11月アンダルシア ヘレスはシェリーだらけだった

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ぐるめ

にゃー🐈️ ニャロです。

今年のヴィナイオッティマーナってワインイベントに、南スペイン アンダルシア地方のワイナリーが参加してたの。

で、そこの白ワインが、やたらと「水のようにスルスルと喉を通る」ようなワインで、極めて穏やかに美味しいわけ。

で、そのワイナリーに行ってみたいー、って思ってたんだけど。

スペインって一般的にはイタリア語通じないし、なかなか機会無くって。

だから、無理やり、今回の中部イタリア旅にくっつけちゃう作戦。

トルコ航空で羽田➡イスタンブール➡ローマ、ローマからアンダルシア地方のマラガに格安航空片道切符で飛んで、帰りはトルコ航空のマラガ➡イスタンブール➡羽田。単純なヨーロッパ往復と同じお値段だから、いいじゃんね。

アンダルシアっていったら、けっこう昔にグラナダのアルハンブラ宮殿とか観光した記憶がうっすらあるけど。

でもね、アソコには行ったことなくって。アンダルシアにあるシェリー酒の生産地、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとかサンルーカル・デ・バラメダとか。

シェリー酒ってさ、ヤングの頃とか舐めたことはあるけど、

酸化被膜由来の、紹興酒ッぽい香りとか、癖強くて、個性はあるけど美味しいとは思わなかったのよねー。

でも、ナチュラルなワインばっか飲んでると、個性が魅力だって思うようになったみたいだし。

シチリアのマルサラのバルトリさんの酸化熟成ワインも素晴らしく美味しいし、ジュラの酸化熟成のワイン、鎌倉じゃ立派に市民権獲得してるし。

だったら、酸化熟成とかの大御所、シェリーにもナチュラルな風が吹いてるんじゃないかなーって。

「ナチュラル_シェリー」ってキーワードでネットで調べてヒットしたのは、チクラーナデラフロンテーラのワイナー“Bodegas Primitivo Collantes”だけだったし、訪問するシエラネバダのワイナリーのラモンさん(スペインのナチュラルワイン協会の会長)に聞いても「スティルワインの若い造り手紹介するけどシェリー造りはおカネかかるから、わかんないなー」、って。

つまり、現場に行って自分で確認するしかないじゃんね。ウケる⋯

で、ローマから格安航空会社WIZZ AIRでマラガ空港へ。

最初、ライアンエアーのチケット買ったんだけど、3ヶ月前に「そのフライトはキャンセルになったので返金します」ってメールが来て。さすがは格安!

で、幸いWIZZエアーがローマ➡マラガの直行便あったから、急ぎ購入したの。

たしか20kgまでの受託手荷物1個付きで74€(約14000円)。飛べばオッケー。

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少し雪被ったシエラネバダ山脈を越えて、海沿いアフリカにめちゃ近いMalaga空港に着陸。

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マラガって、イギリス人とかの避寒地みたいで、大して観光するものないのにメッチャ イギリス人ツーリストというかバカンス客が多い町みたいで。

だから、異常に英語が通じるマラガ。空港のレンタカー窓口も英語ペラペラー、であっさりレンタル完了。

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ナゾのヒュンダイのPHEV、まだ5000KMの新車で、走ったからいいけど燃費悪いし、イマイチだったなー。

で、はっきりいってアッシーくん扱いだったけど、行きがかり上已む無くマラガ市内で某ワインバーのひとと、その連れを乗せたんだけど。

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マラガが大都市で、彼らの宿が旧市街ど真ん中で、マジで一時駐車すらできない地獄。

大聖堂裏の広場に無理やり進入してクルマ止めて彼らをピックアップして、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに向かったんだけど、ガス代も高速代もレンタカー代も何もくれないから、ちょっとビックリ。

世の中、色んな人がいるってことだねー。

まー、そうゆうイヤなことはサクッと忘れるのがアホのいいトコ。

片道2時間半のドライブで到着したヘレス・デ・ラ・フロンテーラで搭載荷物2名を投下して、いよいよ僕の旅の始まり。

宿にレンタカー置いて、向かったのは、今回アポをとったナチュラルなワイナリー“bodega en movimiento”のワインを扱ってるっていうワインバー“Albariza En Las Venas”。

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ここが最高で。

頼りのナチュラルなワインの情報アプリ“RAISIN”でもヘレス・デ・ラ・フロンテーラ掲載店はゼロ。

だからしょんぼりしてたんだけど、

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ホテルの駐車場探しや、チェックインで時間喰っちゃって、お昼の営業時間終了16:00の30分前に飛び込んで、「また夜来るけど、とりあえず地元のナチュラルなワイン色々飲ませてー!」ってお願いしたら、⇧の6杯。うひょ!

