にゃー🐈 ニャロです。
今年は、真夏から晩夏、初秋、秋、晩秋、そして初冬って、順序良く季節が廻ってる気がするわ。それは多分… 『FIRE』して毎日、湘南界隈の太陽の下をプラリンコしてるからかも。ヘヘヘ…
もう温暖な湘南エリアも、夜から朝方にかけて気温が10度以下になっちゃったから、ちょっと夜釣りに出撃、って勢いが出ないのよね。
ってわけで、まずはお昼ご飯。そうねぇ、たまにはアッサリした貝のお出汁のラーメン、『あん藤(江ノ島)』に行こう❗
日曜日11:30に到着したら、まだ空席あったわ。
で、近くの『浜野水産』でシラス釜揚げ購入。今朝も獲れたみたいで、ちょうど釜揚げしたシラスを干してたわ。出来上がりは14:00だって。
さあ、快晴で気温はグイグイ上がって、もう15度。さあ、裏磯の夕まづめに『ワラサ』チャレンジよ。
激混雑の江ノ島参道を抜けて、裏磯到着は日の入り16:30の15分前。
まずはお決まりの「エギング」。
アタリ無いわね。相模湾としては、まだ海水温17度以上あるっぽいけど、江ノ島 裏磯は境川が流れこむし、ビーチの浅場が夜の冷え込みで海水温下がるからなぁ。今年はもうアオリイカお仕舞いかなぁ。
まあ、いいわ。『ワラサ』さえ一本。見える範囲で6人くらいジグやルアー投げて青物狙ってんだけど、誰も釣ってないじゃんね。さあ、「ジグ」行くわよ。
16:20 ~ 17:00まで、大学応援団の旗手並みにルアーロッドを振りまくったわよ。
まったく反応無し。隣のオジサンが、デカいルアーでダツ釣ったくらいね。今年で青物は…
さ、カラスが鳴くから、かーえろ。
裏磯がダメなら、片瀬漁港内に「カマス」が入ってくるまでは、乗合船しかないわね。そして、いよいよ来週が平塚市公認の「湘南ひらつか甘鯛沖釣り大会」なんだから。名門「庄三郎丸」で名誉をかけた闘いなのよ。
甘鯛釣りには、ちょいと自信があるんだけど、一発勝負だし、運もあるし(言い訳)、でも電動リール「プレイズ600(シマノ)」も新規発注して納入されたから、あとは12/4の運次第だわ。
今日の裏磯ルアー釣りが「ボ」だったから、甘鯛釣りの秘匿情報を一部開示するわね。
甘鯛釣りって、冬~初春の釣りものが少ない時期の相模湾では乗合船メインターゲットの一つなのよね。相模湾は遠浅とは言っても、ある程度沖にでれば水深100m以上で、海底は砂地と泥地だから、水深50m ~ 150m に住んでる甘鯛には居心地の良いエリアなのよね。
メインターゲットの「赤甘鯛」は、よく釣りの本に「巣穴で餌が落ちてくるの待ってる」って説明があるけど、僕のイメージは「巣穴は寝る場所」。あんなデカい体を維持するには、相当な食料調達しないと。だから、海底を巣穴からの縄張り範囲内で泳ぎ回ってるんだと思うわ。
そう、つまり水深50m ~ 150mのベタ底にいる魚を釣る釣りなもんで、仕掛けはこんな二本針が相模湾標準よ。
錘が80号で水深120mだと手巻きリールはかなりしんどいわよ。でも40 ~ 50号なら、なんとかなるかもね。
ただ、僕の釣り方だと、かなり頻繁に仕掛けの上げ下げするから、電動リールがいいなぁ。今回新品を買った名門「シマノ」の『プレイズ600』は、ベーシックモデルなのに重量470gで、前に使ってた『プレイズ1000』の615gから強烈に軽量化されたのにお値段据え置きで、シマノファンとしては鼻が高いわけよ。
餌は、相模湾ではオキアミの一匹ガケが主流よね。日本海ではホタルイカ使うとこもあるんだってさ。
コマセ振ったり、棚を電動リールで合わせたりなんてのは不要だから、乗合船で電動リール使ったことがある人なら誰でも楽しめるし、竿&電動リールセットで+2000円くらいでレンタルしてくれる船宿が多いから所有して無くても大丈夫。釣って美味しい魚だかんね。『釣割』の「前日割」だと、6500円で船釣り甘鯛できちゃうからね。
ってわけで、船釣りとしてはお手頃な「甘鯛釣り」、案外気づいてない釣り師が多いこと、↓に書いちゃうね。ライヴァルには見せないでね。
◼️甘鯛釣りで「知ってると得」な事
・予報で波高1m以上だったり、風速5m/秒 以上だったり、南風だったりしたら、可能ならスケジュール延期したほうが釣果上がるし、楽しめるのよ
