にゃー🐈️ ニャロです。
ねえねえ、ワイナリーでぶどうの収穫お手伝いって、したことある?

日本国内のワイナリーで収穫参加したことあるヒトは、けっこういると思うの。
インスタントグラムとかで、
「今週末の台風で大ピンチなので、収穫サポート大募集 明日明後日で採りきっちゃいたいのだー!」
みたいな告知、よく見かけるようになったし。
ボクも、ご縁があって、北海道の空知で毎年収穫に参加してるんだけど。
ハッキリ言って、自分が大好きなワイナリーでの収穫って、そうとう楽しいの。
ヒトによるみたいだけど、ボクは相当大好き。
なんせ、大好きなワインのワイナリーの畑でボケ~っとするだけでも気持ちいいのに。
そのワインのぶどうを、チョッキンチョッキンと、日の出から日の入りまで、涼しい秋の北海道で戯れるゴージャスさ(真面目に働くけど)。

都会育ちでオフィスワーカー育ちのボクには、屋外での農作業ってのは興奮しちゃう、スペシャルなアクティビティなわけで。
それまでは、
「これは火山岩土壌のネレッドマスカレーぜかぁ、旨いなー、ほへー」
とか呟きながら、ワイングラスをグルグル廻してちびちび舐めたり。
「これは、お値段お高い感じだったけど、凄みのあるワインだなー、カックイぃ〜」
なんて思ったり。
ワインの成り立ちが、ぶどう➡潰したり絞ったり漬け込んだり➡発酵してアルコールがでてきて➡熟成とかして、瓶に詰めて、なんて本では読んで「ふむふむ」とは、知識として知ってたけど。
実際に、自分たちで収穫したぶどうを、重さ測ってプレス機にいれて搾るのを眺めたり、
除梗っていう、ぶどうのステムを外したりする作業や、色々な収穫や醸造道具の洗い物したり、ワインの醸造のホンの一端に参加させてもらえるのって、ホントにありがたいかぎりなんだけど。

もう、そうなっちゃうと、そのワイナリーのワインの味がドーノコーノって感じじゃなくなっちゃうの。
ホント、こればっかりは、言葉じゃ伝えらんないんだけどね。
で。
日本の素晴らしいナチュラル的なワインって、そもそも本数が少ないし、そうそう飲めないし。
やっぱ、イタリアとかフランスの、そうゆうワインを呑むことのほうが、世間全般的に多いじゃんね、ね?
そうなると、イタリアとかフランスのぶどう収穫、気になるじゃん。ね、ね?
でも、色々ハードル高い感じするじゃん。

ボク的には、言葉が通じるイタリアならまだしも、「赤ワイン(Vin Rouge)」ってフランス語すら通じないボクが、おフランスで、大好きなワイナリーの収穫参加できたら…
なーんて、妄想するのはタダだけど。
でも、妄想が実現することって、あるみたい。
2年前かなー、添乗員バイトのフリータイムに、パリの酒屋さん「La Cave Pigalle」でオススメしてもらった北ローヌのワイナリーがあって⇩

あんまりにも好みの味のワインだったから、インスタントグラムでみっけた連絡先にメッセージしたの、「美味しいーーー!」って。
そしたら返事来て、
「日本人か?」
「そーである」
「じゃあ遊びに来い」
「ん?収穫参加していいなら、行く」
「いいよ」
んんん!?いいの??
って経緯で、ジュラ旅以来のフランス旅(添乗員バイト除く)が決定したってわけ。
そのワイナリーは北ローヌ、サンジョセフのあたりにあるんだけど。
で、調子コイて、北ローヌからクルマで三時間のラングドック フォージエール Faugèresのワイナリー Clos Fantine にも、
「会いに行ってヨロシイかしら?もし収穫時期だったら収穫参加しちゃったりできちゃったり?」
って連絡したら、
「いいわよ、なんなら2泊くらいウチでしてきなさい」
って、1年前の鎌倉でのイベントで面識あったコリーヌさんから。

うひょ…
一歩踏み出して見るもんじゃんね。
で、調子コイて、もいっちょー、って、ブルゴーニュ Maconのワイナリー Clos des Vignes du Maynesにも連絡してみたら、
「あー、ウチは今年は8/27収穫終了予定でー、9月だったら時間あるから遊びおいでー」
って。行く行くー。
そんな感じでアポイント取れちゃったわけで、あとは気合いいれて、お土産の鳩サブレー持って、行くのみ。
出発の1週間前に、ボク以上のワインクレイジー MORIOも参加表明してきて。
んで、ピューっとパリに飛んで、空港レンタカーでピューっと南仏へ。
こっからは、リアルな南仏収穫お手伝いの実態。なかなか、無い情報だから、ビビってるなら読まないでね。チビるかんね。
で、まずはFaugèresのワイナリー Clos Fantine 。
ここのワインは、マジで旨い、しみじみ旨い、とにかく旨い、めっちゃコアなファンが多い素晴らしいワイナリー。
某藤沢の誇る世界トップ2の四川料理屋さん「FU FU SHISEN」の、オフィシャル提携ワイナリーでもあるクロファンティーヌ。