やっぱヘレス・デ・ラ・フロンテーラにもナチュラルな風は吹いてたねー、嬉しいねー。

どれも個性があるんだけど、海に近い低地のワインはどれも強烈に塩味が明確にあって、高地のワインとは全然違う風味。同じパロミノってブドウなのに⋯

ここのおかみさん、只者じゃないし、アンダルシア中でみんな知ってたなー。

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16:00一旦退散して、お隣の普通の居酒屋に飛び込んだんだけど。イカフライとか普通にハイレベルな美味しさだったなー。

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小腹落ち着いて、テクテクとヘレス中心部に戻る道には、超有名シェリー蔵TIO PEPEとか。美しい町じゃんね、ヘレス。

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気持ちいい夕暮れ散歩。見知らぬ町をプラプラすんの大好き。

で、今日は19:00にヘレス中心部のシェリー蔵“Bodegas Faustino Gonzalez”にアポがあって。

神楽坂のスペイン料理屋さんに紹介してもらったんだけど、事前にホームページ見たらSO2量きっちり明記してんのが嬉しいじゃんね⇩

SO2量多いキュベは90mg/Lとか数字がアレなんだけど、とにかく初シェリー蔵に突撃したわけ。

ヘレスの中心部に位置するBodegas Faustino Gonzalez、今の当主さんの奥様が日本人のモモコさんだってんだけど、今夜は不在で。でも英語ばっちし。

「そもそもシェリーの一番の出荷先はイギリス、英語しゃべれなかったら商売にならんし」って、なるほどー。

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入っていきなり迫力のソレラシステムだらけ。

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ヘレスのシェリーメーカーは、どこも畑が郊外に点在してて、蔵だけヘレス中心部にあるみたい。

翌日、こっそり畑見に行ったんだけど、幹線道路からが絶対見えない小道の奥の奥にあって、番犬に追いかけられてヤバかったし。

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このBodegas Faustino Gonzalez、シェリー蔵としては小さい畑9ヘクタールなんだって。

⇩の地図の青色がシェリー用ブドウ畑で、中心部にヘレスがあるんだけど、Bodegas Faustino Gonzalezの畑は⇩ど真ん中右側のちっさい縦長方形。ちっさ。

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このシェリー蔵、感動しちゃったんだけど、まず味が旨いんだよねー、ビックリしちゃった。

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シェリーって、フロールの香りなドライなFinoから超甘口のCreamとか色々あって意味不明だったけど、ここのおっちゃん曰く「一番味に差がでるにはFinoじゃ、一番搾りで作るし、ごまかし効かないし」って。

⇧これがフロール、樽の中に白いカビっぽい膜が張ってて、こいつがあの香りのアレなのね。

そして、3段に積まれたソレラシステムの古樽。こりゃ新規参入は難しいじゃんね、なかなかブドウがキャッシュにならないシステム。

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おっちゃんが樽から試飲注いでくれるのカッコいい、たしかVenenciaっていう棒つきひしゃくでチャーって。

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この蔵の奥様のモモコさん、⇧の本の共著ってなってて、お会いしたかったなー。また来りゃいいかー。

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最後に甘口のペドロ・ヒメネス⇧飲ませてもらって、これは他の蔵のペドロ・ヒメネスも同じで黒糖っぽい洗練されてない感じの甘口酒精強化ワイン。

僕的にも、Finoが感動的に繊細で味が複雑だけどまとまってて、今まで飲んだことない美味しいシェリーだったから、2本お買い上げー。

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おっちゃんに感謝、こりゃヘレス来て良かったじゃんね。

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そのあと、La Gloria Tabernaでチョイとつまんで。

11〜12月のアンダルシア旅通じて、トマトがとにかく美味しいの。

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で、再びワインバーAlbariza En Las Venasへ。

