もし、どうしても南イタリアに行きたいのに、どうしても仕事を休めないヒトも、休めるヒトも、『Hostaria MAGGIO マッジョ(平沼橋)』に行けば、ね…

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

ロケーションは日本国内だけど、強烈に濃厚なイタリアエキスで構成された『愛』に溢れるイタリアンといえば、僕の知る限り間違いなく横浜の『Hostaria MAGGIO』なの。断言しちゃうからね。

お味だけじゃなくって、ノーマルタイプの日本人にはスーパーハードなヴォリュームも濃厚イタリアンだし、ワインはご機嫌なナチュラル系列だし。まぁ、イタリア往復航空券と羽田空港への京急線の交通費や移動時間が丸々お得なわけで、セコセコな僕としては「2ヶ月に1回絶対行きたいラブリー飲食店」なのよね。

そんな『Hostaria MAGGIO』、去年2022年まではアラカルトのお店だったんだけど、

だったんだけどさ

今年2023年からコース料理のお店にジャンプアップするんだって。ふむふむ、それは現場に臨場しないとアカンわね。

当然じゃんね

横浜駅から相鉄線各駅停車で一駅、歩けば10分の好立地に佇む『Hostaria MAGGIO マッジョ』、想定として「イタリアの田舎のレストランって、胃袋3つ持参しても足りないのに、シェフのサツキさんがコース料理… 喰い過ぎで死者がでてもおかしくない…」ってのが率直な予測だったんだけど、実際は…

さ、それはリアルをリアルにシェアするから、想像してみてね。

ええっと、まずはグラスワインを泡で。

北鎌倉の某『AKIZUKI』同じく、全員同じタイミングでコースを進める「ショットガンスタイル」なのね。当然よね。

今日はボトルでも頼んじゃうから、白ワイン呑んでめっちゃ印象的(モチロン好印象)だったVigneti VecchioのTerre Siciliane Rosso Donna Bianca 2019だかんね。ドドーンといっちゃうんだから。

生きてるから呑める、死んだら呑めない、当たり前の事実
主体がネレッロシリーズ、シチリアも『愛』に溢れた島だし

さぁ、準備完了。バンバン迎え撃つかんね。

最初は可愛らしい生ハム、洋梨、ブッラータ。『マッジョ』らしからぬプチ盛り…

フム?

シェフのさっちゃん、まさか可愛こぶりっ子プチ懐石盛りに宗旨替え… するわけないけど、美味しい生ハムじゃんね。

久しくイタリアン食べに行ってないから忘れてたけど、イタリアの豚コレラへのアレで、もう一年以上輸入が停止されてるから、今日の生ハムはフランス産。あとで出てくるグアンチャーレはスペイン産なんだって。

生ハム輸入すると、そこから日本の畜豚たちに感染すんのかしら?

さて、二皿目は、大麦等のサラダに鴨のロースト冷製。

これも可愛らしい一皿じゃんね

これも、可愛らしいプチ盛り。いや、鴨のひとキレの厚さが、プチというより…

三皿目は、でっかい真鰯のマリネ。

脂のった真鰯、でかいわ

ふむふむ、鰯とはいえ、デカい半身だもんね。まだまだ胃袋はほぼ空っぽだけど、さっちゃんぽくなってきたかしら?

四皿目は、チーズの、なんだっけ? えーっと、外はしっかり、中は、

さっちゃんの定番レシピよね

卵焼きのような、そうそう「タルトサーレ」だ。おかずなタルトね。

赤ワインと不気味なほど合うのよね

ジワジワとお腹へのジャブが効いてくるじゃんね。

五皿目は、菜の花のグアンチャーレ巻き、オーブンで葉っぱ部分はカリカリサクサクに、茎部分はほんわりホクホクに。

これ、美味しいし、太いのが四本…

このヘンから、ジャブがフックに変わってきて、パンチが重くなってきたじゃんね。どう考えても一般的な胃袋なら2本、少食なギャルなら1本で充分っぽいコースの中盤で4本だかんね。来たわよ、アブルッツォの重厚な…

六皿目は、「ここらで1回、軽いスープで箸休め」とかってシェフは言ってたけど、じゃがいものスープ。めっちゃ濃厚なんですけど~!

オリーブオイルも美味しいの使ってんのよね

やや大きめのエスプレッソカップになみなみと注がれしじゃがいもの濃厚ポタージュ。これは、確実に胃袋に爪痕を残したわね。

そして、そこからの七皿目が…

キタ〜〜

鱈の白子とポロ葱のグラタン。うっはー、うっはー! トロトロにいい感じに火が入ったら白子と、トロトロに甘くなったポロ葱と、トロトロのグラタンソースがトロトロトロトロトロトロ…

少食なギャルなら、これ一皿とパン一欠片でお腹いっぱいになる濃厚冬仕立てな一皿。これがメインディッシュでも納得しちゃうとこだけど、シェフの調理の手は収まらないわけ。

くふぅ!

八皿目に、パスタ。クタクタに煮たカリフラワーのソースのリングイネにカラスミをぶっかけた、これまたクリーミィな… パスタ量も、おそらく乾麺で60g以上。さっちゃんのコースに容赦は無いかんね。

ここで、メインだと思ったんだけど、アブルッツォで修業して、アブルッツォの魂そのままにお客さんをもてなす『マッジョ』を甘く見ては、ダメ。

九皿目…

なんだっけ、mezze manicheなるショートパスタにイノシシのラグー。ね、容赦ないでしょ?

流石にワインは空っぽ。そして調理場には巨大な肉塊が見えるのよね… グラスで赤ワインを一杯、なんだったっけ、トレンティーノのメルロだったような…

なんとか肉を迎え撃つ体制を…

来たわよ…

どっしぇ〜!

四万十ビール牛って言ってたような… 赤身の旨味〜、結構ひと切れがデカイのは当たり前。添えてあるのはビーツとクレソン。食べちゃうわよ、お腹はそこそこパンパンだけど、そんなの関係無いしね。

ってわけで、追加でドルチェにセミフレッドってチョイスもあったんだけど、今日はここまで。

ラッキーよね。南イタリア、アブルッツォの州都ペスカーラまではローマから高速バスで3時間。ローマまでは羽田空港からロシア上空迂回ルートで直行便でも14.5時間。諸々の移動時間や宿泊も考えると最低でも丸々4日はかかるとこを、横浜駅から徒歩10分の平沼橋で。あー、お腹いっぱい、美味しかった~!

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