湘南 晩秋の気温は『自然派ワイン』の旨さが最高に楽しめる飲み頃温度  ところで、ワインって、どう選ぶ?

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ぐるめ

にゃーっす🍷🐈 ニャロです。

どう考えたって、人類は自然には勝てましぇん、地球上で生活する限りはね。

20世紀に生まれて良かった。22世紀産まれだったら、スペースコロニー生活だったかも。養殖人間みたいで、やだよー、やだやだ、理由は無く、イヤだ

今週の鵠沼ビーチは南風暴風フィーバー。サラリーマンで例えるなら、東日本大震災後の輪番停電。要は、仕事にならない。釣りもサーフィンも、休業ウィーク。

しょうがないわ、きっと来週は最高の海日和が復活よ

考えるの、考えてベストの行動を… 温泉湯治にはまだ気温高いし、どーしよっかなー。

だいたい10度~18度 … なんか見たことある温度レンジね

そうよ、この気温、温度って、ソムリエ試験でお勉強した、「ワインを美味しく飲む最適温度」に近いじゃん。

そうなのよね、日本の四季、気温の変化って、ワインを美味しく飲むには過酷な季節が多過ぎるの。

夏はグラス自体も温かいから、注いだら直ぐホットワインになっちゃうじゃん。節電クーラーなんて28度設定でしょ。そんな室温で14度の赤ワイン注いだら、1分毎に2度以上液温が上がっていっちゃうもん。

キンキンビールをゴキュっと飲むか、泡盛ロックでキュキュっと飲むのが日本の夏。美味しいワインはワインセラーで冬眠ならぬ夏眠。

こーゆーのは、ちょっとね… 人それぞれよね

ってわけで、外でもお家でも、「晩秋の自然派ワイン祭り」として、自主的かつ精力的にワイン飲みまくりよ。ヒヒヒ。

北半球世界中のワイン産地で秋の収穫祭りよね

まずは木曜日、鎌倉出張して、湘南最高の自然派ワインが呑める場所、『粗餐(鎌倉)』へ。

ゴルフやスキーやサーフィンと一緒。自己流で学んでも楽しいし、先生見つけて教わるのも楽しいわよ

さあ、飲んでいくわよ。あ、よくレストランとかワインバーとかワイン販売店で、「どんな味のワインが好みですか?」って訊かれるわよね。なんて答える? 「辛口」とか「フルーティな白」とか「どっしり重い赤」とか? そーゆーお答えって、お店の人には嬉しい回答だわね。

冷静に考えてみて。飲みたいのは「フルーティなワイン」なの?

僕は、かなり昔から、日本でも海外でも「美味しいワインならなんでもオッケーだから任せるわ」って答えるの。だって、お店の人は全部飲んで味知ってるんだし(飲んでない店は、論外ね)、僕が飲みたいのは「美味しいワイン」なんだもん。フルーティだろうがなんだろうが、美味しければ美味しいし、不味いのは不味いんだから。

「全部美味しい」ってお店の人の説明もよくあるから、そしたら「あなた(お店の人)が一番好きなワインをください」ってお願いするわ。どんな仕事でも、会社やお店じゃなくて、個人の考えを問われると、人間って本気になるものじゃない?

鎌倉『粗餐』では、僕はいっつも、店主の石井さんに「お任せ」。この道の最高のプロに、選んで貰えるなんて、ぜーたくじゃんね。

『粗餐』の店主 石井さんが、スナフキンに見えるの

一杯目、茅ヶ崎『バーバリック』のクラフトビール。まずは美味しいビールで喉のコンディションを整えるわよ。

茅ヶ崎『バーバリック』の「After Forty (Session.Ale)」

二杯目は、フランス ロワールのシュナン・ブランとシャルドネの白。

White Rabbit 2018 La Vinoterie / ホワイト・ラビット 2018 ラ・ヴィノテリエ

シュナン・ブランって葡萄、超大好き。甘口でも辛口でも、個性があって、チャーミングで親しみやすい味わいだけど、品もあるの。このワインはスッキリドライで超ミネラル感、さらさらした石灰のニュアンスと花の香りが同居してて、怪しいラベルとアンマッチなとってもワンダフルなワイン。この季節に飲むのにピッタリ。

三杯目、出ましたビックリ北海道ワイン。

Kondo Vineyard Sparkling Pinot Noir 2014 / Kondoヴィンヤード スパークリング ピノ・ノワール

ひゃー、近藤さんのピノ・ノワールの白、ってか泡。香りの軽やかな重厚感が、十二単のようで、香りだけでウットリ。こないだ収穫したときの畑の7年前の葡萄、なんだかタイムマシンに乗ったみたいで、感動しちゃった。こんなワイン、グラスでしれっと出してくれるお店、ローマにもパリにも無いんじゃない?

