゃうワイン。

それだけですでにご機嫌なのに、ペッリコーネなる品種の赤ワインの2014年、スッゲー美味しいし。お爺ちゃんに聞いたら「おう、旨いだろ、木樽使ってないんだ」って。ほへー、でもふくよかなボディで、色んな赤い果実の香りがしたり、でも全然飲み疲れなそうにスルスル飲めちゃう。さっき、マルサラとかゴツいの呑んだばっかなのに…

ガエターノお爺ちゃんお気に入りの通訳のお姉さんに色々資料見せてもらって、

シチリアの西側の山奥に位置するパラッツォ アドリアーノなる村、パレルモから車で2時間。

「近くに美味しいレストランある?」って聞いたら、「レストランどころか、なんもない。最寄りの美味しいレストランはシャッカにある」って。って、シャッカの街って、クルマで1時間以上かかるじゃん…

教えてもらったシャッカのレストランは「Ristorante Sciacca Hostaria del Vicolo」、是非行きたいじゃんね。しかしまぁ、なんともど田舎。四国で言ったらど真ん中より西寄りの四万十川源流地点みたいな感じかしらね…

んで、イタリア映画なんてタマにしか観ないけど、流石にみんな観たことあるはずの超名作といえば「ニュー・シネマ・パラダイス」。

「Il Censo」のあるパラッツォ アドリアーノなる村は、この映画の舞台だったんだって。ひょえー、トト〜!

Googleマップみれば、映画のなかで自転車で走ってた村の広場の面影が…

こりゃ、カメリエーレなら仕入れておきたい小ネタじゃんね。ってか、映画無くても、ここの畑は見に行きたいじゃん。

ってわけで、ガエターノお爺ちゃんと約束。

今年か来年行くから、って。そしたら「名刺無いから」って紙にメルアド書いてくれたの。よーし、シチリア一周旅決定じゃんね。

で、もう一箇所。絶対行きたいのが、

ヴァッレ・ダオスタ州のアオスタの造り手「Maison Maurice Cretaz」。造り手のアンドレアさんとは、今回一番いろいろお話したわね。

ブースの注ぎ手を、あの「ダ・オルモ」の原品さんがやってたから安心だしね。ハハハ〜。

イタリアでヴァッレ・ダオスタ州に行ったことあるジャポネーゼ、かなり少ないと思うわよ。

なんせ、ほぼアルプス。北東隣がスイスで、あのツェルマット。北西隣がフランスで、あのシャモニーやらモンブランやら。ピエモンテ州のトリノから北に見えるアルプスの山々は、実はヴァッレ・ダオスタ州なのだ!じゃじゃーん!なんせ公用語がイタリア語とフランス語両方なんだもん。

そんなヴァッレ・ダオスタ州の州都アオスタに「Maison Maurice Cretaz」はあるんだけど、州都っていっても人口はたった3万人。ワクワクするほどの田舎っぷりじゃんね。だって、秋田県の県庁所在地 秋田市だって、人口30万人だかんね。

白ブドウのプティ アルヴィンとか、赤ブドウのプティ ルージュ、コルナリン、マイオレなんて、イタリアもイタリアワインも大好きだけどサッパリわかんないし。

でも、どのワインもエレガントで、穏やかだけど芯がしっかりあって、なんかワクワクする味。深く知りたいなーって思っちゃう味。アンドレアさん、近いうちに畑見に行っていい?ってお願いしたら、

「いいよー、早めに連絡頂戴ね」って。2本買って、家でしっかり復習して、んで予定立ててアオスタに行くかんね。ミラノの空港からクルマで2時間かかんないし、へっへっへ。

お名刺も貰っらたし。

実はさ、昨年末にローマのワイン屋「Les Vignerons」で「お任せ」で3本買って帰ったうちで、ダントツびっくり旨かったのが、「Vintage」なるアオスタの造り手さんのワイン。

Googleマップで調べたらアンドレアさんのワイナリーからクルマで10分ちょい。聞いたら「ご近所さんで仲良くしてるよ」だって。ムフフ、これは、もう絶対行かねばならぬアオスタに。

更に、「アオスタでオススメのレストラン教えて〜」って。そしたら、「ここは良いワイン揃えてるし、旨いぞ〜」って。

「Ristorante Trattoria di Campagna」、なんともヒネリのない素朴なお名前の… でも、セラーの写真かっこいいし、お料理も… こりゃアオスタ行き決定じゃんね。

すっかりアオスタに妄想で旅した気分になっちゃったけど、実際に畑に行かないと何にもわかんないかんね、多分、知らないけど。とにかく今日のヴィナイオッティマーナなるイベントは、とっても勉強になったし、とっても楽しかったし、とっても有意義でとっても旅のきっかけになったわ。オータさんたちに感謝感謝。

… お腹空いたし。

五反田といえば、

ナニはナニとして、「オニヤンマ」。

ズルズルっと大盛り天ぷらうどん食べて、

あー、酔った酔った。湘南に帰ろう〜!

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