にゃー🐈 ニャロです。
「当たり前」って言葉、広辞苑にはこう書いてあるんだけど↓
❶ 道理上、そうあるべきこと。当然。 「裏切られて怒るのは━だ」 「人として━のことをしただけだ」 「━な話」
❷ 特に変わったところがないこと。普通。 「━のやり方では成功しない」 「ごく━の人」
でもさぁ、「当然」とか「普通」なんて、人によって真逆なこと、よくあるじゃんね。「部下を酷使したい上司」と「省エネリーマンな部下」で考え方が違うのは「当たり前」。
僕のブログは、超秘匿事項や、超個人的嗜好とか、世間一般ではどうでもいいことを、基本的には知り合いだけにシェアしたくて、コッソリ書いてるだけなんだけど。
なんか、不思議なんだけど、毎日最低でも一記事をアップするってルーティンを始めてから投資成績が良くなったから、『FIRE』してから半年以上続けてるんだけどね。
ブログに「嘘」は書きたくないから、色々と調べものしたり、データの裏付けを捜索したり、サラリーマンやってると時間無かったから出来なかったことをやってると、なかなか勉強になるのよね。幸い、ネット上には情報が大量に浮遊してるし。
ブログ始めた時、「記事毎に何人が見たかわかる」ってんで、『ブログ村』ってのに参加してみたら、
似たような「サラリーマン投資」ってだけでも、色々なオッサン達がブログを書いてて、↓の記事見て、ちょっとビックリ。
まーねー、サラリーマンだった僕も、出張さえしてれば仕事になってたドイツ駐在時代は、仕事=遊びに近かったし、某ゴーンさんの会社でサラリーマンやらざるを得なかった期間は「週末や春・夏・冬休みのために働く」って時もあったなぁ。
ただ、「サラリーマン」って、それなりに真面目に仕事すると、月曜日の前日の日曜日の夕方になると、どうしても翌日月曜日の仕事の段取りが気になったり、ちょいっとパソコン開いてメールチェックしたり、「危険を避ける」ためのお作法として脳ミソがリスク回避運動を開始しちゃってたのよね。
ええっと、例えば、金曜日の深夜に、問題発生のメールが入ってたら、日曜日の夜のうちに関係部署や上司・部下に初動に関する指示や報告を軽やかに展開しておくと、無駄な工数をめっちゃ減らせるわけ。やたら便利なスマホがサラリーマンを酷使するわけ。
だからさぁ、サラリーマンの「休日」は楽しいけど、僕が欲しいのは「楽しい人生」だし「死ぬまでに限られた時間を有意義に過ごす」ことが最重要課題。だから、『FIRE』できてラッキーだし、忙し過ぎて大変な毎日なんだから。
サラリーマン定年までやりきって、死ぬ間際に「あー、お客さんに感謝されたなぁ、幸せな人生だった」とか「あー、部長まで上り積めて幸せな人生だったなぁ」とか、僕にはあり得ないし、想像するだけで怖くなっちゃう。
「サラリーマン仕事」に費やす時間=「楽しい人生」「有意義な時間」な、お仕事大好きリーマンは、サラリーマンを75歳まで続けると幸せだし、経済的にもベストよね。
だから、『ブログ村』で見つけた、この↑ブログを書いてるリーマンさんは、きっと仕事大好きリーマンなのね。
って感じで、「当たり前」って人によるんだけど。
宗教や国や主義によっても「当たり前」って全然異なるじゃんね。真逆だったりするもんね。
イスラム教の「当たり前」は、豚を食べるのNG。北朝鮮の「当たり前」は金さんこそ最高。「菜食主義」なベジタリアンにホルモン焼き肉は地獄。
ご存知の通り、『WTI』っていう米国の原油先物市場価格は世界の原油需要・供給だったり政治情勢だったりで動いてるんだけど、
ここ10年間を振り返ると、原油価格変動の重要キーワードは結構シンプルで、ざっくり4つ、かな。
・世界の人口は増え続けてるし、新興国でのエネルギー需要が増え続けてる
・新型コロナ騒ぎで、需要は2020年から一定期間大きく下がった(けど、元に戻るわよね。人類みんな自分勝手だから)
・油田が枯渇したり、紛争や政治的に原油供給が減ったり、米国でシェールオイルが掘られまくって供給が急増したり、供給側は変動が大きい
・「地球温暖化」が世界的政治課題になって、石油は「悪者」になった
