にゃー🐈 ニャロです。
旅の最後の夜の食事がバッチリだと、嬉しいわよね。次回のイタリア旅も最終宿泊地はローマだね、これは。
んで、まだ22:00、このまま宿に戻るなんてもったいないし。ここはしっかりハシゴ酒 in ローマしないとね。
今回の旅のどこかで教えてもらった、ローマのワインバー『Vinificio』まで、ここから歩いて10分。近いじゃん、しかし今日はいっぱい歩く日だわ…
真っ暗なローマの夜道、Googleマップ無しには成立しないけど、庶民でも格安スマホさえ持ってれば問題無し。便利な21世紀よね。
ここじゃん。テヴェレ川のほとり、橋渡ればトラステヴェレ。そして、騒がしい音楽が店内から…
ワインバー『Vinificio』、「ナチュラルワインの品揃えがハンパない店」って教わった気がする… 寒いのに外飲みしてる喫煙者さんたち。
グラスワインは12種類。どうしよっかなー。
かなり長いバーカウンターの棚はワインだらけ。一見悪趣味なようで、鋭い品揃えかも。
今回のローマ、ボトル呑みは全備シチリアのワイン。何故かって、多分来年はシチリアを旅しそうな予感がするから。そして、アブルッツォと比べて圧倒的に繊細かつスルスル飲めちゃう不思議さ、これは現地入りして現場確認とヒアリング、ドリンキングが必要みたいね。
ここでもグラスワインでシチリアの。
ワインバーだけど、結構お料理もあるみたいで、奥のほうのテーブル席は深夜のお食事利用のお客さんたちで埋まってんじゃんね。
クリスマスシーズンだし、トラステヴェレの学生さんたちも結構いるっぽいじゃんね。
たしかに、なかなかの品揃え。複数人数だったらボトル何本かオススメで飲んだら盛り上がりそう。
でも、なぜかカウンターはガラガラ~、1人で2週間の旅の思い出を振り返るにはぴったりのワインバーじゃんね。なんせ田舎のワインバーにプライバシーは無いかんね、それが愉しいんだけど。
都会のワインバーは、深夜26:00まで営業… 流石に眠いし、帰ろうっと。
んで、帰り道。もう終電も終バスも無いし、タクシーも…
お化けとか強盗が出そうな深夜のフォロ・ロマーノを、
てくてくフラフラと1時間。
まー、金持ちには物騒なイタリアも、庶民には安全な街ってことよね。盗るものなければ商売あがったりだしね。
しかし、歩いたわね。ローマを呑み歩くならスニーカー必須だわ。
んで、爆睡した翌朝、今日のお昼は宿近くのトラットリアを予約してあるから、それまでウロウロするのがスケジュールなんだけど。
とりあえずお腹空いたし、最寄り駅前広場に面したシチリアお菓子屋さんでカプチーノ飲もうかしら。
『La Cannoleria Siciliana – Re di Roma』、カンノーリ専門店じゃんね。シチリアのモノホンのカンノーリって、めっちゃリコッタを甘く仕上げてっから、迂闊に1個食べると… 最終日だからこそチャレンジできるってわけ。
バンコもあって、いい感じのお店じゃんね。
うわー、シチリアの名産、ピスタチオやアーモンドたっぷりのケーキとか、
色んなカンノーリ!甘そう…
スフォリアテッラも。なるほど〜。
アーモンドの粉のビスケット、こうゆうのカフェのお供に良いじゃんね~。
さて、どうしよう。
朝はやっぱカプチーノ、そして…
ミニカンノーリと、ピスタチオのミニケーキ。これぞ「ミニミニ大作戦」。
ちょうどいいわね、シチリアにもミニミニサイズのカンノーリあるといいなー。
さて、朝からやってるお店といえば、市場。お土産にチーズ買いたいの。トリュフ入ったハードなタイプ。
Googleマップがあればガイドブックも地図も要らないし、徒歩10分のとこに小さな市場見っけて、
イタリアでもクリスマスにはシクラメンなのね。
ヨーロッパは基本「量り売り」。過剰包装の日本みたく石油資源を垂れ流ししないマインドなのね。
プンタレッレを割いてレモン水に浸して売ってるの、便利じゃんね。
地元民向けの乾パスタ屋さんでは、
どうやって使うの〜?な、長ーい空洞パスタ。お店のオバサンに聞いたら、「グラタンとかに詰め込むのよ」って。へー。
量り売りワイン屋さんとか、
アバッキオ(ローマあたりの子羊)は、高い部位だと骨付きで100g 630円。いい値段するわよね。
んで、市場のチーズ屋さん「La formaggeria」で黒トリュフ挟んだハードチーズと、フリウリのスキオペッティーノの搾り滓で漬けたチーズ。やっぱハム・サラミがダメならお土産はチーズよね。
さーて、あとはどうしよっか… ジョリッティのジェラート食べよっか。歩くかー!
