にゃー🐈 ニャロです。
秋の決算祭り、トヨタ自動車が強烈な決算出したけど、「株式市場」は将来性での人気投票だから、リアルにテスラのほうが株式時価総額がデッカイのよね。変でしょ? 変なのよ。
「マニフェスト」をコミットした民主党が2009年に政権の座についたのも、同じようなロジックよね。消費税への自民党不人気投票の結果でもあったけど、『人気投票』って人間臭いわよね。人間バカじゃないから、同じ過ちは繰り返さないみたいだけど。
ちなみに、トヨタとテスラの今日時点の「今期営業利益見通し」「株式時価総額」「今期販売台数見通し」は、こんな感じ。114円/ドル前提ね。
「今期純利益見通し」
トヨタ 25000億円
テスラ 5130億円(トヨタの約1/5)
「株式時価総額」
トヨタ 約34兆円
テスラ 約137兆円(トヨタの約4倍)
「今期販売台数見通し」
トヨタ 約1000万台 ※ダイハツ、日野含む
テスラ 約75万台(トヨタの約1/13)
不思議でしょ、え? 不思議じゃない? そんなこと、名古屋駅では大声で言わないようにね…
自動車業界波乱の中長期戦争には、各国の政治も絡んでくるからね。ハイブリッドが欧米で規制的に認めてもらえるのか、とか。
僕にはテスラにもトヨタにも(日産にもヒュンダイにも)投資する予測力不足だから、投資するなら、どこの自動車メーカーが勝ってもビジネスが見込める「マブチモーター」や「小糸製作所」、「ボッシュ」なんかの自動車部品メーカーに投資したいわね、暴落してくれたらね。
そんな自動車業界よりも難解なのが、「IT業界」。『デジタル・タービン』って企業の株式を今年9/15に63ドル/株で1000株購入したのよね。
それから1.5か月で、グイグイ元気良すぎて、昨夜の決算前には株価+40%超えの含み益+300万円だったんだけど、
上げも下げもノーリミットの米株市場、昨夜一晩で一気に▲19%/日ってんだから、「損切り派」のMKさんとかには卒倒モノでしょね、ヒヒヒ。ヒヒヒ…ヒクヒク。
まだ買値対して+15%以上の含み益あるし、もともとターゲット売価は120ドル/株だから、当然『波待ち』なんだけど、下げた要因は自分なりに確認しないとね。
クリティカルな要因(粉飾決算だったとか、Googleとか強烈な競合他社が参入したとか、法律違反で巨額の罰金制裁とか)なのか、衆愚政治の民主主義人気投票的な不安感要因の下げなのか。
ここは『GAFA』なんかと比べれば小ぶりな企業で時価総額も8000億円(充分でかいけど)だから、『AI (人工知能)株式売買』とかの影響もでて、上げも下げも急角度になりがちだしね。
僕個人の結論は『問題なし、継続して波待ち』なんだけど、決算読み込んで理解できたのは、以下の通りよ。
まず、この会社の収益モデルって、めちゃんこ難解なのよ。理解すれば「へー、なるほろ」って感じなんだけど、「日本でいうA社みたいな」って類似企業ないから、めっちゃ取っ付きにくい株式投資先企業なのよね。逆に言えば、ライヴァル企業が現状無いから、このビジネスモデルが儲かる状況なら、一人勝ち。しかもスマホっていうデバイス(ハードウェアのこと)販売でも、ここのアプリを搭載したデバイスの総台数からも、収益が見込めるっていう、地道に自動車部品をプレスや成形や曲げや塗装や組み立てなんて製造工程を経て工場から製品を出荷するビジネスモデルとは異なるエグさなのよね。
多分、伝えられないし、伝わらなそうだけど、興味があったら、ググって見てみてね。いくつかググって、一番簡潔だったのは、これ↓
大手モバイルキャリア40社と契約を締結しており、販売したスマホ起動時に各ユーザーの情報に基づいて自動的にアプリがインストールされる機能を提供。世界150ヵ国で事業を展開しており、Google Playに掲載されているアプリの70%が同社と契約を締結。
読んでもよくわかんないでしょ。で、今回の『デジタル・タービン』の四半期決算の全体感でいくと、増収増益、結構大きい買収だった「Fyber」って子会社(大手モバイルゲームおよびアプリパブリッシャー向けの広告収益化ソリューション開発の企業)も利益出せてるし、総売上も良い感じで伸びてて。強いて、イマイチって評価されたのは、粗利益率が43%から30%に下がってるからかしらね。買収した企業の「のれん償却」があるかんね。
でも、キャッシュフローは2倍、EBITDAは3倍で、中長期の成長を期待する投資家な僕には、いい感じの決算なのよね。
株式投資始めると、いろんな本や雑誌ブログやユーチューブの「投資判断」とか見るでしょ? 見るのよ。で、大半を占めるのが、決算の数字でデジタルに「PERが低いから、買いだ」とか、数字だけで○❌つけてるのよね、「買いだ」とか「売りだ」って。
そういう手法もあるんだろうけど、一般庶民としては、毎日売り買いするわけじゃないし、中長期で株式投資するなら「その本業が、来年も再来年も儲かるのか」ってのが大事だと僕は思ってて。それこそ「株価が急落しても、安心して継続保有=『波待ち投資』」できるって判断できるかどうかがポイントだと思うのよ。
この銘柄は、「マブチモーター」ほど確信を持てるわけじゃないから、僕的には「チャレンジ銘柄」なんだけど、
この表みれば、世界的にはAndroidケータイが主流で、『デジタル・タービン』はAndroidケータイがメインターゲットなのよね。で、現時点まだ、これといったコンペチターは現れてないし、Androidケータイへの搭載率は20%以下なんだって。まだまだ「青い海」で泳げる状況ってのが、投資継続判断の一番の理由なのね。
一晩で▲20%も株価下がるの、嫌でしょ? フムフム、トヨタ自動車みたいな安定感した企業の株式が良い? へー。
つい先日の8月と9月末~10月頭に、トヨタ自動車の株価は、一週間で▲15%くらい下がってるんだけどね。「▲10%で損切りルール」お兄さんは、売却ね。対して『デジタル・タービン』の▲19%と変わんなくない?
「株価が急落しても、安心して継続保有=『波待ち投資』」できるって判断基準が、サラリーマン株式投資には大事だって思うのは、こういうこと。まあ、投資戦略は、誰かの猿まねしたら、負けたときの学びが無いってのは事実だから、サラリーマン業務でインサイダーじゃない程度で良く理解してるとか、親戚兄弟友人にサラッと「どう、今期も来期もボーナスでそう?」みたいにザックリ聞いてみるとか、決算確認するのは当たり前として、儲けも損も全部独り占めできる自分が考えるのが、大事なんじゃないかなあ。
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