にゃー🐈 ニャロです。
中1男子が胸を刃物でぶっ刺される東京都大田区蒲田駅周辺。江戸時代はとっくに終わってるし、南米とかニューヨークの裏道でもなく、令和5年の蒲田駅周辺。
数年前、神奈川県の相模原なるエリアで大量ぶっ刺し事件とか物騒な事件が連発して恐怖だったけど、今回は都内23区内。
っていっても「蒲田」だもんね。都内に数か所あるディープ下町エリア。
やたら駅前がスッキリ再開発されたからってスットコドッコイ、根本的な暗く妖しいイリーガルな雰囲気は消せないわけじゃんね。
そんなJR蒲田駅近くの事件現場からJR線路を挟んだ反対側にあるのが、
とんかつの聖地と呼ばれる蒲田の中でもエース級の名店『とんかつ檍(アオキ) 蒲田本店』なわけ。豚肉愛好家には常識じゃんね。
今月末から北イタリア合宿じゃん。一応、無期限有効のユーロ免許証持ってるんだけど、ネットで念のため調べたら「2013年にICチップ型に更新になった。旧タイプは13年間有効」とかってなってて。僕に無断で勝手に更新するなんて、ダメじゃんね…
ってわけで、まだ2023年だから大丈夫っぽいんだけど、念のために国際免許証を作りに二俣川なる僻地に向かったわけ。メンドイけどね。
無理やりだけど、そのついでに蒲田まで足を延ばして、とんかつ食べに行ったってわけ。
もう沖縄唐手習い始めて5年以上、黒帯手前の茶帯まで来てるとは言っても、斬れ味抜群の日本刀とかで襲われたら、太刀打ちできないし。蒲田駅改札を出てからは四方八方上下を厳重に警戒しながらお店に向かったの。
しかしさぁ、危険なエリアってことは、庶民派美味な食べ物がある証拠なのよね。マフィアの本拠地シシリア島もそうだし、スリとかっぱらいと詐欺タクシーの巣窟のナポリ旧市街もそう。大阪の鶴橋とか、やっぱ悪人は食べ物にうるさいってことじゃないかしら。
だから、いきなり胸を刺されるリスクが高い蒲田には、とんかつの名店が集まってるのかも。だいたい、平日木曜日の開店5分前10:55にすでに8人並んでるって時点で、勤労意欲ゼロの食いしん坊万歳リーマンとか万歳労働者だらけの町じゃんね。あ、僕は違うけど。
「とんかつ」なる、豚肉を最も美味しく熱く激しく味わう手法の中でもトップに位置する調理法。それに高貴で鼻腔が豚畑になっちゃうエグゼクティブ豚汁とキャベツ千切りとご飯が付いてランチロースかつ定食が、なんと税込み1000円。
ユーロに換算すると約6.7ユーロ。令和5年のオステリアじゃ、パスタどころか前菜一皿も注文できない小銭でガッツリ定食が!
もちろん、僕は「肩ロースかつ定食(300g)」。400gの「リブロースかつ定食」じゃ、ちと胃袋に重いし、ここの肩ロースは程よく柔らかいけどドスコイと食べごたえがあるかんね。
さ、11:00開店。ゲートオープン。ギリギリ一回転目に滑り込み。
天ぷら屋さんとか、焼き鳥屋さんとか、アキヅキさんとか、目の前でライブな調理観るのってエキサイティングで、目で見る前菜みたいじゃんね。観戦料金はタダだし。
キッチンが節足動物だらけだったり、海パンで調理してたり、歯磨いた歯ブラシでお皿磨いてたり、そんなお店はオープンキッチンにしないじゃん。例外はあるかもしんないけど。そうゆう意味でも、オープンキッチンのお店ってのはパンツ脱いでるっていうか、「なんも隠すもんは無いぜぇ、ワイルドだろぉ?」って清々しさを感じるじゃんね。
さぁ、来たじゃん。ウホホッ、これこれ。庶民の大ごちそう。
この分厚い肩ロースに、絶妙の火入れ。これを行列が続く間続けるってんだから、まさに職人。どこぞの「白い粉」ドカンと投入しまくる「白い粉調合係」が作る食品的化学製品とはモノが違うわけ。
中はしっとりアツアツで透明の肉汁じゅわっ。外はラードでがっしりザクザク。これぞ、アレよね。お腹が空いてて幸せ、ってやつ。
今日は端っこの2切れだけソース、他は御塩で。もう、なんちゅーのかしら、林SPF豚さんの魂を引継いだような、一子相伝 北斗の拳の継承者って、こんな気持ち?
豚汁がね、ここの豚汁、豚汁専門店開いてもいいってくらい絶品だしね。塩おにぎりと豚汁。おかわり+100円だから、3杯分テイクアウトで持ち帰れないかなぁ…
ふぅ、まだ11:30だけど、当然並んでるじゃんね。
ボケっと並んでると刺される危険性があるから、みんな気をつけて並んでね~。
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