マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #25 もしローマ1日だけ滞在するならクラシックなローマ料理屋『Taverna Cestia Roma(ピラミデ駅)』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

何度目だっけなぁ、ローマ。フランクフルト空港からだと飛行機でほんの2時間だから、毎夏毎冬に遊び来てたからなぁ。それでも飽きないローマ、流石は「永遠の都」だわ。

トラステヴェレでお昼食べて、サササッと向かったのはトラステヴェレのナチュラルなワイン屋さん『Les Vignerons』。ここはいいわね、今んとこローマのベストワイン屋さんだわ。

店主のアントニオさん曰く、「ナチュールだけのワイン屋としてはローマで最初の店なんだよ」って。

オススメしてくれるワイン全部買って帰りたかったけど、すでにアブルッツォとマルケで十本近いワインとオリーブオイルが… 泣く泣く2本+「パネットーネにはコレだろ、持ってけ」ってオススメしてもらったCamillo Donatiのパッシート Tango、あと乾パスタを二袋。もう、これ以上は無理だなぁ、手荷物だなぁ…

店名がフランス語だからアレだけど、また来ないといけないワイン屋さんだわ。

んで、観光客も多いトラステヴェレの中心部を通り抜けて、次に向かうのは、

テヴェレ川を渡ったカンポ ディ フィオーリ広場に近いパン屋さん『Antico Forno Roscioli』。なぜって、去年の「ローマのパネットーネで、パン屋さん部門で優勝」のお店だから。ケーキ屋さんは高そうだしね。

イタリアのお巡りさんの制服って、ほぼコスプレなのに、ビシッと着こなしてんのが凄いし、パトカーはアルファロメオだし。意味不明。

このあたりは思いっきり観光地。それでも歩いて楽しいのがローマ、「永遠の都」。

さぁ、着いたわ。ってか、うそーーー!

… クリスマス前だしね。ってか、ピッツァも焼いてたり惣菜パン目当てのお客さんも並んでるじゃんね。イタリア人も、行列耐性が高まってるのよね…

待つこと30分。ちょうど歩き疲れたし… だってワイン3本とパスタ2袋持ってるし。

でも、パネットーネ買わないと、せっかく売ってもらった「TANGO」との相性を確認できないし。

やっと店内に入れた〜、でパネットーネとパンドーロを購入。パネットーネ(クラシコ)は箱無しビニール包装のみで35ユーロ。「日持ちは約2週間よ」って店員のおばちゃん。

さ、買う物買ったし、宿に帰ろっと。

しかしまぁ、タクシーが減ったし、天気良いし、歩こうかなー。

だって、ここから宿、めっちゃ不便なんだもーん。ほんとはタクシー乗りたいけど、流しのタクシーがほんと減っちゃって。次回はタクシーアプリとか使いこなしたいわ。

こっから宿までは、

うへー、4km以上。僕のノロノロ歩きだと90分以上絶対かかるし。

でも、歩けちゃうのがローマ。狙ってないのに、遺跡だらけ。トッレ・アルジェンティーナ広場⬆を通って、

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂⬆を曲がって、

少し休憩。荷物重いし、暑いし。

んで、フォロ・ロマーノのワキ⬆を歩くと、

目の前に、

コロッセオ。

永遠の都… そりゃ世界中から観光客が来ちゃうわけよね。普通に歩いてるだけなのに…

流石に喉カラカラ。宿の近くのワインバー『Ruvido』が開いてたから「一杯だけ!」って。

フランス ラングドックのグルナッシュブランとマカブーの白、旨いね。

なんか、「実はさ、いつもは日曜は通し営業なんだけど、野暮用で一回シャッター下ろすんだよね、お会計要らないから勘弁して」って。え、いいの?

