にゃー🐈 ニャロです。
石見の国の石見空港から衣毘須神社、居酒屋『田吾作』、パフェ『morimoto』、櫛代賀姫神社、石見國二之宮 多鳩神社と盛りだくさんな旅の初日。
今日の宿泊地は、めっちゃ楽しみだった『温泉津温泉』。なんで「温泉津」を「ゆのつ」って読むのかは謎なんだけど、とにかく温泉が素晴らしいらしいのよ。
ちなみに、ここは島根県太田(おおだ)市。石見の国だかんね。
今回、ここ温泉津温泉に2泊したんだけど、一泊目は初日に『湯るり』っていう半分民泊みたいな「部屋だけプラン」。
二泊目は3日目に『寛ぎの宿 輝雲荘』って宿が副業みたくやってる民泊みたいな『長屋の部屋だけプラン』。
どっちも一泊5000円が例の「税金じゃぶじゃぶ無駄遣いプラン」で2割引きの4000円。そして謎の2000円電子マネーがじゃぶじゃぶっと支給されるわけ。つまり、7000円総額を4000円だけ支払いして、国の借金で3000円払ってくれるイカサマ的な仕組み。まじで、この借金はいつ誰が払うんだろね。
まあ、貰えるものはデパ地下の試食とか日本酒試飲とかする主義だから遠慮なく戴くけど。
でね、結論として、
・温泉津温泉のお湯はマジで最高、特に「元湯」の右側のお風呂はクセになる名湯
・温泉津温泉に泊まるなら『湯るり』が最高、ただし予約は何かと苦労するけど
・温泉津温泉で食べるなら『なかのや旅館』の居酒屋営業の一択。ただし営業日は不定だから、絶対予約は必須
こんな出血大サービス情報シェアしても、遠い北国 巴里に島流しされてるMKさんには意味が無いんだよなぁ。可哀想だけど、しっかり働いて家族とフランスに尽くしてよね~♨
で、『湯るり』さん、スタッフさんは宿に常駐してなくって、予約時に伝えるチェックインの時間にしか宿にいないから、ここは要注意。
あと、お隣さんとの壁が薄いから、ウンガ悪いとアレだけど、あんまりうるさかったら「うるさーい!」って喝いれればいいし。
お布団が気持ちいいお布団だし、エアコンバッチリだから寒くないし、でも何よりなのはロケーション。外湯の「元湯」に近い。これが最高。
もう一泊した『寛ぎの宿 輝雲荘』は長屋が「元湯」まで徒歩5分弱かかるし、本体の旅館の内湯はイマイチ(ってか、「元湯」が凄すぎるだけ)だし。露天風呂は温泉じゃないし、内湯は「掛け流し(温度調節のため加温加水あり)」だし。
なんかさ、温泉ってカラダとココロで味わう嗜好品だから。ワインや日本酒と同じで、ちゃんとしてほしいのよね。アルコール添加して「本醸造酒」、添加してない「純米酒」。なんとか統一教会じゃないんだから、正々堂々と「アルコール添加酒」とかでっかく明記すべきじゃんね。
やっぱ最高なのは、源泉掛け流し無加水無加温無循環。当たり前のようで、案外少ないんだから。
四国みたいに冷泉しかない地域では、源泉掛け流し無加水無循環「加温」、これは已む無しよね。カゼひいちゃうし。でも地球の熱は感じられないじゃんね。
熱すぎる源泉を冷ますための「加水」ってのはよくあるんだけど、温泉成分が薄まっちゃうじゃんね。愛する箱根湯本の『天山湯治郷』は、驚愕の設備導入で熱交換方式で適応まで無加水で温度下げてるのは、もう温泉への「愛」ですな。
ここまでは、まぁ、「源泉掛け流し」の範疇かしら。
源泉掛け流しだけどお湯が少ないから循環させてるよ、加水も加温も、ってのは、なんてゆうか、アレじゃんね。当然、消毒の塩素もガンガン入れてるし、ちょっとね。ってか「掛け流しいれてるけど」っていう、拡大解釈じゃんね。
ええっと、話を戻すと、温泉津温泉は、あんまり湯量が豊富じゃないみたいなんだけど、2軒ある外湯はどっちも愛する「純・源泉掛け流し」なわけ。はっきり言って、この2軒の外湯に入るためだけに、温泉津温泉に泊まる価値あり。
なんだけど、こっちは湯温42℃くらい、普通。普通にワンダフル。
