『SO SAN 祖餐』(鎌倉) 万が一、真剣に「自然派ワイン」を飲んでみようと思ったら、僕がオススメできるのは、はっきり言って、ここしかないって場所

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

『自然派ワイン』とか『ナチュラルワイン/ヴァン ナチュール』とか、色んな呼び名があったり、定義にもバラツキがあったり、オカルトチックな要素もあるもんで、オススメはしないけど、一口呑むとはまっちゃう人が世界中で続出、そんなワインの世界がありまして。

知らないほうが、出費的には良かった、って思うかも。趣味とか嗜好品って、そういうものよね

2昔前、「美味しいワイン」といえば、フランスのボルドー格付けワインとブルゴーニュ格付けワインって時代があって、みんな『フランスワイン大全』とか記憶しまくって、いつの日か特級・一級ワインを飲みまくることを夢みてたわけ。うっふん。

フランス ボルドーの五大シャトー。ラトゥールとムートンは飲んだことないけど、まあいいや。それより、『二番通り酒店』のワイン呑みたい

僕も、池袋の焼き鳥大学麻雀学部キリスト教学科卒業してから飲食業界で楽しく仕事したり、ワインの資格(“ワインエキスパート”ってヤツ)取得したりしてたもんで、ワインだけはハタチから継続してる本気趣味なんだけど、その昔は、たまーに吉祥寺のフレンチビストロで友達とボルドー1級の『シャトー・オーブリオン』とか、飲んじゃったり。青春だわ。

まだ営業してるから、また行きたいわ。ノスタルジー

そんな僕が、ヨーロッパに八年間住んで、知ってしまったのが『自然派ワイン』。理屈じゃなく、体と心が喜びに震える飲み物って、ある? それこそ、映画とかでみる麻薬中毒の人が、ナニを打って「フゥ~…」って顔するのが一番近いような… あ、違法な飲み物じゃないわよ。

湘南の真夏は、麦茶かプレモルを10度まで冷やして。秋は自然派ワインシーズン到来だわ

住んでたフランクフルト(ソーセージ)近郊から、会社リースのBMW318iをアウトバーンぶっ飛ばしで2時間半、おフランスのストラスブールにほぼ毎週通ってランチ食べて、ワイン・チーズ・スイーツ買ってたんだけど、通ってたワイン屋さんが扱ってたのが、『自然派ワイン』だったのよね。

その店のワインは、オススメしてもらうのがどれも素晴らしくて美味しくて、思い返すと散財したわね。ユーロって通貨、1ユーロが赴任当時2000年は100円以下だったのが、帰国直前2007年には160円超えたから、30ユーロのワインって3000円の感覚だったけど、円換算すると4800円。そんな高級ワイン毎日呑んでたら、『FIRE』生活破綻しちゃうわ。

ええと、端的に『自然派ワイン』って何なんだ、って、僕の解釈は「酸化防止剤で過度に発酵を無理やり止めてない、活きてるワイン」。葡萄の栽培とか、醸造方法とか、いろいろ「世界こだわり選手権」とか「世界オカルトベストテン」みたいな世界なんだけど、一番分かりやすい違いは、ワインが「活きてる」かどうか。だから、面倒だけど「16度以下で保存しろ」って書いてあったり、ネット販売では「クール便で」っていうのは、そういう理由。17度以上の温度環境だと、ワインに残った糖分がアルコールへの発酵が再開しちゃうのよ。勿論、それだけじゃなく、高温環境に激弱って繊細さもあるかんね。

まあ、サーフィンとか釣りと一緒で、「やらないと・呑まないと、わかんない」世界だから。一流スーパー『オーケーストア』で缶108円の発泡酒でオッケー牧場の人だってオッケーだし、好みの世界よ。

で、この『SO SAN 祖餐』、はっきし言って、店主の石井さん、相当凄い人なの。メジャーリーグでいう大谷翔平さんレベル。見た目は飄々としてて、リアル「スナフキン」みたい。

ほぼ、こんな感じ

そんな人が、心を込めてセレクトして調達して保管して、自分が納得できる状態のワインだけを、最高の状態で最高のワイングラスで出してくれる、わかる人にはわかる、恐ろしい場所なの。

こんな入り口だけど、こっちが閉まってても裏口が開いてることもあるからね

『自然派ワイン』って、レアな造り手はいっぱいあるけど、メジャーというか、ネットなんかで手に入る造り手もあるわけで、鎌倉の酒屋さん『鈴木屋』で全く同じ経路で鎌倉まで到着したワインを、ワインセラーで保管して、まったく同じ温度、全く同じワイングラスで呑んでも、この『粗餐』で店主の石井さんに注いでもらうほうが1.3倍以上美味しいし、今まで気が付かなかった香りのニュアンスが出てたり。僕の学校なので、お会計は学費扱いなの。ふふふ。

よく聞かれるのが、「美味しいワイン教えて」って。難しいけど、「絶対上がる株式銘柄」よりは簡単。『SO SAN 祖餐』に行けばいいの。

真面目な話、『自然派ワイン』は面倒で、「造り手(葡萄育てたり、ワイン醸造す人や会社)」「輸入業者(インポーター)」「卸売り(飲食店に卸売りしたり、ワイン屋さんに販売する職業)」「飲食店やワイン屋さん」の全てがグッドじゃないと、ダメなのよ。

インポーターが駄目だと、輸送中にワインが劣化したりするし、卸売り業者が手抜きすれば、やっぱり劣化するし。大間の本マグロの輸送だと思えば、分かりやすいでしょ?

トロ系より赤身系のほうが、状態の良いの食べるの難しいのよ。どうしても漁師さんも仲買人さんも、高価なトロ系部位にベストな保存方法で豊洲まで運ぶから、なんだって

だから、消費者(お客さん)に一番近い、「飲食店」や「ワイン屋さん」で、ナイスなとこを見つけるのが、一番よ。ワイン屋さんだったら、「鈴木屋さん(鎌倉)」、飲食店で、特にワインバーだったら、ここ「粗餐」ね。

ちょっと入店するのに腰が引けちゃう『鈴木屋酒店』、大丈夫よ。『粗餐』だけじゃなく、『秋月』『Fufu shisen 』『Golden Bub』『Zazie』お気に入りの飲食御用達なの

明日から、『粗餐』の石井さん家族が北海道余市に収穫にいっちゃうってんで、「いざ鎌倉へ」、緊急出動。

今日は一階はクローズ、暑すぎるから、だって。入り口が表側と裏口と二ヶ所あるし、わざわざ行くんだったら電話で気軽に「予約」してね。ちっさいお店だから。来週は「北海道出張」だし、地方にイベントに言ったりしちゃうから。

鎌倉から見る江ノ島も綺麗なもんで、何回か振り返って写真撮っちゃったわよ。

これが今日のベストフォト。小さく富士山も見えてたわ

今日もお任せで、頂いたのは、ちっさい『バーバリック(茅ヶ崎)』のクラフトビールと、ワイン4杯、お任せ焼きそばと羊肉ソテー。

小さいビール。『バーバリック/ゴールデン・バブ』を初めて飲んだのも、ここ『粗餐』だったわ
葡萄品種「シルヴァーナー」飲み比べ。どっちも状態良くって、何がうち飲みと違うんだろ…
イタリアの赤
お任せ焼きそば。奥様のミホ様、いっつも「がっはっは」
南仏の赤
今日は、僕「日本最高のインポーター」だと思う、『二番通り酒店』固め打ち

ここで呑むと、葡萄がどうとか、産地や原産地呼称がどう、じゃなく、心で味わって感動して癒されて帰ればいいの。うーん、宗教チックなのかも…

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