1時間コース、余裕だぜ〜!
見覚えある景色、エジプトの太陽神殿から持ってきちゃったオベリスクを通過しながら、
おおー、でっけークリスマスツリーじゃん!
でっけーオベリスク。エジプトに還さない、よね…
イタリアにはトヨタの工場無いのに、トヨタ車パトカー。自由過ぎるイタリア警察。
あ、某社のリーフ!
うへー、歩いたし。ジョリッティだし。
ジョリッティの店内、全然変わんないわね。多分、あと50年経っても変わんなそう。
ここまで来たから、
トレビの泉〜!アジア人が全然いない、ヨーロッパみたいなトレビの泉だわ。なんか不思議。
うほ、トレビの泉の両替所、10000円で55ユーロ… つまり1ユーロ=182円。ヤバ…
で、そうなるとスペイン階段じゃんね。
来ちゃった…
変わんない景色。
このホワイトクリスマスツリーには「クリスチャン・ディオール提供」って書いてあったわ。
さ、そろそろお昼ごはんの時間。流石に地下鉄でSPAGNA駅からRE DI ROMA駅へ、そして予約したトラットリア『SantoPalato』へ。
このトラットリア、パッと見は冴えないトラットリアなんだけど、相当イカしたトラットリアだかんね。予約取れないわけね。
2017年開業のヤングなトラットリア、スタッフも、
なんちゅうか、反乱軍みたいな…
判読至難な黒板メニュー。旅の最後のランチだから外せない緊張感。
ここは安全な「ローマ風トリッパ」、そして「アンチョビ バター スパゲットに黒トリュフ」。ちょいゴージャスに。昨夜のタヴェルナの「今日のメニュー」に白トリュフパスタがあったけど、いいお値段過ぎて…
ワインリストはすっげー厚み。アブルッツォのページにはColle FloridoのErba Salataも。信用できるワインリストだわ。
外せない最後のランチだし、ちょっと奮発してシチリアの「Vino di Anna」を頼んだら、
「ごめん、切らしてて… 近いシチリアのムンジュベルか、若手の…」
「薄い赤はどっち?」
「それは…」
おおー、昨夜はムンジュベルの白、翌ランチに赤。やっぱ来年はシチリアかしら。
トリッパ、バッチリとクラシックな味わいだわ。いいじゃんね。
普通の歩道に普通にテーブル席、これって行政の認可って…
おおー、いい香り〜。ゴージャスだわ。
ワインともバッチリ。ナイスチョイスしちゃったみたい。
セコンド食べたい気分だけど、結構時間的に…
ここは、ドルチェに行こうか。自家製パネットーネだって、そりゃ食べたいし。合いそうなデザートワイン…
ソムリエ担当のおっかないお兄さんに相談したら、「これしかねーだろ」って。「CASCINA DEGLI ULIVI」のドルチェワイン。こりゃ旨いし、
干しイチジクの香りがするドルチェワインと、干しイチジク使った自家製パネットーネが合わなかったら、そりゃ大問題。
幸せなお昼ごはん。そして、グラッパサービスされたら、呑むしかないし。
あー、寝そう。
ダメダメ、日本に一旦帰らないと。
エスプレッソ呑んで、宿で荷物ピックアップして、
Googleマップみたら、歩けちゃう距離に、フィウミチーノ空港駅行き電車が停まる駅「Tuscolana駅」を発見。そこまで23kgのゴロゴロを引きずって、
スムーズにフィウミチーノ空港へ。
駅ビルの「味千」ラーメンに軽く後ろ髪引かれつつ、
空港のラウンジで、
ピザパン… 案外美味しいし。
乗り継ぎのイスタンブールのトルコ航空ラウンジでシャワーでサッパリして、
謎のトルコ飯。旨いし。
オリーブ種類多いし。トルコもご飯美味しい国なのよねー。
ってわけで2週間の旅は無事おしまい。次回はシチリアかしらねー、イタリア語のヒアリング、もうちょっとお勉強しないとなー…
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