で、僕が強く主張したい感動体験は⬇
正式名称は『温泉津温泉元湯 泉薬湯』、略して「元湯」。
ええっと、僕が温泉人生でトップ3が、
・北海道 登別温泉
・山形県 肘折温泉&蔵王温泉
・島根県 温泉津温泉 元湯
なんだけど、それぞれ特色があって。
登別温泉は、北海道の大地、自然と溶け合う一体感。永遠に入湯するなら、ここかしらね。
肘折温泉は、なんちゅうか「日本人の故郷」感が半端ないし、蔵王温泉の大露天風呂の開放感は日本の誇り。
で、温泉津温泉は「元湯」限定。
この⬇右側のお風呂。
湯音計があるんだけど、デフォルトが48℃らしくって。
はっきり言って、隣の「ヌルい湯」が恐らく44℃。そこに浸かりながら、手だけお隣の「熱い湯」に入れてみると、ムリ。ムリな世界。ムリな世界遺産。
全身入ったら、もう皮膚の薄い足の甲や内腿、手の甲は半火傷。死ぬ。死ぬ可能性がある熱さ。ヤバい、「熱湯コマーシャル」やったら重傷者が出るレベル。
でも、地元のお爺たち、神経が麻痺してんのか、子どもの頃から入湯してて慣れてんのか、入るのよ。シレッと。
なんか、注意書きが貼ってあって、「2分を目処に入湯してね」って。
… え?
ええええええ〜!
この48℃の風呂に2分… マジすか。
ええ〜い、小学生の頃の『少年ジャンプ』の「男塾」で学んだ塾生として、ここは退けないわ。
そぉ〜っと…
…
あ、あっぅぅぅぃぃ…
ぃぃぃぃ〜…
…
死ぬ…
…
なんか、神の国が見えるかも…
…
なんか、神様のバイブスが…
ビリビリ…
熱すぎるビリビリだけじゃないかも…
一分経過、すでに足の甲は重度2の火傷…
…
うぅぅぅ〜、ムリ。もうムリ。
上がります。いててぇ~、上がる動きで更に熱い〜! 死なないけど火傷確実〜!
うほぉ、生還。とりあえず座る。
座る。
そう、ここ「元湯」の基本動作は「座る」。入口の番台のお婆も「お風呂入ったら、すぐ出て休みなさい。休み休みお風呂入るのがいいからね」って言ってた。
もう、気分はジョー。
周りを見回すと、地元のお爺たちも燃え尽きて座ってて。なるほど。
とにかく、規格外の熱さだけど、「… もう一回入りたい…」って思っちゃうのは、ナゼ?
多分、お湯の神様、石見の国の地中のマグマの神様のダイレクトな御魂を注入してもらえるから、かも。わかんないけど。
しかも、飲むと。注ぎ口から手酌で飲むと、塩気と柔らかい酸味と旨味とエグみ。これは、実に素晴らしい温泉じゃないですか、ねえ!
そそくさと徒歩2分の宿『湯るり』に戻って、ふかふかお布団に倒れ込んだら…
ヘブン。ここは天国。
まだ足の甲とかヒリヒリびりびりするけど、なんとも心地よいの。瞬殺で落ちたわ。
…
すっげー気持ちイイ。迫害されて身も心もぶっ壊れたサラリーマンは、ここに3泊すれば完全復活可能かも。
あのね、翌朝も朝6:00から営業してるから当然来たんだけど。先行入湯してたお爺が「今日はヌルい!」って。
ん?確かに、湯温計は46.5℃。充分熱湯だけど。「大雪降って気温低かったからだぁ」って。そうなのね。
って、充分あちぃから。でも3分入ったから、男塾塾生としての矜持を保ったかんね。
三日後に温泉津温泉に再来したんだけど、やっぱ「元湯」最高。夕方と翌朝2回、至福の熱湯コマーシャル入湯。
大雪続きのせいか、こんときは湯音が46℃まで下がってて。ってか充分熱い熱湯なんだけど。
朝っぱらから入湯してる常連お爺が、「ヌルいヌルい、今日はヌルいんじゃ〜!」ってシャウトしてたのが印象的。
怖いくらい、ハマったわ。多分、絶対また来るし、来たら「元湯」の「熱い湯」。やっぱ、神様のお湯なんだと思うわ。
で、温泉津温泉に泊まるからには美味しいモノ食べたいじゃん。
それについては次回。ハハハ〜!
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