にゃー🐈 ニャロです。
23年間のサラリーマン生活を卒業して間もなく2年が経過しちゃいそうなんだけど、ようやく明日から旅に出れるわ。渇望してきた北イタリアへ。うひょ！
「旅」ってさ、しなくたって逮捕されたり罰されたり、叱られたり飢え死にしたりしないじゃん。生活必需品じゃないのに、無性に旅に出たくなるのって、不思議よね。
食欲とか性欲とか出世欲とか人間の業(ごう)にも色々あるけど、スナフキンさんとか僕とかって、「旅欲」が過剰に強いのかも。
そんな旅の目的地、国内海外ムラムラしちゃう魅惑的な旅先は江ノ島裏磯に生息する真蛸の数ほどあるんだけど、何回旅してもムラムラが止まらない場所が北イタリアにあるのよ。ピエモンテ州の丘陵地帯なんだけどさ。
庶民には手が届かない銘酒の数々の銘醸地ってだけじゃなくって、生肉料理や白トリュフや、ともかくオイチイお料理がわんさか、スローフード協会本部があるだけにスローフードなオステリアもわんさか。そして、ココロ奪われるタペストリーのような葡萄畑が広がる丘陵の景色。僕にとっては、もう1回行かずに死ぬわけにはいかない、特別な場所なの。
そんな特別な場所を含めて、今回はイタリア国内に13泊。自由な無職プーなんだから三ヶ月くらいイタリア一周でも、生パスタ専門学校に短期留学でも好きにすりゃいいんだけど、今回は鎌倉ワインギャングというか、お友達たちと合計5名での旅なのよ。
メンバーはね、⬇の5人。
✔ 飲食店経営してる Iさん親子(ムーミンパパHさん、ムーミンママMさん、ムーミンEさん)
✔ ワイン注いだり葡萄畑で研修してるMOさん(暫定無職)
✔ 僕(恒久無職)
僕は、断然「一人旅」派なんだけど。敬愛するスナフキンさんのように、行きたい方向に歩いて、寝たい時に寝たい場所で寝て、ときには友達たちと旅したり食事したり歌ったり踊ったり。
でもね、今回はなんせ久しぶりのイタリアだし。数えてみたら15年ぶりだし。色んなオステリアで色んなお料理食べてみたいし、色んなワイナリー訪問して色んなワイン飲んでみたいし。
何より、イタリア大好きな友達たちとイタリア旅時間を共有するのって、素敵かもしれないし。ワクワク…
なんかさ、ナニゴトも、良いこと・悪いことがあるじゃん。晴れの日・嵐の日があるように、旅にも良いこと・悪いことがあるわけ。飛行機遅延、ロストバゲージ、隣のデブいタンクトップのドイツ人のウデがヌルヌルでキモい、後ろのアジア系団体客がうるさ過ぎ、パスポートコントロールで一時間待ち、レンタカーのマニュアルギアのバックギアの入れ方がわかんない、ホテルのタオルが薄っぺらで水気を拭き取れない、夜中パトカーのサイレンがうるさい、スリにパスポートと全財産スられた、パスポート再発行しにいった日本大使館の職員が偉そうでムカつく、バローロ頼んだら中身が安ワインだった(詰め替え詐欺)、道路に落ちまくってる犬のンコ踏んだ、死ぬほど暑い、倒れるほど寒い、何言ってるかわかんない、ナドナド…
だいたい、今回の到着空港ミラノ マルペンサ空港まで、羽田空港からイスタンブールに飛んで、乗り換えして、羽田21:55発でミラノ09:50+1着なんだから、それだけで17時間。お尻が痛くて割れちゃうくらい飛行機乗らないと行けないんだから、イタリアって。そんな場所に「行きたいわぁ♥」なんて、貴族階級だったらビジネスクラスとかファーストクラスとかチャーター機でフルフラットならともかく、庶民なんだから「座ってると血栓できてヤバいシート(＝エコノミークラス)」に決まってるじゃんね。
ミラノ到着後も、夏時間7時間時差で朝は起きちゃって夕方には睡魔が襲ってくるし、二日目にはお腹がもたれてきて「今夜は、野菜のマリネだけでいい…」みたいな。そんな過酷な旅にでるってことは、やっぱり過剰な「旅欲ホルモン」が脳から吹き出してるってことよね。要は変態。
今回はレンタカー、VWのPASSATでざっくり1800kmのロングドライブ。安全第一で、行ってこよっと。
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