近くの町 Bédarieuxに前泊して、9/2朝イチ07:20から収穫参加。
ハッキリいって、ラングドックの9月頭の日差し、ハンパない。強烈〜!
冗談抜きで、ソーラレイかコロニーレーザーの直撃級、特に11:30以降。

朝イチは、涼しくって。
作業手順も、北海道でやってきたやり方で基本的には大丈夫。
最初に、
「どういうのがNG?」
「乾ききったカリカリは外して、あまりないけど酢酸になってるジュクジュクのも外して」
「セミドライレーズンみたくなってるのも、ミルランダージュ的な酸っぱめの小粒の実も全部オッケー。食べてみると美味しいわよ」
ふむふむ、じゃあやってみよー。

意外や意外、確かに北海道より空気が乾いた南仏ラングドックだから、健全なぶどう果が多いは多いんだけど。
バッチリ、鳥に食われてたり、

カリニャンとかシラーとか、ぶどうの房がビックリするほど小柄だし。
南仏って、どのぶどうもドカーンとどデカいかと思いこんでた…
もちろん、品種によって、アラモンとか大きめだし⇩

グルナッシュも、立派な房はドカーンって感じだけど⇩

とにかく高樹齢な木が多いクロファンティーヌ。
仕立が全部ゴブレ仕立てで、オリヴィエさんに理由聞いたら、
「うちのぶどうの木は高樹齢だから、木にストレスがかからないゴブレ仕立てなのである」
、って。

ゴブレ仕立=ぶどうの位置が低い、つまり収穫作業の姿勢は…


これは、ハッキリ言ってキツい。マジで。
房がいっぱいついてる樹の場合、ボクはぺったりお尻で座ってるチョキチョキしたけど。
でっかいフランスチーム、腰曲げてチョキチョキするんだよねー、エグい。
ゴブレ仕立だと、ワイヤ仕立と違ってぶどうが放射状になるから、腰曲げてグルグル回りながら上からチョキチョキするのがイチバン効率的、なんだけど。
まぁキツいじゃんね、慣れてないし。
かつ、太陽はガンガンと高くなって、日差しは猛烈。体感温度は45℃。
乾いた空気で汗はかかないけど、日陰はないから、夢にまでみた南仏ラングドックでの灼熱収穫を満喫できちゃうの。
それだけじゃなく、7:30収穫スタートで、1.5時間後に1回コーヒーブレイクした後は、なんと14:30までぶっ続け。うひょー!
かつ、1列が果てしなく長い畑もあって、気が遠くなる…
もちろん、適宜お水をね、トラクターに飲みいったりするけど、そうしないと死ぬけど。
この後で北ローヌでの収穫も同じだったんだけど、だいたい14:00前後で収穫終了。
北海道だと、朝7:00くらいに作業開始して、だいたい1.5〜2.0時間毎にお茶休憩、お昼ごはん食べて日暮れまで収穫ってのがアルアルなんだけど。

フランスはガンガン収穫して昼過ぎに終わり、そっからは…


みんなで喋って呑んで食べる。
まずビール、でツマミ、ワイン、ワイン、ワイン…
とにかく喋りまくるクロファンティーヌの親類&友人たち収穫チーム。
収穫中も、無口と思われてるオリヴィエさんからして喋りまくり、二十代の息子&娘たちも喋りまくり、パワフルだし南仏らしい賑やかな収穫。
この後の北ローヌでの収穫は、静かめだったから、これは参加メンバーによるみたい。
なんかさー、フランスの収穫っていうと、日雇い季節労働者たちが主役なのかと思ってたんだけど。
クロファンティーヌの場合は、だいたい収穫が3週間程度で、前半は親類友人だけでマッタリとやるんだって(イヤイヤ、かなりガッツリだったけど)。
で、後半に地元エリアのアルジェリア人を動員して一気に収穫終わらせるんだって。
北ローヌのワイナリーは畑小さいのもあって、友人たちだけで収穫やっちゃうんだって。
ちなみに、北ローヌ サンジョセフの畑って、猛烈に切り立った急斜面で。
サンジョセフ=ローヌ川を見下ろす場所じゃないとダメなんだって。



ホント、油断すると転がり落ちて大怪我しそうな畑で、これもキツかったなー。
バケツをぶどうの木の斜面上側にうまく置かないと、バケツひっくり返って収穫したぶどうが大変なことになるし、そこら中で悲鳴が上がってたり。

でも、ここも北海道とは異なった、個性的な収穫に参加できて、良かったなー。
収穫後の醸造作業も色々一緒にやらせてもらえて。


とにもかくにも、収穫は楽しい〜!


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