ここ2ヶ月だけみても、『WTI』価格は70ドルから93ドルまで+33%。3ヶ月で+34%。「オミクロン変異株」が欧米で落ち着き始めてたり、ロシア皇帝プーチンさんがチャンスを生かした鋭い一手を打ってきたり、需要は増えてんのに供給側がリスクだらけじゃ、上がるわよね。
軍隊を10万人、「演習」のためにウクライナ方面に動かした皇帝プーチンさん。
軍隊の人件費は本拠地に駐留してても演習に出張しても、大して費用変わらないから、それこそガソリンやジェット燃料と演習で使う弾薬くらいしか発生しないじゃんね。
戦車とか装甲車とか兵員輸送車、1台あたり平均で4人搭乗して、1日平均100リットル/車の燃料使うと仮定すると、
ここ3ヶ月での燃料費用は 10万人÷4人/台×100リットル/日×90日=約2.3億リットル。ガソリン価格をリッター150円と仮定(原油産出国ロシアだし、無税で国営石油精製企業から原価買いだから、実際は100円以下だと思うけど)すると、この3ヶ月でかかる軍事演習と移動の費用は約32億円。演習での実弾の費用が300億円と仮定すると、総費用は332億円。
2021年5月の自衛隊の演習、3000人で77億円。お高いミサイルをぶっぱなしまくりだろうから、ロシア軍の今回のウクライナ方面演習の弾薬予算は仮で300億円って仮定しましょう。
一方で、原油輸出大国のロシア。2013年の原油輸出量は4.7Mバレル/日 (≒ 750Mリットル/日。90日で67500Mリットル)。
ってことは、3ヶ月前の『WTI』1バレルあたり67ドルが足元90ドル/バレルまで上がったことで、ロシアの原油輸出が儲けたのは、
4.7Mバレル/日×90日×値上がり分(90 – 67ドル)×115円/ドル=584,000M円。つまり、5840億円儲かってるわけ。
ね、皇帝プーチンさんは、さすがKGB出身。数字にも経済にも強いムキムキマン。
たった332億円で軍隊に遠足演習させて、世界を緊張させて、原油価格を+34%上げさせて、5840億円稼ぐ。最強のブラックビジネスマンじゃんね。
しかも、原油だけじゃなくって天然ガス価格もウクライナ方面演習で価格上がってるから、90日間での純利益は1兆円~でしょうね。
さらに、皇帝プーチンが一番気にしてるのは、僕の読みは「ロシア国民の支持率」。ロシアの大統領選挙って、一応は国民による直接投票だかんね。一応… その意味でも、国民総生産で10倍以上の米国をキリキリ舞いさせてる皇帝プーチンさんのお姿は、ロシア国民の大半の支持につながりそう、だしね。
さてさて、今週の原油相場に関する報道で、最もフォーカスされてんのが、イラン問題の↓このニュース。
要は、このまま石油価格が高騰続けてると、インフレが進んじゃうし、ガソリン価格が上がると燃費最悪のアメリカ車社会の住民は「バイデン爺さんはアホだな。次の大統領選挙で落とそう」ってなっちゃうわけ。
だから、実質敵国のイランと、政治的妥協をしてでも、石油の「供給」を増やしたい、そして石油価格を下げたい、ってのが米国政府の思惑、なはず。なんだかねぇ、バイデン爺さんは、何がしたいんだろ。アメリカファーストだったトランプさんのほうが、アメリカ人の支持を集めちゃうのがわかる気がするわ。
↑の日経新聞記事にもあるとおり、イランの原油産出量って、世界9位(2020年)なんだけど、たった1%世界供給が増えるだけじゃ、ってのもあるんだけど、
株価と同じで、市場価格は「人気投票」でもあるから、米国とイランが「禁輸解除」で合意したら、原油価格にはそれなりの影響あるわよね。僕の読みは、5 – 10%以上『WTI』価格が一時的に下がるんじゃないかしら。
でもでも、イラン・米国の合意は無い、ってのが僕の読み。『ゴルゴ13』読んでる自民党副総裁の麻生太郎さんも同じ意見じゃないかしら。
そもそも、米国がイラン革命防衛隊(イラン憲法第150条で、革命防衛隊は「革命とその成果の守護者」であると定義されてるっていう、ヤバい特殊な軍隊)の司令官を、ドローンでぶっ殺したのって、ほんの2年前だかんね。覚えてる? ↓
いくら、イランが経済的に困ってるって言っても、米国が一方的に最悪な経済制裁を課してきた経緯や、↑の司令官殺害の経緯があるのに、イラン側として「じゃあ、合意ね」って、交渉成立すると思う?
