なちゅ北海道ワイン研修2022 #1 3日目 : 空知『ナカザワヴィンヤード』で「クリサワブラン」が生まれる葡萄畑を歩いたら幸せな気持ちになったの

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ぐるめ

にゃー🐈️ ニャロです。

3日目は空知、札幌の北東に位置するエリアで、岩見沢市が中心なんだけど、夕張市とか三笠市とか含むエリア一帯なの。

新千歳空港からだと札幌行くより近いのよん

空知にも、素晴らしいワイン生産者さんたちがいるんだもんね。その中でもびっくり優しく澄んでワンダフルなワイン「クリサワブラン」を生産してる『ナカザワヴィンヤード』の中澤さんを訪問したの。

優しくてカッコいいオジサマのお話を、夏晴れの中澤さんの畑で聴きながら歩いてるだけで、なんか天国を歩いてるみたい。昨夜飲んだ「クリサワブラン2020」、少し残して持ってきて、こっそり畑で飲んじゃえば、多分天国に一瞬行けちゃうかも… そして岩見沢警察に飲酒運転で逮捕されて地獄行きね。

「ザ・シェフ」のナイスセレクトだったわ

今年の空知は、雨が多くて大変だったらしいんだけど、美しい畑だったわ。

なんせ天気がね、前日と打って変わって快晴だし

2.7ヘクタール、20年目の畑で伺った中澤さんのお話をメモしたの↓

ゲヴェルツトラミネールは今年、結実がうまくいかなかった。

実が少ないわ…
実がタップリな樹もあるんだけど
花ぶるいなのね…


今年は葡萄の葉っぱにつくダニが発生している。共存で対応する考えなので、そのままにしてある。

今回訪問した畑で、他の畑じゃみなかったわ…

ピノ・ノワールには「飛び玉」が出ている。 味わいや熟す速さが葡萄の実の粒ごとに違うのは良いことと認識している。

「飛び玉」!
フムフム…
お散歩サイコー!
北海道の夏の空
ピノ・ムニエさんもヴェレゾンね

ピノ・ムニエは、少し房が大きい。
涼しくならないと、酸が顕著に減って病気になりやすい品種で、2012年は酷かった。

お散歩〜!

2021は干ばつで、葡萄の実に栄養が足りず発酵が進んでいない。(設備の都合で)2年分のワイン在庫を持てないので、甘いワインでのリリースになりそう。

ケルナー

ケルナーはベト病や黒とう病に弱い。
無農薬だと難しく、新たにケルナーは植えないつもり。雪にも弱いし、枝折れすると新しい枝が出ない。
灰色かび病にはケルナーは強い。
2018はケルナーだけが大豊作だった。
いつもはゲヴェルツ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ケルナーの順番の収量だけど、2018はケルナーの収量が一番多かった。

なだらかな斜面なのね
ワインのイメージそのものの畑なの
色々な品種が混ざってて、樹齢も混ざってて

苗木屋さんに自分の畑の枝を渡して苗木をつくってもらうので、苗木ができるまで1.5年かかる(=クローン)。種から育てると親と違う葡萄になる。

サヴァニャンを植え始めている。(クリサワブランの)味わいをあまり変えないと思う。

タマバエ…

タマバエがついたら、その葡萄の粒は取る。

トンボさん。生態系がね、維持されてる畑なのね
酷い葡萄はこんな感じ…
とっても丁寧に質問に答えてくださって、中澤さん

ピノ・ノワールのブルゴーニュクローンは、実が締まって美味しいが病気に弱い。

苗木用に枝を譲ってくださいといわれたら、可能なら提供している。

シルヴァーナー

シルヴァーナーは、将来的には単独でキュベをだしたいし、今も(クリサワブランの)ブレンドで重要な品種。

植えたばっかりの樹も混じってて

ソーヴィニヨン・ブラン、ガメイも少し植えてある。

ダニ…
綺麗ねー
美しい季節ねー
海が大好きな僕も、この畑には痺れたわん

ブレンドは、基本は取れた量に応じて。ただし、ゲヴェルツトラミネールは単独でキュベを作ることがある。
ピノ・ノワールは単独のキュベを作るか作らないかで、(クリサワブランの)ブレンドの味わいに影響がある。
各葡萄品種のブレンド比率が変わっても、同じ畑の葡萄なので味わいは大きく変わらない、似たニュアンスがあるんだと思うし、そう思いたい。

下草は、一列おきに残して、生態系を残したい。

下草残し列
下草刈った列

感想… 幸せな気持ちになっちゃった。凄いオジサマが空知に実在するってことね。はぁ〜、人間って、凄いわね…

次は『10R』を訪問ね。

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