ラ・ビアンカーラ マシエリ【ヴェネト州, イタリア】La Biancara MASIERI 2019

日本ブログ村バナー
日本ブログ村バナー
PVアクセスランキング にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

『自然派ワイン』とか『ナチュラルワイン』なんて言葉、ちょいちょい見かけるようになったかしら。

難しいことは抜きにして、一口飲んでみて「美味しいじゃん❗好みだよ」、であれば、もっと色々試してみればいいし、「うーん、ちょっと…」であれば、まあそこまでよ、で。

でも、『自然派ワイン』って、デパ地下や酒屋さんに、そもそも置いてなかったり、ましてや試飲なんてやってないし、試す機会が少ないのよね。

かといって、じゃあネット通販で一本買ってみるか、ってググってみると、「うぇー!」ってお値段だったり、意味不明な説明文が満載だったり、フム。

この『マシエリ』、お値段的にも、お味的にも、「試してみたいなぁ」ってあなたにも、『自然派ワイン ラヴ』な面倒なマニアにもお薦めできる、実に愛すべき一本なんですよ。

「ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)は、ブドウの栽培方法から、自然の酵母を使用して発酵させる過程、瓶詰めにいたるまで、できるだけ自然に近い形で製造されているワインのこと」とか、定義が結構幅広く言われてるんだけど、まぁ「酵母を極力殺さず瓶詰め」されてるってのは大事なポイントなわけで。

酵母が活きてると、瓶内のワインの糖分が発酵を続けちゃうので、生き生きした味わいが期待できる反面、ワインの造り手さんが意図した味わいに対して輸送中や保管中に辛口になりすぎちゃったり発泡しちゃったり、するわけ。

なので、海外から日本まではエアコン付きのコンテナ(リーファー)、そこから倉庫→トラック→酒屋さん→クール便、と、14度以下の低温で管理されないとって言われるわけ。ちょっと面倒よね。

コンテナ貨物船でもトラックでも電源供給して保冷しちゃう『リーファーコンテナ』、イカす❗

でも、お口に合っちゃう人たちは、はまります。僕も。

ってわけで、神奈川の夏は上等なワインには過酷すぎて、連日のビールライフが正解な気がしますが、でも今日の夕飯は『スパゲッティーニ ブルーチーズソース』なもので、白ワインが飲みたくて、開けたのがこのワイン。なんせ、自然派ど真ん中で味わいもラブリーなのに、上代で2500円しない庶民の味方。ワインセラーに5本常備してるから、軽やかに抜栓できちゃうのよねん。

【ブドウ品種】ガルガーネガ 100%

【原産地呼称】I.G.P (Vino a Denominazione di Origine Protetta) *D.O.P. ガンベッラーラ地区だけど、D.O.Pじゃないのねん

『ガルガーネガ』って白ぶどうは、イタリアの有名な白ワイン『ソアヴェ(SOAVE)』の主要品種(D.O.P. SOAVEとしては、ガルガーネガ70%以上+ピノ・ビアンコ、シャルドネとの混醸が決まり)なもんで、イタリアンが好きな人は飲んだことあるブドウ品種なのよね。レストランでオススメされるとき、「フレッシュ&フルーティで、酸味もしっかりしてて、魚介類と合いますよ。有名な水の都 ヴェネチアのあるイタリア ヴェネト州のワインです」なんて、ヤングなカメリエーレでもスラスラっと説明してくれっちゃったりして。ただ、『SOAVE』も、このワインの産地の『ガンベッラーラ』も、ヴェネチアから西に約90kmの内陸部なんだけど。へへ。

このワイン、「いわゆる『ソアヴェ』」と比較すると、それほどフルーティではなく、柔らかい花のような香りと生命感、ミネラリーなニュアンスがあって、「むほほ、これこれ」と、自然派ワイン好きな僕はほころんじゃうわけです。

色味は薄いレモン色、清澄度は「濁ってはいないけど、うっすら・・・」みたいな。むやみやたらと清澄度(透き通ってるか、濁ってるか)を追求しないのも『自然派ワイン』の特徴かも。昔のソムリエ試験とかワイン教科書には「清澄度が低い=濁ってるのは、そのワインが不健全な証拠」みたいに書いてあったけど、時代は変わるものなのねん。

味わい、ガツンとくる感じじゃなくて、柔らかな、「甘くないけどフルーティな感じ」、少し塩味を感じるようなミネラル感、軽やかな酸味と旨味、気に入ったらグビグビ飲んじゃうよ。危ないワイン。

この『ラ・ビアンカーラ』には、他にも『泡』『赤』もあるし、『白』は上級のキュベ(お値段も上級)あるけど、僕はこの『マシエリ』さえワインセラーにあれば、心穏やかです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました