マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #4『DE FERMO』畑&ワイナリー見学

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

はー、良く寝た。寒、そりゃそうか…

寒くても時差のお陰で、どんだけ飲んでも早起きできちゃうヨーロッパ旅。今日は寝坊できないアポイントがあるから、07:00起きなの。

宿はアグリツーリズモだから、自家製ケーキとか焼いてて、大急ぎでパクパク、カプチーノごくごく。ご馳走でした〜。

何を急ぐって、アブルッツォのナチュラルなワイナリー「DE FERMO」に訪問するわけ。ど田舎Cansanoからど田舎Loreto Aprutinoまで渋滞もないしスイスイ〜、でもペスカーラに近づくと思いの外クルマが多いのね。へー。

事前にインポーター「ヴィナイオータ」のホームページで研究したところによると、DE FERMOはムチャンコ広い農地含め150ヘクタール持ってて、そんなかで葡萄畑だけで10ヘクタール以上、なんか大手な感じじゃんね。

そう、Googleマップナビで醸造所に近づいた段階で、そこは既にDE FERMOの敷地なわけ。なるほど〜。

当主のStefanoさんは当日都合が悪いってんで、「俺の魂の右腕、信頼するPaoloが案内する」って、ありがたい〜。

Paoloさんが、「11:00に2名試飲にトスカーナから客が来るから、それまで畑歩こうか?」って。賛成〜!

敷地の大半はオリーブ畑なんだって。気合入った老木がずらーっと並んでて、遠くにはアブルッツォのグラン・サッソとかマイエッラ山とか見えて。気持ちいい畑で。

オリーブ畑も有機栽培してるけど、色々難しいんだって。「ナチュラルなワインと違って、クラシックなオイルと有機栽培のオイルの味の違いは、なかなか分かり難い」「オイル絞る委託先が嫌がる(有機栽培のと通常のオイル絞ったりする設備や工程を別けるとおカネかかるから)」って、まー、そうだろなー。ワインはSO2の臭いだけでも大違いだしね…

で、葡萄畑。大事なことはヴィナイオータのホームページにばっちり書いてあるからアレとして、さすが広大な敷地だけあって、かなり贅沢な畑の使い方というか、水捌け良くない低いエリアの木は抜いちゃったりして、「葡萄の品質を上げたいんだ」って。

今年の収穫は9月いっぱいで終わってて。で10月〜11月に仕込み。春から夏はずーっと葉っぱの夏季剪定とかで忙しくて、今12月がいちばん余裕ある時期なんだって。他のアブルッツォの造り手さんにアポ取ろうと思ったら「今月は海外にいるから…」って人もいたし、そうゆう感じなのね。

1月からマイペースで剪定始めて、1〜3月も時間に余裕があるって。でもその時期にアブルッツォ訪問ってのは雪のアペニン山脈越えのドライブになるから、ちょっと避けたいけどね。

醸造所は、「コンクリートタンク多いなー」。なんかアブルッツォの造り手、コンクリートタンク好きな造り手が多い印象。

プレス機は縦型が2台。「1時間でギューっと絞って、おしまい」、だって。ふむふむ…

この樽⬆が「PROLOGO」の醸しに使う樽なんだって。

⬆ここDE FERMO以外でも、何箇所かでコンクリートタンクをメイン使いしてんのよね、アブルッツォ。

さすが大地主というか、立派なセラー。デカい樽もいくつか、長期熟成できちゃうじゃんね。

⬆「ビオディナミ」に関するお勉強ちょっとそた人なら知ってる、調合剤を撹拌する機械と、例の「牛糞詰める牛の角」。

そういや、6月に訪問したTROPFLTALHOF(トレンティーノ州)もビオディナミだったじゃんね。畑でかなりビオディナミ農法についてアンドレアスさんに熱弁されたけど、そのレベルのイタリア語は難しいわ… お勉強しとかないとね。

さー、試飲試飲。トスカーナから来たナチュール大好きカップル(彼氏は、某OOBAさんクリソツ)と一緒に、白・ロゼ・赤、樽あり・無しの7種をテイスティング。嬉しいね〜。

⬆このラベルのタイプはコンクリートタンク熟成。

⬆このラベルのタイプは樽熟成。

正直、白は樽あり・無し共に「強い」感じがあるかも。アルコール度数も13.5〜14.5度、ここ数年はかなり暑い夏が続いてるんだって
好みなのはモンテプルチャーノ・ダブルッツォ樽熟の赤「PROLOGO」ね。穏やかにスケールが大きいのよね。

来る前に自宅でシャルドネ樽熟の「Launegild」と「PROLOGO」を1週間かけて飲んだんだけど、「PROLOGO」はジワジワ美味しくなっていく感じだったわ。派手さとか面白みは無いけど、まさにアブルッツォの肉料理にドンピシャな感じ。

他の白もロゼも赤も、総じて「強い」のよね。アルコール度数だけじゃなくって、アルコール的なアタックっていうのかしら。クイクイ飲み進む感じでは無くって。とってもクリーンな造りなんだけど、ブラインドで飲んだら「南イタリア?スペイン?」ってイメージしそうな強さ。イメージしてたアブルッツォのイメージ通りの造り手さんなんだなー、って思ったわ。

なんか、すっかりお腹空いたし、お昼ごはん食べに行こう!

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