にゃー🐈 ニャロです。
いよいよ、湘南に住む「甘鯛ラヴァー」なら誰もが夢見る栄誉あるタイトル、『湘南ひらつか アマダイ釣り大会 優勝』じゃんね。大興奮。
前日に、おニューの電動リール「プレイズ600」にPE 2号 300mを手巻きしたり、タックルベリーにオキアミ3Lサイズ買いに行ったり、替え用にハリスに針を結んだり、まさに「取引先とのリコール費用交渉」の事前準備より真剣に準備したかんね。
当日、受付は6 ~ 7時って書いてあったけど、同行した平塚在住ぎっくり腰フィッシャーマン Hさんより「5:45現地集合」の命が下ったから、おうちを4:50にママチャリ号で出陣。何故か釣りやゴルフだと目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるのよね。
真っ暗な国道134号線を西へ。先週の強い南風で、海側の遊歩道は砂がどっちゃり積もって砂漠化してて、回避したもんだから、結構時間かかっちゃった。お約束の時間ぴったりに『庄三郎丸』に到着。
甘鯛に限らず、乗合船での釣りで最重要ポイントが「場所」。オカッパリ釣りでも場所は最重要ポイントだけど、乗合船の場合は圧倒的に後部の角 2席(トモ)がVIPシート。
理由は色々あるんだけど、「オマツリ(お隣さんと仕掛けが絡んじゃうこと)リスクが半分以下、竿を進行方向後ろ向きにも出せる」「根魚の場合、船が風で流されて後進した際に、フレッシュなポイントを攻められる」「トイレが近い」「船の移動の時に波しぶきがかかりにくい(後部スペース避難しやすい)」、特に週末なんかで船満席でお隣さんとの間隔が狭いときは、露骨に有利だし、ストレスフリー。だから、みんなが狙ってるわけ。
釣り宿によって、「当日早い者勝ち(船にクーラーボックス置いて場所とり、とか、船宿で名前記入とか、整理券方式とか)」「予約早い者勝ち」ってあるんだけど、たまーに揉め事も見るから、みんな必死に後ろ角のVIP席を狙ってるわけ。
ちなみに、「トモ」のデメリットは、「ディーゼルの煙が臭い」「真後ろで立ちションされる」、だから、釣果に影響するデメリットは無し。
人によっては、進行方向前側の角席(ミヨシ)が好み人もいるんだけど、僕は大の苦手。
なんせ、船が揺れる日は、ミヨシはそれこそ遊園地の乗り物並みに上下するからね。乗り物酔い以前にタナが取れないのよ。アマダイとかカワハギ釣りはタナ取り(仕掛けをどこに止めるか)が超重要だかんね。
それに、ミヨシは海面から高いから、取り込みでポロリしちゃうリスクも大きいの。カワハギで30cmオーバーなんて、たも網用意してる暇あったらバラしちゃうし、抜き上げるのがベストだと僕は思うんだけど、「みよし」だと難易度アップだし、実際ポロリしたことあるしね。
それに、座席は水平だけど、地面は斜めだから、何かとトラブルなの。乗合ルアーだったら「みよし」がベストだと思うけどさ。
あとは、真ん中あたりの「胴」エリア。
「胴」は一番揺れが少ないし、船長さんがいるコックピットに近いから、トラブルのときや仕掛け追加で買う時便利だし、後ろの壁に寄っ掛かれるから「呑み釣り師」は置き竿して居酒屋釣りができちゃうじゃんね。
話を戻すと、座席は大事なもんで、この大会では「くじ引き」システムでした。で、複数名で参加の場合はお隣にしてもらえるから、良かったわ。
決まった釣り座は、ほぼ胴中央。まあね、この大会、100名参加で5隻の船は片側10名で満席だかんね。
さあ、出船。夜が明けてきたわよ。
気温は5度、ほぼ無風だから、寒さは問題無し。数日前予報よりもウネリあるのは…
意味不明、季節外れの台風21号。前夜に熱帯低気圧に変わったっていっても、ウネリ残ってて、予報では波高0.8m。やや厳しいなぁ。
平塚漁港を出船して、進路は西へ、大磯沖水深95 ~ 110mを船長さん攻めてたわよ。30分くらい走って、さあ釣り開始。
今回の大会は「参加費 餌つき9000円」だったんだけど、配られた餌のオキアミが、かなり上質だったもんで、持参したオキアミじゃなく、
配られたオキアミを針につけて、さあ釣り開始。釣りかたは、↓の通りにやっちゃうもんね。
一投目、底をとって、50cm上げて三回誘って止めると、早速ぶるぶるっとアタリ。小さな引きだから電動リール高速で巻き上げると、
