マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #2 Sulmonaの再訪したいトラットリア『Buonvento』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

うーん、なんだか僕の欧州内運転スキル、驚異的に進化しちゃったみたい。

ローマ テルミニ駅出て、若干おっかない一般道から高速道路へ。山が近づいてくると、なんだかインパネの気温表示がゼロ℃まで下がって、視界にはアペニン山脈で3番目に高いモンテ・ヴェリーノ。機内から見下ろしたまんま、真っ白じゃん、やっべー…

山の脇を抜けたら気温はジワジワ上がって、2時間弱の高速運転でお昼ご飯狙いのアブルッツォ Sulmonaの町にスムーズに到着。そこそこ大きな町だから、当然駐車場は旧市街の外側。基本動作じゃんね。

この町には、例のアプリ「RAISIN」載ってる怪しげなお店「BuonVento」があるんだもんね。ペコペコお腹だし、人生初アブルッツォ食事だし、今なら羊肉1kgでも余裕で食べちゃうもんね。

ん?なんか、町の目抜き通りっぽい通りを歩いてると、

何軒も変わったお花屋さん… じゃなくってお菓子のお花屋さんだね。なんでだろ?

ふむふむ、今回も激安SIMカード(30日間有効10GBと欧州内電話3000分で1980円)ばっちり起動させてあるから、ググッてみると…

へー、ここSulmonaの町の名産が「コンフェッティ」って砂糖菓子なのねん。そんな大きな町じゃないのに、この通りに5軒もお店があるんだから、まるで秋田の市民市場の筋子屋さんみたいじゃんね。

お土産買うのは後回し、「BuonVento」はここね。お店の前から山々が一望できちゃうロケーション。

ほぼ開店時間の12:30に覗き込んでみたら、

予約してないんだけど、ってモジモジしてたら… カウンターに入れてくれた!
クリスマス前の12月、このお店もあっとゆう間に全テーブル満席、めっちゃ予約無しのお客さんお断りしてた。さっそくラッキーじゃん!

やっぱ、ワインバーじゃなくて食事をする場合は基本的には予約したほうがいいわよね、アブルッツォまで来てヘッポコいお店で冷めたピッツァとか食べたくないじゃんね。今日は飛行機やレンタカーが遅れる可能性があったから予約してなかったんだけどさ。

んで、結論から言っちゃうと、ここは「実に来て良かった」お店。元々は酒場だったらしいんだけど、ワインは「うちはナチュラルなワインしか置いてないぜ」、だし。料理はムチャンコ旨いし。

そして何より支配人もカメリエーレたちも愛あるサービスで。

ゴリラみたいにグラスワインを注ぐのは、アブルッツォの常識なのかわかんないけど。

グラスワイン1杯に180〜200ml、4杯飲んだらボトル一本分。まだ今夜の宿のCansanoまで…、まぁいいか。ってこれが、今夜の「アレ」につながるんだけどさ。

注文したのは、
「キタッラ アッラブルッツェーゼ(アブルッツォ風)」、

ここのはトマトソースに羊のスジ肉というか、ゼラチン出そうなは切れっ端っぽいのがとろけて入ってて、まーなんつーか、止まらない。結構な盛りだけど、瞬殺。

キタッラがね、実に魅惑的な歯応え、食感。はっきり言って、食いしん坊なら3皿食べたくなるご馳走。アブルッツォ、なんて良い場所なんだろ。

お野菜もね、「インサラータミスタ」。

オリーブオイルもアチェートも当然地元の。「オリーブオイルは村の造り手の、アチェートはペコリーノでナチュール造ってる造り手の」って。ご馳走だねー。

「子羊ロースト」は、思いの外あっさり。骨付き部位をホジホジしゃぶりつきながらモンテプルチャーノ・ダブルッツォ、なるほどねー。こりゃアブルッツォの味だねー。

山盛りゴリラ盛りのグラスワイン、全部アブルッツォのナチュールで4杯(合わせて、ほぼボトル一本分。このあと運転…)、最初と最後のトレビッアーノとモンテプルチャーノ・ダブルッツォがとても印象的だったから、造り手さんに連絡してもらっちゃった。ここもまた、変人が葡萄畑やって醸造してんだけど。

特に最初のトレビッアーノが厚みもあるのにグイグイ飲んじゃう危険なワインで。同じ造り手のモンテプルチャーノ・ダブルッツォはサラッと系。興味深いじゃんね。

いわゆるDOCチェラスオーロなるロゼも、子羊と合わせたモンテプルチャーノ・ダブルッツォも、かなりがっしりした体躯っての?それが旨味濃厚なアブルッツェーゼソースのパスタや子羊ローストと一緒に飲むとちょうど良くって。ワインだけだと「ちょっと強いなぁ…」って感じで呑み進まない感じもあるけど、食事に合わせるのがアブルッツォのワインなのかなー。

ドルチェは「サフランのセミフレッド」。セミフレッドって名前だけど硬めのパンナコッタみたいな食感で、これもめっちゃ好き。

この店、ワインも食事も素晴らしいし、サービスというかホスピタリティも素晴らしいし。また来たいなー。

お店に入ったとき、支配人さんがジャケット着てたから「ありゃ、ここリストランテ?」って一瞬身構えたんだけど、「あー、今ナターレ(クリスマス)だから着てるだけ。元々ワイン酒場だったんだよ。気楽な店だよー」って。いやいや、ここの料理はガッツリと名リストランテな感じだし。

さ、酔いもアルコール血中濃度もゼロになったし、ホントは食後酒も呑みたいけど我慢して、Cansanoの宿に向わないとね。

しかしまー、穏やかだけどアペニン山脈の山々が見えて、なんつーか「イタリアの小さな町」じゃんね。やっぱ田舎はどの国も美しいね。

この⬆なぞの調理器具、「Pizzella」なるアブルッツォの郷土菓子を焼く器具なんだって。

世の中には未知の食べ物がまだまだウジャウジャあるのね…

「Buonvento」の支配人が教えてくれた「この町で最高のConfetti屋さん」だっていう「Rapone」。今日は午前だけ営業だったみたい、残念!

さ、暗くなる前に、今日の宿があるCansanoに向かうわよ。安全運転〜!

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