トランプさん、最強の親イスラエル(ユダヤ人)大統領だったもんね。そのイスラエルの最悪の敵国がイランなのよ。知ってるでしょ?
今のイランにとって、イスラエルは「イスラムの敵」「国交断絶」っていう実質敵国。イスラエルにとっても、イランが核開発進めて核兵器準備したら速攻で核ミサイル撃ち込まれるって危機感があるから、宗教戦争ハンパ無いかんね。
だから、イスラエルとか、米国内で経済力・政治影響力を強くもってるユダヤ人にしたら、「イランと合意とかしてんじゃねえよ、核開発もミサイル開発もできないくらい貧乏にしちゃえよ」って猛烈にロビー活動。
そして、僕が「合意しなそう」って予測する最大の理由は、ロシア⇔中国⇔イラン、っていう「アンチ米国連合」の急速な台頭。ロシアは原油を売るほど持ってるけど、中国は原油を買う国。そして、米国は実質敵国。
↓の佐々木さんの記事は、なかなかポイントを突いてるんだけど、昔も今も「敵の敵は味方」。
米国から戦闘機F35やミサイルを買ってるイスラエルにイラン対抗するには、ロシア戦闘機スホーイ35やミサイルを買うのが有効だし、しかもロシアへの支払いは中国への原油輸出代金との相殺って、なんか幕末の薩長土佐連合みたいじゃんね。
ロシア・中国は、国際社会で反米国勢力を拡大できるし、イランは経済的軍事的にメリットが大きいし、何よりムカつく米国と握手しなくてすむって嬉しさが大きいんじゃないかしら。
そして、イランからの資金・軍事的支援を得てる「フーシ派」が、サウジアラビアとUAEの油田や石油施設にしつこくドローン攻撃。
世界は繋がって反目しあってるわけね。だから、今回のイラン・米国の交渉が僕の読み通り決裂して、プーチンさんがウクライナの「親ロシア派の支配地域」に進攻して、「フーシ派」がサウジアラビアの油田に自爆ドローンを命中させたりすると、
とっても悲しいことだけど、『WTI』価格は一気に100ドルどころか120ドルまで行く可能性高いんじゃないかしら。個人的な秘密の予測だけど。
そうなったら、っていうか、僕の投資戦略は「WTIが100ドルを超えたら、石油関連株式を全て売却」。
2020年3月末に3000株を31.20ドル/株で取得した『エクソン・モービル【XOM】』の株価は、強烈に『WTI』価格と連動してるから、『WTI』が100ドルを超えたら、『エクソン』株価は87ドルくらいかしらね。
ってなると、ざっくり売却利益が+2200万円(株式購入した2020年3月末の為替レートは108円/ドルだったから、為替損益で6.5%お得なのよね)。売却利益から税金引くと約1750万円。
さらに、配当金が税引き後で総額15000ドル ≒ 170万円だから、売却利益とあわせて+1920万円/約2年間。投資額が約1010万円だから、年間換算での収益率が+95%/年(税引き後)。
さてさて、どうなるかしらね。世界平和を祈るのみよ…
《追記 2/12》
あらら、土曜日の朝、起きたら『WTI』が↓
『WTI』、ほぼ95ドルまで一時きたわね。
ってか、僕はこの日経新聞の記事、パチッてないかんね。信じるか信じないか、あなた次第だけど…
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