にゃー🐈 ニャロです。
カステルヴォーノを出発して、一路エトナ山北部へ。
今回のシチリア「旅」のメインイベント=エトナのワイナリー訪問。事前学習もみっちりやった(呑んだ)し、ワクワクじゃんね。
途中に、スペルリンガ(Sperlinga)って小さな村にちょこっと立ち寄って。僕の大好きなBSの番組「小さな村の物語」に登場した村で。
岩をくり抜いた洞窟式住居的なお城がなかなか象徴的。ここに住んでるヒトたちって…
大昔から、そこら中の国々から攻撃されまくってきたシチリア島。島のそこら中に、がっしりした城壁やら要塞跡やら見張り台やらが残ってて。日本と同じ島国でも、なんつーかシリアスさが別格というか。なんせ直ぐ南にはアフリカ大陸、東にはイスラム教国、北にはローマ帝国やらキリスト教国。エグい血塗られた歴史がね、アレじゃんね。
んで、スペルリンガでカプチーノ一杯だけ飲んで、そっから山道をえっちらおっちらとエトナ方面に進むと…
おおおぉ、遠くに見えてきた、あの煙をたなびかせてるデッカい山、エトナ火山じゃん!おおおぉ、なんか存在感凄いじゃん。なんか、凄いわぁ。
で、見えてからが長いのね。なかなかエトナ山に到達しないの。一般道山道だからね。上って下って上って下って… でも景色がいいじゃんね、
乾いたシチリアの山あいの道は、極めて美しい景色の連続。
たまにすれ違ったり追い抜いてくるクレイジーなシチリア野郎たちのクルマも、ド田舎道路にはそんな多くないし、気持ち良く運転するうちに目的地のランダッツォ(Randazzo)に到着。さて、お昼ご飯。
このランダッツォの町は、人口一万人。小さな町だけど、エトナ周辺ではソコソコの規模で、例のアプリ「RAISIN」に数件の飲食店が載ってるわけ。んで、お昼ごはん食べに、近くの無料駐車場らしき広場にクルマ停めて、「Ristorante San Giorgio e il Drago」へ。
エトナ周辺の飲食店って、どこもそれなりの規模というか、席数があるのよね。ドイツ人とかの団体観光客が来てもオッケーって感じの席数のお店が多いし、かつテラスというか屋外席が圧倒的人気だから、「屋内の席」はだいたい空いてて。まして開店時間襲っちゃえばね。
結論から言うと、このリストランテ、ベリーグッドじゃんね。なんせ、カウンターにあったグラスワイン用(?)っぽい抜栓済みボトルが「SRC」のエトナロッソ2020なんだもん。いきなりご機嫌モード突入じゃんね。
んで、今日はこのあとリングアグロッサ(Linguaglossa)のB&B宿にチェックインして、16:30からコーネリッセンさんのワイナリー見学の予定だから、抑えめ控えめの注文。
追加で「なんかナチュールで白ワインある?」って聞いたら、ポンって開けてくれて。
カプレーゼじゃんね。シチリアでもモッツアレッラ用の水牛は飼育されてて、トマトも栽培されてるじゃんね。つまり、リアルにスローな郷土料理じゃんね。旨いし、やっぱスタンダードな料理をちゃんと出してくれるお店って、嬉しいじゃんね。
無性に「シンプルなポモドーロソース」のパスタが食べたくて、頼んだ謎の手打ちショートパスタ。これナニ?⬇
訳解んないし、微妙に長くて半分に切らないと口にソースがぶっ飛んでくるパスタ。旨いけど。そしてポモドーロソース、なんか和食食べてるみたいな安心感。好きだぜ、ポモ。
そして、ドルチェは「アーモンド乳のティラミス」。実にシチリアじゃんね。旨いぜ!
ワインリストもグーだし、雰囲気もサービスもグーだし、極めて素晴らしいエトナ始めじゃんね。
ってわけで、実に大満足な軽めお昼ご飯。ウヒヒ、いいぞいいぞ〜。
で、クルマでリングアグロッサの宿へ。そしてフランク コーネリッセンさんのワイナリーへ向かうかんね。
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