鎌倉に超大物ヴィニュロン侵入警報! 『SO SAN 祖餐』に「ドメーヌ モン Domaine Mont」の山中さん →『piu forte ピューフォルテ(鎌倉)』

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ぐるめ
mde

にゃー🐈 ニャロです。

世の中の価値観が多様化していくのって、権力者やビジネスマンには困ったことなんだろうけど、

昨夜、なぜか田園調布所在の家族の友人宅の冷蔵庫に入ってた「オーパスワン 2014」。新樽の強烈な香りに…

幸いにも、人類の「自由」を求める情熱は、それなりに既存の「常識」をぶち壊したり、そうじゃなかったり。伝統をリスペクトするのも、勿論いいじゃんね。自由よね、ふふ。

ワインの世界のレボリューションたるや、ほんの20年前は明確に「間違い、ダメ」って評価されがちだったワインの「濁り」や「今までと全然違う味わい」や「赤でもロゼでも白でも無い」ワインが、

時代も常識も変わるわけ。「澄んでなかったら不健全?」、そのあたりは自分の臭覚と味覚で各自判断したらいいじゃんね

一部以上のワイン好きから「むしろ、今まで王様だって珍重されてきたワインより好き」っていう、ソ連崩壊から東欧州(またの名を中央欧州)における民主主義国家乱立のような過激に熱い状況みたい。

そんな熱い流れは、欧州だけかと思いきや、世界中。そして日本の各地でも。革命的勢力なだけに、大々的な宣伝だったり、「美味しいって評価して!」って権威のあるワイン評論家や雑誌に媚びたり、一旦評価されたら「去年は一本3500円、今年は3万円」なんてバブリーになったりしないから、知らない人は知らないし、気が付かないんだけど。

でもでも、ヤバい面々ってのは、繋がってるわけ。わかるでしょ?

北海道の余市、ニッカウィスキーで知られてる地名だけど、ワンダフルな日本ワインギャングの溜まり場なのよね。

例えば、こんなワイナリーも余市だし
こんなワイナリーも余市

そして、幸運にも、湘南 鎌倉でお会いできちゃった山中さんのワイナリー、『Domaine Mont』。

このワイナリーも余市

こーゆー「自由なワインギャング連合軍」のワインには、特急とか一級とか格付けなんか無いし、高ければ美味しいとか「泡だったらシャンパーニュ、クリュッグかサロン」みたいな思い込みも不要。飲んで「美味しい!」か「うーん…」か。そう、いわゆる「あなた次第です…」ってヤツね。

言われた通りにお勉強して偏差値上げて、偏差値で入れる大学決めて、入れる大手企業リーマンになって、「早期退職して、あなたが好きなことをやりなよ」「副業許可するから、好きなことをやりなよ」「ドンペリやシャブリじゃなく、飲んで美味しいと思うワインを飲みなよ」…

まー、それも厳しいじゃんね。「自然なワイン」とか「自由なワイン」、自然で自由だから美味しいってわけじゃないんだから、とんでもなく残念なワインもいっぱいあるんだからね。

葡萄やワイン造り手さんたちも千差万別なだけじゃなくって、ワインの輸送コンディションや保管コンディション、ワイン屋さんや飲食店での提供するタイミングやグラスや店内の温度… 最高に美味しいワインを、生臭いグラスで飲んだら最低じゃんね

そんな「難しそう」なワイン探検を、より安全に快適に幸せにエキサイティングにしてくれるのが、信頼できる飲食店のオッサンやお兄さんたち。伊達に年食って、山ほどワイン飲んでるんだから、遠慮なく「美味しいワインくーださい」っておねだりしちゃえいいんだから。

例えば、『粗餐』の「マスターヨーダ」こと、石井さんを頼ってみてもいいかもね

素人のくせして「美味しいワインが飲みたい」って気持ちが強めな僕も、皆様同様に『SO SAN 祖餐(鎌倉)』に行っちゃうんだけど、こないだの木曜日はビックリしたわよ。

真っ赤なフリースジャケットを纏った、かっちょいいオジさん…

「自然なワイン界のマスターヨーダ」こと、ボーダーシャツ石井さんと会話してる真っ赤なオジさんが、あの『Domaine Mont』の山中さんだってんだから。こりゃビックリ。