酔い止め薬のレベルも上がってるとは言っても、波や風が強い日は船釣り自体の難易度が上がっちゃうから、避けれるなら避けたほうがいいわよ。特に甘鯛釣りは底から微妙な高さの棚をハンドリングして、微かなアタリ(外道の小魚が餌を食い逃げしたアタリや、本命大物のモサッとしたアタリ)がわからないと、釣果があがらないし、つまらないかんね、マジで。気温が低い分には、防寒着で対処できるから問題ナッシング
・付け餌のオキアミは、船宿支給のより、できれば前日に釣具屋さんで「3Lサイズ」とかの大きめのオキアミを買って持参するのが吉なの
甘鯛って口開けると、結構大口なのよね。水深100m前後の暗めな海底では大きいオキアミのほうがアピールあるし。かつ船宿によっては、冷凍ブロックオキアミを渡されて「自分で解凍して、形がいいオキアミを付け餌にする」ってパターンがあって。どう考えても釣果的に厳しい、って僕は思うのよね。餌って一番大事じゃんね。
・市販の甘鯛仕掛けに付いてる「ガンダマ(錘)」は外すべし
これは釣り方でもあるんだけど、ベタ底を狙うなら「ガンダマ」噛ませて仕掛けも餌も早く沈めればいいんだけど。僕は、餌のオキアミを、海底から1mくらいのところまで上げて、そこから海底にふうわりユックリとオキアミを落としていくというか、高度を下げていくイメージなのよね。だって、大物甘鯛は餌を探して海底付近を泳ぎ回ってるとしたら、海底にぴったり落ちちゃってるオキアミよりも海底から1mまでの範囲をふわふわ上下してるオキアミの方が発見しやすいじゃない。お風呂の中で実験すればわかるけど、針とヨリモドシの重さだけでも十分、仕掛けは沈むから。ガンダマ付けたら沈むの早いわよ。
例外として、海底の潮の流れが猛烈に速い場合は、ガンダマでオキアミを底に位置させたいんだけど、そうそうそんな速い潮って無いから。海底の潮の流れの速さを理解するのって相当難しいしね。
ちなみに、海の底と中層、表層で潮の流れる速さや方向が異なることがあるし、船は風向きと強さで船自体も動くからね。やたら仕掛けが斜めになるからって「海底の潮の流れが速い」って訳じゃないから。そこは要注意よ。僕は、敢えてベタ底に餌のオキアミを置いて、仕掛け上げた時に泥が付いてたら「海底では潮が止まってる」って判断するわね。
・仕掛けコストダウンや、オマツリ対応で、「針+ハリス1m」を10セットくらい自作して持参するとクールよ
これ、かなり有効よ。針なんて20個くらい入ってて400円くらいだし、フロロカーボン糸は3号か4号 ハリス用に150m買っておけば便利だし900円くらいだし。
オマツリしたら、針のハリスだけサッサと切って、この持参した「針+ハリス」をヨリモドシにササッと結べば60秒。オマツリほどいてたら5分10分あっという間でしょ。挙げ句、諦めて新しい市販仕掛け全取っ替えしたら、それだけで300円。船が満席の日は、お隣さんとの距離1.5mなんて「密」だから、潮の流れによってはオマツリ頻繁。仕掛け10回交換したら、2500円だかんね。
よほどのお爺さんじゃなければ、針もそこそこ大きいし、ハリスもフロロカーボン3号なら、針を結ぶの簡単よ。
・釣果上げるには、とにかく手返し命なの
一秒でも長い時間、「甘鯛がいる水深に、餌のオキアミが付いた状態を維持して、誘う」のが大物ゲットのコツ。選んで大物は釣れない(15cmのちび甘鯛も、大きい針+オキアミに喰ってくるから)のよ。だから、サイズ関係なく甘鯛を20匹釣れば、その中に大物、50cmオーバーが混ざるチャンスは大きくなるわけ。
そのために、船長が「ハイ、やって」ってアナウンスから0.1秒で投入するのが大事だし、オマツリなんかの対処のスピードも大事。
そして、マジで秘訣なんだけど、電動リールについてるタイマーで、「投入してから最大5分、できれば4分で仕掛けを上げて餌をつけ直す」。なんでかって、ちょっと海が荒れ気味だったり、超小物な外道が針に喰ってたり、餌だけ取られてる事って、結構あるのよ。ってことは、その状況では大物甘鯛は絶対に釣れないでしょ。それを回避するため、なの。
・竿は絶対に手持ちじゃないと…
これは大物を狙って釣りたい人は、みんなやってるし、チューハイ呑みながらゆったり釣りする時間過ごして、大物釣れちゃったら嬉しい、って人は柔らかくて長い竿での置き竿が最高。ベタ底で棚とったら、缶チューハイでぷはーっと。
