スナフキンのように気ままなワイン旅 北イタリア2023 #8 6月のドロミテ『TRE CIME / トレチーメ』の迫力にビビって当たり前じゃん

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

Tropfltalhofで試飲が終わって、

旅の一行はドロミテに向かうわけ。最終的には今夜はフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のサンダニエーレ近くに宿泊するんだけど、

トレントまで南下して高速道路で東進すれば3時間で行けるのに、わざわざ山道を登っていくわけ。今日は移動距離こそ300km程度だけど、全部一般道だから運転時間は合計6時間近いわけ。ぐはははは〜。

何故かって?そりゃあんた、決まってんじゃん。僕が6月のドロミテを見たいから。旅の仲間たちに『トレチーメ』を目の前で見せてあげたいから。文句ある?

試飲っていっても、僕はドライバーだから、香りを嗅いだりしたくらいだけど、みんなはホドホド呑んでるから、早速熟睡開始したメンバーもいるけど、いいの。美しいドロミテの景色より美しい夢の国で遊んでるんだろから。

僕は、イタリアの歌姫ラウラ・パウジーニ様の歌声を聴きながら、初めての夏のドロミテの岩々しい景色を楽しみながらアクセルを踏むわけ。

今回の計画は、ドロミテの中でもわかりやすくカッコいい『トレチーメ(3つの頂き)』の近くまでクルマで登って、30分くらいライトのハイキングしちゃおうっていう、全くワインが関与しない、「THE 観光」イベントなのよ。えっへん。

最初に言っとくけど、ドロミテのトレチーメってのはね、これよ⬇

富士山よりは低いけど、こんな岩山なかなか見ないわよね。こいつを、クルマで有料道路(50ユーロ… 一人10ユーロの入場料って考えれば安いわね)ガンガン登坂して、

で、駐車場のある山小屋からちょっぴりハイキングしようってわけ。ムハハハ。

… って軽く書いちゃったけど、ここまで登ってくる運転は内心、恐怖だらけ。勾配エグいし、道細いし、崖だし。落ちたら…

山小屋の駐車場の標高は2300m。富士山五合目が2400mだからどっこいどっこいだけど、道路が全然違うんだかんね。まあいいけど。

ワイン馬鹿だらけの一行も、流石の迫力のお口あんぐり。

こりゃ、凄い…

冬の雪景色のドロミテと全然違う、火星みたいな景色。火星行ったことないけど。

見上げればトレチーメ、眼下には…

日差しが強かったり曇ったり。まさに「山の天気は…」。まずは山小屋で軽食を。

名前忘れちゃった、パン粉使ったドイツっぽいパスタが案外美味しくって。しかも懐かしの天然キノコ漬けがあって。昔スキーに来るとランチは必ず「茹で置きスパゲッティに天然キノコ漬けとバター載せて混ぜるだけ」だったんだよねー。ムチャンコ旨いんだよねー。

さ、腹ごしらえオッケー。ハイキングモドキに出発!

しかしまぁ、

怖い。だって、崖偏差値90以上、落ちたら…

足元しか見ないで歩けば大丈夫。高山植物とか愛でながら。

まだ雪も残ってて。

むむ、イエティ?

いや、あれはムーミンEさん。そしてムーミンパパHさん。

「ケムリと●●●は高い処に…」

時間が無いし、雨雲来てるっぽいし、中間地点の教会で戻るはずが、

教会までくれば、トレチーメ=3つの頂きが見えるんだけど、隊員約1名が崖の先に向かって単独行動を開始。他の3名も追随。

… 団体ツアーは難しいのよね。特に今回のメンバーは自由を愛する人類だらけだから。

僕は肩を落とし、一人山小屋へ退却。

こうゆう時間は一人がいいじゃんね。

さ、雨が降る前に山小屋に帰還しないと。

おー、結構降ってきた!

お天気雨だね。少し濡れたけど、僕だけ山小屋到着。

こんな山の上でもエスプレッソは1.5ユーロ。通常は1.2ユーロだから、山小屋価格だけど、安いよね。

ずぶ濡れメンバーたちが三十分くらいして戻ってきて。さ、フリウリへ下山よ。

で、実はエグかったのはここから。そもそもドロミテからフリウリに抜ける道は裏道ばっかり。岩山を手掘りで掘削したような背の低い恐怖のトンネルとか、山を下って山を登ってクネクネ道の繰り返しとか。後ろには暴走フィアットが迫ってくるし、道を譲れば次の暴走フィアットが迫ってくるし。

でもいいの。だって、今夜の食事は、めっちゃ行きたかった『Trattoria Da Ivana & Secondo』なんだもん!

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