今年になって、初めて二種類のワインを飲んだんだけど、まぁとんでもなく素晴らしいワインを造るワイナリーなのね、ってビックリ仰天したばっかりだったから。

先週? 『粗餐』で頂いた『Domaine Mont』の「ドングリ 2019」、葡萄はピノグリ
「Mont Blanc AK 2020」、葡萄はケルナー
山中さんと同じカウンターで飲んだ「ドングリ 2018」

北海道の素晴らしいワインに共通する透明感、湧き出す湧水を直接飲むようなスルスルとした喉越し、魅惑的で奥行きのある複雑な世界観にある味わい。「ドングリ 2019」は、ブルゴーニュの素晴らしいピノ・ノワールの雰囲気が感じられちゃった。

飲んでいて、思い出したのが、25年以上前に数回通った、フランス ブルゴーニュ シャンベルタンの特急畑に隣接してたクラシックなレストラン『シャンベルタン』。もう廃業しちゃったんだけど、あそこで入らせてもらったワインセラーの中の香り、を思い出したのよね。

変なの、新しい日本の北海道 余市のピノグリから造られたオレンジワインから、フランス ブルゴーニュの古いピノ・ノワールの思い出だなんて。変だけど、山中さんが仰ってた「唯一無二のワインを造りたかった。ピノ・ノワール同様に皮が薄いピノグリで繊細で日本的なワイン造りにチャレンジしてる」って、ウンウン、唯一無二なピノグリだし唯一無二なワインだって、僕には感じられたわ。

勝手な妄想だけど、こんな端正で奥深いワインを造ってるオジサンって、めっちゃおっかなくって厳格なイメージだったんだけど、やさしいお兄さん。そして、恐ろしいことに、山中さんも、マスターヨーダ石井さんも、僕も…

うっひゃー、同級生なのねん

人生色々って、当たり前だけど、毎日毎日同じように出勤リーマンやって、ルーチンワークやってると、そんな当たり前なことにも気が付かなかったりするかんね。やっぱ、鎌倉って、危ない魔界古都なのねん。

元々はスノーボードのインストラクターとして北海道に移住したっていう山中さんの人生も、毎日サーフィンと釣りに溺れる僕の人生も、それぞれなのねん。

そんなことボーッと考えながら日本ワインシリーズを、山中さんの話を聞きながら。

『ドメーヌ アツシスズキ』の「アッチブラン2019」。葡萄はケルナー、ミュラートゥルガウ、バッカス、ピノノワール
山梨県 北杜市の『ボーペイサージュ』の「TSUGANE CHARDNNAY 2013」
『ドメーヌタカヒコ』の「ナナツモリ ブラン・ド・ノワール NV」

そして、山中さんから、某 北鎌倉のメジナ釣り師 兼 シェフへのお土産。

余市と鎌倉、戦略的裏提携都市なのね

ワインといえば、鎌倉のイタリアンレストラン『piu forte ピューフォルテ』に初めて行ったんだけど、ここもワインこだわりのお店だったわよ。料理は純イタリアン(南イタリア)、ワインは中央欧州(またの名を東欧州)メインっていう不思議なお店。

鶴岡八幡宮の北東方向のお店なの

北鎌倉のドルチェ番長と、スペシャリティコーヒー先生のお二人と僕の四人。純イタリアンは、仲間でワイワイやるのがお作法よね。

一本目のワインは、えーっと、チェコのオレンジ的な綺麗な造りのワインだったような…
イタリアーンよね
めっちゃでっかい、全く辛くない、南イタリア産の唐辛子の仲間… と菜の花の蒸したお皿
空豆のピューレ的な
白身魚などなどのコロッケ的な
鎌倉産 新タケノコに薄いラルドを被せた、とっても素晴らしいと思ったお皿
二本目はセルビアのオレンジワイン
なんで南イタリア料理に南イタリアワインを合わせないのか、今度聞いてみたいなぁ
コウイカのイカ墨スパゲッティみたいな
スパゲッティポモドーロみたいな
パッケリのナポリ風ジェノベーゼみたいな。お肉は牛肉
ヒラメの煮込みのお皿、みたいな
グラスワインの赤はイタリアのワインだった、みたいな
ネギに豚肉を巻いたのか、豚肉にネギを巻いたのか…

鎌倉って、怖い町なの。特に、観光客が消えた夜の鎌倉。迂闊に踏み込むと、大変なアクシデントが待ってる、かも。気をつけてね~

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