にゃー🐈 ニャロです。
やって来ましたアブルッツォのド田舎、Cansano。ここに来たことある日本人はめっちゃレアだと思うど、田舎アブルッツォ州の中でも、ここはド田舎。なんせ、本気の猟銃持った猟師さんたちが何人も宿の前の小路を猟犬と一緒に歩いてるし。日本の東北の山奥みたい。
人口たった200人。田舎道はクルマが少なくて嬉しいわね。
この村に来たのは、アプリ「RAISIN」に載ってる店「Locanda Cansanese」で夕飯食べるため。目的がしっかりしてるわけ。お昼ごはんの「Buonvento」も大当たりだったし、ナチュラルなワイン好きなら、「RAISIN」に依存しちゃっていいかも。
で、「エアビー」でそこから2kmの宿「La casetta di Nerina Agripark」を予約したの。山の中の一軒家で駐車しやすくって最高。ってか、部屋から見えるMaiella山が美しくって。
部屋も共同トイレ&シャワーもばっちり清潔でお湯もでるし。いいぞいいぞ。
で、宿の女将さんに「Locanda Cansaneseまで歩いて30分チョイだよね?」って尋ねたら、「ダメ、絶対ダメ!」って。なんで?
女将さん曰く、「この辺にはマジで熊も狼もいっぱいいるから、めっちゃ危ない。私達も絶対に夜道は歩かない」って。マジ?
確かに、このあたり運転してると、やたら熊とか狼の写真入りのでっかい看板だらけで、「轢かないように要注意!」って書いてあって、「へー」って思ってたけど、そうなのねん… じゃあ飲酒運転 已む無しでクルマで行くね。
後で調べたら、まさにこの辺りが、和名「マルシカヒグマ」さんの居住地⬇
オオカミはそこら中⬇
イタリアでは熊とか狼をクルマで轢いたりすると処罰されんだって。懲役もあるのかな… 刑務所のご飯、美味しいのかな…
翌朝、クルマで宿出たら、猟犬連れた単独猟師さん3人すれ違ったもんね。ヤバいじゃん、Cansano。
でも、一番ヤバいのは、僕。
お昼あんだけ呑んだし、朝ローマに到着してそのままレンタカーだし、まーお疲れだったとはいえ、なんと部屋のベッドで目覚ましかけずに寝落ち… 最悪。バカ過ぎ。
食事の予約は20:00、宿の夫婦にドア叩かれて起きたのが、ほぼ22:00… うわー、馬鹿過ぎ。
で、どうしたかって、シャワーばばっと浴びて、緊急発進。真っ暗な山道をぶっ飛ばして、「Locanda Cansanese」に到着。うわー、謝んないと…
なんせ、当日は村の火祭り。
お店の外まで大勢の呑み客が大騒ぎ。そんな日に、予約した一人客が来ない… って、わざわざ宿に電話してくれたんだよね、マジ…
でも、なんつーか、さすがイタリアというか、さすがアブルッツォというか、大遅刻でお店に恐る恐る入っていったら、「あー、来たねー。メニューこれだよー」って。なんか…
ワインはお任せボトルで、結構タンニンがガッツリくるモンテプルチャーノ・ダブルッツォ。
パスタは「パスタ・アッラ・ムニャーイア」、ソースはアブルッツェーゼ。なんか「吉田のうどん」や「刀削麺」みたいな手打ち麺に、お昼と同じ羊トマトソースのアブルッツェーゼ。飽きないじゃんね、なんでだろ…
アブルッツォといえば羊のチーズ ペコリーノ、ぶっ掛けると、また豊かな風味に。
更に、アブルッツォでは結構置いてある店が多い唐辛子オイル。マジで辛い、これをちょいと垂らすと、また味変。
オリーブオイル生産量も多いアブルッツォ州。パンにもデフォルトでオリーブオイル。
メインは、食べてみたかったアブルッツォの郷土料理「羊のアロスティチーニ」、北京の裏道の路上の屋台で焼いてた羊の串焼きとほぼ同じような…
子羊じゃなくって、結構なお年の羊さんのお肉。
「羊は苦手」ってタイプの方には、かなり厳しい羊味全開。脂身やスジ肉多いし、シンプルなグリルだかんね。焼き鳥とおんなじ。
ここで威力を発揮すんのが、モンテプルチャーノ・ダブルッツォ。「なるほどなぁ〜」って感じで羊脂を流してくれる赤ワイン。上手く出来てるのね、世界って。
ドルチェは「チョコとナッツのセミフレッド」。アブルッツォではセミフレッドが流行ってんのかな?
はー、大迷惑かけちゃったって冷や汗かいたけど、なんだか丸く収まったってか、機内で悪運使ったからか、フフフ、まーこうゆうこともあるじゃんね。ハハハ〜。
ほぼ24:00、外出たら、まだ火祭りの火が少し残ってた。そうね、今日はここCansanoの火祭りだったんだもんね。まだ少し飲んでる住人いるけど、僕は宿に帰ろうっと。安全運転でね…
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