あら、ヒメコダイ。ってことは棚は合ってるし、お魚さんの活性もグッドってことじゃんね。潮は大潮、期待しちゃうじゃん。
そして… ここから過酷なスーパービッグフェスティバルが始まったの。そう、日本語直訳すると、「戦場のオマツリ連発地獄」…
今回、満席で席間隔は2m弱なんだけど、潮流れ穏やかな日なら、アマダイ釣りならオマツリはちょいちょい出るくらいなんだけど。この大会大会では糸の太さ PE 3号以下、オモリ50号って統一してるからオマツリはそれほど出ないって予想してたんだけど。
なんせ、吹き出した西風が段々強くなるから、船も後ろに結構速度で押されて、船長が船をちょいちょい前進させてポイントをキープするんだけど、大潮で海の中の潮の流れも相当速くて、しかも「二枚潮」っていう、水平方向に流れのスピードが違う層ができちゃってて、仕掛けを海に投入すると40mくらいまでは左に仕掛けが流れるのに、そこから急に右に流れて。
そこに、アマダイ釣りとしては軽めのオモリ50号だから、仕掛けの投入タイミングが異なるだけでオマツリ。底に到達できても、二枚潮と強風による船の動きが縦・横・斜めに影響して、それこそ6人さきの方とオマツリしたり。地獄だわ…
ありがたかったのが、「中乗りさん」が二人乗船してくれてて。「中乗りさん」ってのは、船長以外で釣り船で色々お世話してくれるオタスケマン。
オマツリの対処とか大物のたも網とか。その二人がフル稼働だったわけで、無傷で仕掛け投入して、底でアタリ取って、取り込みまでオマツリ無しだと奇跡的ってな具合。とにかくオマツリも重症のオマツリ連発だから、針&ハリスの予備持っていって大正解だったわ。
両隣がオマツリして対応してる隙に釣りをする感じ。魚の活性はめっちゃ高くて、釣り開始直後には25cmオーバーの旨そうなウルメイワシや、
30cmくらいの微妙なサバも回ってきて、そいつらがフェスティバル(オマツリ)をさらに混乱させる悪循環。
西風が強まるにつれて結構なウネリになってきて、僕も酔い止め薬呑んじゃったんだけど、船酔い脱落者は出なくって。みんな気合いが凄いのよ。
そして、朝イチのオマツリ連発の間隙を縫って43cmのナイスなメタボ甘鯛を上げたのは、右舷「大トモ」の釣り師。だよなぁ、この状況で「トモ」は極上VIPシートよね、ギャフン。
その後も、フェスティバルの隙間を狙って攻めるんだけど、
活性高いから、狙う棚に餌を位置キープできれば食うんだけど、とにかく船が前後上下に動きまくるし、海底もフラットじゃないポイントで、振り返ると、ガンダマ噛ませて、
餌を底に置いて、餌捜す甘鯛さんが偶然発見してくれるのを待つ「待ち釣り」しか無かったわね。テクニカルに誘って釣りするにはタフ過ぎるコンディションだったわ。
波風は強まっていく一方で、
終了の13:00まで、といっても全力で手持ち誘い底取りやって、オマツリ対応して、試合終了。やっぱ大会は面白いわ、お魚さんたちの活性高かったから、波風穏やか日なら今季は釣果も期待できそうよ。
表彰式まで見ないで、参加賞のフリカケ頂いて退散したけど、他の船で47cmくらいの激メタボ甘鯛が釣れてて、あれが優勝っぽかったわ。でもその人も2匹目は25cmくらいの小物で、去年は40cmオーバーを2匹揃えてる強者が何人かいたんだけど、今年はやっぱりテクニカルってより一発運次第だったぽいわね。
帰り道、平塚漁港からママチャリで10分の『青木商店』で日本酒探し。
ここはこだわりが猛烈なお店なのよね。冷蔵庫覗き見てるだけで、ウキウキしちゃって、疲れきって眠気300%なのに飽きずにウロウロ。二本お買い上げ。
で、更に帰り道の『ゴールデン・バブ(茅ヶ崎)』で反省会。
海が落ち着いたら、片瀬漁港『萬次郎丸』の「釣割 前日割」でリベンジ甘鯛出撃しないとね。はー、楽しかったわぁ。
〈12/10 追記〉
やだー、金魚みたいなベイビー甘鯛二匹を豪快に提出した、平塚の一流バイヤーさんから、「実は入賞してたらしくて、賞品もらっちゃった、ケケケ」って↓写真が…
あの金魚二匹で、この賞品… 優勝したら、クルーザーでも頂けそうな勢いじゃないの。平塚市、すごーい! 来年こそは…
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