にゃーっす🍷🐈 ニャロです。
どう考えたって、人類は自然には勝てましぇん、地球上で生活する限りはね。
今週の鵠沼ビーチは南風暴風フィーバー。サラリーマンで例えるなら、東日本大震災後の輪番停電。要は、仕事にならない。釣りもサーフィンも、休業ウィーク。
考えるの、考えてベストの行動を… 温泉湯治にはまだ気温高いし、どーしよっかなー。
そうよ、この気温、温度って、ソムリエ試験でお勉強した、「ワインを美味しく飲む最適温度」に近いじゃん。
そうなのよね、日本の四季、気温の変化って、ワインを美味しく飲むには過酷な季節が多過ぎるの。
夏はグラス自体も温かいから、注いだら直ぐホットワインになっちゃうじゃん。節電クーラーなんて28度設定でしょ。そんな室温で14度の赤ワイン注いだら、1分毎に2度以上液温が上がっていっちゃうもん。
キンキンビールをゴキュっと飲むか、泡盛ロックでキュキュっと飲むのが日本の夏。美味しいワインはワインセラーで冬眠ならぬ夏眠。
ってわけで、外でもお家でも、「晩秋の自然派ワイン祭り」として、自主的かつ精力的にワイン飲みまくりよ。ヒヒヒ。
まずは木曜日、鎌倉出張して、湘南最高の自然派ワインが呑める場所、『粗餐(鎌倉)』へ。
さあ、飲んでいくわよ。あ、よくレストランとかワインバーとかワイン販売店で、「どんな味のワインが好みですか?」って訊かれるわよね。なんて答える? 「辛口」とか「フルーティな白」とか「どっしり重い赤」とか? そーゆーお答えって、お店の人には嬉しい回答だわね。
僕は、かなり昔から、日本でも海外でも「美味しいワインならなんでもオッケーだから任せるわ」って答えるの。だって、お店の人は全部飲んで味知ってるんだし(飲んでない店は、論外ね)、僕が飲みたいのは「美味しいワイン」なんだもん。フルーティだろうがなんだろうが、美味しければ美味しいし、不味いのは不味いんだから。
「全部美味しい」ってお店の人の説明もよくあるから、そしたら「あなた(お店の人)が一番好きなワインをください」ってお願いするわ。どんな仕事でも、会社やお店じゃなくて、個人の考えを問われると、人間って本気になるものじゃない?
鎌倉『粗餐』では、僕はいっつも、店主の石井さんに「お任せ」。この道の最高のプロに、選んで貰えるなんて、ぜーたくじゃんね。
一杯目、茅ヶ崎『バーバリック』のクラフトビール。まずは美味しいビールで喉のコンディションを整えるわよ。
二杯目は、フランス ロワールのシュナン・ブランとシャルドネの白。
シュナン・ブランって葡萄、超大好き。甘口でも辛口でも、個性があって、チャーミングで親しみやすい味わいだけど、品もあるの。このワインはスッキリドライで超ミネラル感、さらさらした石灰のニュアンスと花の香りが同居してて、怪しいラベルとアンマッチなとってもワンダフルなワイン。この季節に飲むのにピッタリ。
三杯目、出ましたビックリ北海道ワイン。
ひゃー、近藤さんのピノ・ノワールの白、ってか泡。香りの軽やかな重厚感が、十二単のようで、香りだけでウットリ。こないだ収穫したときの畑の7年前の葡萄、なんだかタイムマシンに乗ったみたいで、感動しちゃった。こんなワイン、グラスでしれっと出してくれるお店、ローマにもパリにも無いんじゃない?
んで、意味不明なことに、この「スナフキン石井さん」の誕生日が翌日ってことで、翌日金曜日も連チャン『粗餐』。
4杯目は、シャブリ。
最初にパンみたいな酵母の柔らかな香り、そしてドライなミネラル感、石灰岩の粉が入ってるんじゃないっかってくらいのミネラリーさ、僕は好きだなぁ。
この日は、入れ替わり立ち替わり10人くらいがお祝いの名目で飲みまくり。写真も記憶も残ってないんだけど、ワインに最適な気温、楽しい仲間、素敵なお店が揃ってんだから、しょうがないじゃん。
そして、土曜日は原宿でボランティア的活動。
で、今日日曜日も海はガチャガチャ。さあ、自宅がワインバーに、「秋の自然派ワイン祭り」開催よ。オツマミは、謎のクラッカー。
白ワインは、こないだの恵比寿のインポーター『BMO』の福袋的なのに入ってたスペインワイン白。
これ、美味しいなぁ。スペイン カタルーニャのワイン、聞いたことない葡萄「パンサ・ブランカ」。昔ワインエキスパート試験で勉強した参考書には記載無し。
ググると、カタルーニャ州のアレーリャってワイン産地の白ワインの4割が、この「パンサ・ブランカ」なんだって。へー。
白いフルーツの香り、さらっとした白いフルーツの味わい、石灰感とは異なるミネラル感。スペインには、半年くらい放浪の旅に行かないとダメね。
赤ワインも開けちゃった。先週、鎌倉の『鈴木屋酒店』でラベル買いした、イタリア エミリア=ロマーニャ州の赤ワイン。
インポーターが「ヴィナイオータ」、販売店が「鈴木屋酒店」なんだから、バントの名手 川相のスクイズ並みに安心感があるんだけど、
この葡萄「ピノ・ネロ」って、2001年~2008年にイタリアでもドイツでも、相当飲んでみたんだけど、美味しいなーあって記憶無くって。で、このワイン、最初に香りから、物凄いアピール。動物的な血のニュアンス、落ち葉、天然キノコ、土、チョコレート、色んなスパイス、真っ赤な果実。暴れん坊将軍だけど、個性的で僕は好きな香り。
タンニンは軽くも重くもないんだけど、落ち着いた酸味が柔らかで、好きだなぁ。いいじゃん、このピノ・ネロ。また、オリーブ油買いに、美しい小さなエミリア=ロマーニャ州の町、ブリジゲッラに行きたくなっちゃったじゃん。
12月になるとワインには低すぎる記憶になっちゃって、特に赤ワインは香りも味も閉じた感じでもったいないから、美味し純米無濾過原酒のぬる燗なんかが良いもんね。
あと半月、ワイン祭りだわよ!
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