にゃー🐈 ニャロです。
東京都は四回目の『緊急事態宣言』ってことで、『不要不急なお出かけ駄目駄目』って『AC JAPAN』もコマーシャルやってますが、『必要至急』の要件があり、やむ無くラッシュ時間のJR東海道線に向かうと…
駅も電車も普通に…
「わお! Wow !!」。『FIRE』から約１ヶ月ちょい、有給休暇消化含むと2ヶ月以上通勤してなかったので、外国人みたく通勤ラッシュに腰引けてしまいました。みんな、『必要至急なのねん…』
仕事でも仕事外でも、世の中には『本当っぽい嘘』や『噂レベルの情報に基づく伝言ゲーム』みたいな偽情報が本当に多くて。
そもそも、なんかヤバそうな『緊急事態宣言』って、ちゃんと理解してないなあ。皆さんは完璧に理解してます?
言葉の雰囲気的には、それこそ『隣国が宣戦布告してきた』とか『富士山噴火』とか、『大地震で本州が二つに割れた』なんてレベルの大事の時に政府が『宣言』する、めっちゃ強制力のあるものっぽいけど。
みんなスマホで即ググれる良い時代。満員電車の中でグググっとすると、
『緊急事態宣言』とは : 全国的かつ急速なまん延の恐れのある新感染症に対する対策の強化を図り、国民の生活と健康を保護し、国民生活や国民経済に及ぼす影響が最小となるために行うもの。新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいている
フムフム、なんだか「戦争だから、緊急事態なんだから、何でも政府の言うこと聞くこと。例外無し」みたいなのとは随分違って、「経済にできるだけ影響させないように」って明記してあるのね。じゃあ、サラリーマンが通勤継続で満員電車なのは、『緊急事態宣言』の主旨と相反するわけじゃないのね。フムフム。
『東日本大震災』では、原発の屋根がぶっ飛ぶフィクションを超えた『緊急事態』だったよね。でも、『緊急事態宣言』的なの一切無くて、「コミット破りまくり」の民主党政権がやたらと『想定外、想定外』を繰り返す、吉本新喜劇みたいな悲惨さだったわけで、今回のコロナで『緊急事態宣言』が出ただけでも立派、なのかな。
ってわけで、通勤の現場だけ見ると、いわゆる『大手企業』はごく普通に遠慮無く経済活動に邁進されてるようで、ちょっと安心。中小企業・個人事業主が主体の飲食業界だけが狙い打ちされて、改めて政治への参画意識の重要性が認識されたようです。
さて、日本株。最近登場した『デルタ株』とか『ラムダ株』とか、コロナ終息はワクチン進捗しても先延びしそうだし、その対応で日銀が『日銀ETFキャノン砲』を再度連射してくれれば、日経平均は3万円台に再度届くと僕は予測します。これを日銀が連射するか射たないかは日本株市場の大きな分かれ道になるんじゃないの?
『日銀ETFキャノン砲』を知らない方に、３分間インフォメーションです。
日銀は、+2%/年のインフレ目標達成をめざしている一方で、コロナ前もなかなか物価が上がらず、しかもコロナで景気急激悪化が想定されたため、『ETF(Exchange Traded Fund) 、日本語では「上場投資信託」』、『日本の国債』『REIT（不動産投資信託）』などの金融資産買い入れを通して市場にお金を供給することで、市場の資金循環の改善や、予想実質金利の低下、企業の資産価格の上昇といった効果により、「物価の安定」と「金融システムの安定」を目指している、んですって。
「へー、そうなんだ。日銀は日本円をジャンジャン印刷できるんだから、もっと『ETF』買え買え、日銀祭りじゃい!」。はい、実際、2020年、日銀は総額7兆円!を買い入れしてます。
2020年度の消費税の税収、いくらか知ってます? 21兆円弱。この額の1/3を、同じ年度に日銀が『ETF』買ってるって、強烈でしょ?
様々なメリット・デメリットあるけど、簡単に言えば「日銀が『ETFキャノン連射』すれば日経平均は上がる」、それは間違いないです。
実際、各企業の決算が軒並み赤字や大幅減益だった2020年の『日経平均株価』がこんな動きをした要因の一つは、間違いなくこれです。
そもそも、2011年から日銀は『ETF』買い入れを続けてます。
凄いよね、2020年3月の『コロナ下落』のあと、あっという間に下落前の株価を突き抜けて日経平均 3万円突破。
この『日銀ETFキャノン連射』が2021年ストップしてます。
大きな下落時に単発で発射されることもありますが、裏番組で日銀による『ETF』売却も平行実施しており、今のところ2021年は『購入』よりも『売却』のほうが多いと推測されてます。本当にそうなら、株価下がりますよね、日本円を印刷できる超大物(日銀)が買うの止めるどころか売ってるとしたら。
僕の読みは「引け腰ながら、日銀は結局『日銀ETFキャノン砲』を連射して、2021年も大幅に買い越す」。理由は、日本のバブル崩壊を繰り返すことだけは今の日銀は絶対避けたいはずと推測するから。
少なくともアメリカ『FRB(アメリカの中央銀行)』が政策金利上げを2022 – 2023 辺りで開始するまでは、『暗黒デフレの戦犯になりたくない』日銀のトップ達は、『日銀ETF キャノン砲』を廃棄できないんじゃない?
さて、「株式投資してないし、そんなの関係ねぇ～」って思ってるサラリーマンのあなた、これ、あなたの銀行口座に眠ってるお金や、毎月のお給料の価値を下げてる、って気が付いてますか?
文系出身の僕でも、『金』と引き換えられるわけでもない『日本銀行券』は、いくら日本の『法定通貨』だからって、ジャンジャン印刷しまくったら一円あたりの価値が下がるって理屈、わかりまっせ。
え? 「吉野家の牛丼が並盛384円、ユニクロのフリースが1999円ならいいじゃん」?
吉野家の牛肉はアメリカ産、ユニクロのフリースは中国・ASEAN製。日本円をGDP (国民総生産)の上昇や税収増大といった裏付け無しで印刷しまくったら、当然為替レートは円安になって、原油や各資源価格急上昇含めて日本円の価値は下がるよね。現金で日本円持ってる人は、日銀が紙幣印刷するほど資産価値目減りするって、間違ってますかね?
僕はそう考えてるので、極力『現金』保有を減らして『株式』保有してます。通貨価値が下がっても企業価値(優良な企業は)は下がらないから。
しかし、ひょっとすると、超賢い『日銀』や『財務省』の役人は、そうして強烈な円安を誘導して、自動車業界含めた輸出産業を応援してくれてる? うーん、そこまでは読めないなぁ…
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