まったく、世界は広いのか、狭いのか

んで、意味不明なことに、この「スナフキン石井さん」の誕生日が翌日ってことで、翌日金曜日も連チャン『粗餐』。

店主「スナフキン石井」さんが誕生日じゃ、しょうがないわ

4杯目は、シャブリ。

Chablis à l’Ouest 2019 sans sulfites ajoutés

最初にパンみたいな酵母の柔らかな香り、そしてドライなミネラル感、石灰岩の粉が入ってるんじゃないっかってくらいのミネラリーさ、僕は好きだなぁ。

この日は、入れ替わり立ち替わり10人くらいがお祝いの名目で飲みまくり。写真も記憶も残ってないんだけど、ワインに最適な気温、楽しい仲間、素敵なお店が揃ってんだから、しょうがないじゃん。

知ってる常連さん、知らない常連さんたちと、ワイワイガヤガヤ。コロナ自粛警察が見たら卒倒確実

そして、土曜日は原宿でボランティア的活動。

苦手なんだけどね

で、今日日曜日も海はガチャガチャ。さあ、自宅がワインバーに、「秋の自然派ワイン祭り」開催よ。オツマミは、謎のクラッカー。

何これ? なんでこんなもんが自宅に… ???

白ワインは、こないだの恵比寿のインポーター『BMO』の福袋的なのに入ってたスペインワイン白。

La Rumbera ラ・ルンベーラ 2019 / Oriol Artigas オリオル・アルティガス

これ、美味しいなぁ。スペイン カタルーニャのワイン、聞いたことない葡萄「パンサ・ブランカ」。昔ワインエキスパート試験で勉強した参考書には記載無し。

2012年の参考書は、まだまだ薄かったのかも

ググると、カタルーニャ州のアレーリャってワイン産地の白ワインの4割が、この「パンサ・ブランカ」なんだって。へー。

白いフルーツの香り、さらっとした白いフルーツの味わい、石灰感とは異なるミネラル感。スペインには、半年くらい放浪の旅に行かないとダメね。

赤ワインも開けちゃった。先週、鎌倉の『鈴木屋酒店』でラベル買いした、イタリア エミリア=ロマーニャ州の赤ワイン。

Case’ 2015 Alberto Anguissola / カゼ 2015 アルベルト・アングイッソラ

インポーターが「ヴィナイオータ」、販売店が「鈴木屋酒店」なんだから、バントの名手 川相のスクイズ並みに安心感があるんだけど、

こういうサラリーマンも評価してあげないとね

この葡萄「ピノ・ネロ」って、2001年~2008年にイタリアでもドイツでも、相当飲んでみたんだけど、美味しいなーあって記憶無くって。で、このワイン、最初に香りから、物凄いアピール。動物的な血のニュアンス、落ち葉、天然キノコ、土、チョコレート、色んなスパイス、真っ赤な果実。暴れん坊将軍だけど、個性的で僕は好きな香り。

タンニンは軽くも重くもないんだけど、落ち着いた酸味が柔らかで、好きだなぁ。いいじゃん、このピノ・ネロ。また、オリーブ油買いに、美しい小さなエミリア=ロマーニャ州の町、ブリジゲッラに行きたくなっちゃったじゃん。

フィレンツェからローカル線で二時間。お尻痛くなるけど、美しいし美味しいし、絶対また訪れたい町なのよ

12月になるとワインには低すぎる記憶になっちゃって、特に赤ワインは香りも味も閉じた感じでもったいないから、美味し純米無濾過原酒のぬる燗なんかが良いもんね。

あと半月、ワイン祭りだわよ!

「ルネッサ~ンス!」は古いわよ。「お、おお、おおお、おおおお、おおおおお~」が令和スタイル、やってみると面白いし、気持ちが盛り上がっちゃうかんね
長文なのに最後まで読んでいただいて、感謝!
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