だから電動リールは軽いほうが、いいのよね。手持ちじゃないと、小さい雑魚が餌を食ったのがわからないから、大物釣るチャンスが消滅してるのが置き竿だとわかりにくいの。
さらに手持ちの一番の理由は、経験則なんだけど、甘鯛の大物って、餌のオキアミをなかなかイッキ飲みしないのよね。
今まで釣った50cmオーバーの甘鯛は、一匹も針飲み込んでないのよ。100%クチビルにフッキング。中型は、喉の奥まで針を呑み込んでるケースが、活性高い日はよくあるんだけどね。巨大甘鯛さんは、長生きして生き延びてるだけあって、微かなアタリ=咥えてる状態で合わせないと中々釣れないのが50cmオーバーなんじゃないかと僕は推測してるわ。
・誘い方、アタリの取り方、竿の選び方
うわー、佳境じゃんね、これまで書いちゃう? 竿は、僕はエギングロッド使ってるの。キャストするには3.5号のエギ(約20g)までだけど、コシがしっかりしてるから、80gの錘でも船釣りなら対応できるの。で、「ジグサビキ」釣りで、エンピツカマスのアタリも取れるくらい感度がいいから、甘鯛釣りの外道「ヒメコダイ」や「ムシガレイ」の小物が針掛かりしたり、巨大甘鯛が餌のオキアミをハムハムと甘噛みで咥えてたりする微かな魚信を感じ取れるんだから。
単に手持ちするんじゃなくて、片手をリールあたりを、もう一方の手は竿のリールに一番近いガイドあたりに添えて、微かなアタリがわかるようにするの。ちょいと疲れるけど、僕はこの「微かなアタリを感じとる」時間が一番の甘鯛釣りの楽しい時間なのよね。
誘い方は、まず錘が海底に「ドンッ」て着底したら、3秒くらい待ってから糸ふけを取るの。錘は底に着けたまま。そして、更に10秒、待つの。この状況って、錘から2m上にあるオキアミ(針)が10秒かけて底に落ちていく時間。甘鯛仕掛けって、そうなってるわよね。
10秒経ったら、ゆっくり竿を1m ~ 1.5m 錘を持ち上げるの。そのとき、お魚さんが喰ってたら、そのままリールを巻いて、ゆったり合わせちゃってね。
で、アタリなければ、そこから更に50cm やや速めに3回シャクルの。これは「誘い」。アマダイに餌を見つけてもらうのが目的。
そして、10秒止めてアタリを待って、アタリがなければ再度底まで錘をゆっくり落として、同じ動きを繰り返し。大事なのは、餌を底に放置しないで、底から海底から1mまでの間をふわふわと動かし、ふわふわ落とす、そしてアタリを感じる、を丁寧に繰り返すこと。
そして、何でも「違和感」があったら、ゆっくり大きく効き合わせ。アマダイは、餌を呑み込むか咥えるかだから、合わせないと咥えてる巨大甘鯛は餌を離してサヨナラされちゃうから。
効き合わせしても空振りだったら、巻き上げ。餌取られてる可能性が高いから、速やかに餌を付け替えないとね。この手間を惜しむと、餌無しの針を相模湾に垂らし続けるマヌケちゃんになっちゃうじゃんね。
このへんで勘弁してね。これ以上情報開示したら、相模湾の巨大甘鯛が全部釣られちゃうもん…
ちなみに、50cm近い甘鯛は、冗談抜きで潜水艦みたいなトルクで海底に向かって引くかんね。ちゃんとリールのドラグを調整してないと泣くことになるかんね。ドラグさえ調整できてれば、ハリス3号はそうそうは切られないから、落ち着いて巻き上げて船長かお隣さんにタモ入れお願いしてよね。
しつこいけど、よく「サメだ、あー!」とか叫んでゴリ巻きして糸切っちゃう釣り師見るんだけど、50cmオーバーの巨大甘鯛の引きとか重量感、強烈なトルクって、鮫と間違えるくらい強いから、丁寧に対処することをお薦めするわよ。
〈12/5 追記〉
仕掛けに「ガンダマ」、基本的には余程の状況じゃなければ付けない(外す)んだけど、例えば12/4 ひらつかアマダイ釣り大会の日みたいに、大潮なんかで潮が強く動く日・時間で、ウネリも風も強い日には、無理やり餌を底に落とすために、長いほうの針から10 – 15cmのとこにちっさいガンダマ打ったほうがいい、こともあるから、柔軟に…
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