で、ちょいと呑む間に、「この辺で旨い飯とワイン飲めるリストランテかトラットリア知ってる?(知ってるに決まってる…)」って聞いて教えて貰ったのが、『SantoPalato』。

早速歩いて向かったら、「今夜は満席」…

「じゃ、明日の昼は?」「いいよ、OK」

やった。旅の最後の食事はこれで予約オッケー。明日の夜便で帰国だし。

じゃ、今夜は?日曜の夜って営業してるマトモな飲食店、あんまないのよね、ローマ…

んで、意を決して向かったのは、アプリ「RAISIN」に掲載されてるクラシックな『Taverna Cestia Roma』。ピラミデ駅近くだから、宿から3km 歩いて45分。今日はよく歩く日だわ…

実は今朝、お店の前を通ったの。んで、お店覗いて、「ちょっと席数多いし、ピッツェリアとか書いてあるし、メニューも印刷されちゃってるし…」って敬遠したお店なんだけど。

ハッキリ行って、このお店はローマに残る数少ないクラシックなタベルナ、しかもワインリストにはバッチリなナチュラルワインがお揃いだし(じゃなきゃ「RAISIN」に掲載されないし)、

家族経営でバッチリお料理もキマってるし、サービスもナイス。メニューは手書きの「今日のオススメ」も一枚あって、ここはね、ローマで1日しかなかったら、かつ色々なローマの伝統的料理をナチュラルワインと一緒に楽しみたかったら、すんばらしいお店だかんね。マジで。

ワインは、なぜかローマ料理と相性抜群のシチリアワイン。コーネリッセンさんのムンジュベル

ナイスチョイス!重くないしスイスイ飲めちゃうグレカニコ&カリカンテの白ワイン。これってレストランで35ユーロでいいのかしら?

印刷メニューだからって侮った僕がタコだったんだけど、「ズッキーニの花のフライ モッツァレラ包み」を一本から頼めるとか、今どきあり得ないメニュー構成。

恐らく今日は15kmくらい歩いたし、ペコペコお腹で旅の最後の夜ごはんだし。

ローマ風カルチョフィ、これも食べたかったの!

謎の食べ物だけど、慣れると旨いのよねぇ、苦みがまたワインと合う合う。もうガブガブ呑んでるし。

プンタレッレ ローマ風!まさにローマの郷土料理2連発。

そしてズッキーニの花の包み揚げ。

実に良いじゃんね、お客さんもどんどん入ってきて。席数多いから予約無しで来ちゃったけど、次回は絶対予約するもんね。

パスタはアマトリチャーナ!メニューではメッツォパッケリだったんだけど、「トンナレッリでお願いできる?」って頼んだら「ヴァベーネ!」って。うん、ここはホントにタヴェルナじゃんね。

旨いなぁ、やっぱトマトソース好きだなー、。アマトリチャーナ大好きだなー、またまたローマの郷土料理。そして、メインはもちろん、

来た〜!アブルッツォでノックダウンされた羊。でもラツィオ州では子羊はアバッキオ、名前が違うってことは別腹だし。

うっひょ~、ラツィオ州の子羊は軽やかなのか、レモン絞ったからか、骨しゃぶってしゃぶって、即完食。ワインともバッチリ、あー、もうワイン無くなっちゃった…

なんつー素晴らしいお店なんだろ。そして、途中から相手してくれたヒゲのカメリエーレのお兄さん、食事しながら眺めてたんだけど、良いサービスしてんのよね。

「何年カメリエーレやってんの?」

「30年」

「?うそだー、だってまだ若いじゃん」

「ホントだよ、14才からカメリエーレやってんだもん」

うはー、お見逸れしやした。そりゃ道理で…

「色々チャレンジしたいから、最近は昼は違う仕事もしてんだけどさー」って。いやいや、30年の年季入ったカメリエーレのサービスなんて、贅沢だよねー。

クレマカラメルも固く僕好み。そして、

「また来いよな、このナチュラルでマニアックなアマーロ旨いから呑んでけよな、俺からのサービス」

旨いアマーロだねー、ラツィオ州のDistillerie Capitolineのアマーロ、旨いし、こんなクラシックでメニューも料理もワインもサービスも素晴らしいタヴェルナなんてそうそう無いし。

もう朝からどんだけ飲んだんだっけなぁ、

あー、あー、あー、楽しかった〜。明日の夜もまた来たいけど、また来年だなー。でもローマだから、絶対また来るなー、楽しみだなー!

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