1日に2回行けば、常連じゃんね。

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ホント、ヘレス泊まって、このワインバーが営業してるかしてないかって、天地ほど違うかんね。超ラッキーだったー。

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翌朝、スペインの朝ごはんといえば、

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これこれー、カフェ・コン・レチェとパンコントマテじゃんね。

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ヘレス・デ・ラ・フロンテーラはフラメンコも熱い町らしくって、フラメンコドレス屋さんとかあったけど、僕は飲み食い最優先だからスキップして、今日の目的地カディスへ。

イタリアだろうとスペインだろうと、田舎のレンタカー旅は最高。

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カディスから大西洋眺めてみたりして。

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この辺りって、ホントにシチリアのマルサラとかトラパニそっくりで、塩田があったりピンク色のフラミンゴの群れがそこら中の干潟にいたり。

今日はシェリーじゃなく、パロミノ種で泡ワインつくってるBodega en MovimientoのMaltaさんAnaさんを訪問するわけ。

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⇧この黒くレーズン化した実が最高なんだって、へー。

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⇧真っ白、アルバリサ(石灰)土壌ーーー!

まだワイン造り始めたばっかの2人、借りスペースで買いブドウを醸造して即売りしてるけど、2カ所の畑で栽培してて、これから楽しみな2人。

いかにもスペインのタパスに合いそうなパロミノの泡、マルタさん曰く「この辺りはマフィア的な組織が牛耳ってて、ぶどう農家から激安で買い叩いて大手シェリーメーカーに… そうゆうのはよくないと思うし、できるだけ適正価格でぶどう買って泡ワイン造りしつつ、自分たちのぶどうを増やしていきたい」って話。

で、「畑遠いし、まだ木も若いし、お昼時だし、御飯食べながら私たちのワイン飲んで、おしゃべりしましょー」って。賛成殻付き!

で、連れてってもらったのは、スーパーローカルなお店⇩

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スペイン全般にお昼御飯はゆーーーーっくりー、らしいんだけど。

アンダルシアでは、お昼御飯は14:00くらいに始めて、終わるのは17:00、遅いと18:00までかけるんだって。いつ働くんだろ…

で、ワイン持ち込みはいいとして、このお店は魚介類だらけなんだけど、

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とにかく、なにをつまんでもめちゃ旨いこの店。もう15:00過ぎてるけど店内満席で大騒ぎ。

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地のワインと地の魚介類が合うのは当たり前なんだけど、ナニがやばいって、

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このCazonってやつ、

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モウカザメの子供の白身をシェリービネガーでマリネして、ガリガリな衣で揚げた料理なんだけど、強烈激ウマ。ヤバい、ヨーロッパで食べた魚介類で過去一旨い。

アンダルシア人、ヤバい。

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アンダルシア人の魚介類への情熱って、ハンパないー。

で、今夜はサンルーカル・デ・バラメダ宿泊。楽しみにしてたお店が“Taberna der Guerrita”。

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我らの味方“RAISIN”掲載店。

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ここもねー、いいお店ー!

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アンダルシアで、ここのトマトが一番美味しかったなー。

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で、翌朝はチクラーナデラフロンテーラのワイナリー“Bodegas Primitivo Collantes”へ。

事前調べで唯一「ナチュラルなシェリー」造ってるワイナリーで、スティルワインも造ってるワイナリー。

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40ヘクタールの広大な畑持った中規模ワイナリーだけど、いまの当主のPrimitivoさんがかなりヤル気満々みたい。

マルサラのBartoliみたく、稀に中規模でも気合い入ったワイナリーってあるんだよねー。

テラヴェールからラフィネにインポーター変わるらしいんだけど、スティルワインもシェリーもとっても真面目でしっかり美味しいワイナリー。

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まさに真っ白なアルバリサ土壌の畑で試飲させてもらったら、そりゃ好きが超好きになっちゃうけど。

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行く前に2本買って予習してたから、しっかり真面目に美味しいってわかってたけど、ここのワインはホント好きー。

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ってわけで、こっから4時間運転してグラナダの東、シエラネバダ山脈の北側のワイナリーまで行くんだけど、それはまた次の機会に。

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、素晴らしい場所だったなー!

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