2024花巻〜盛岡 真冬の温泉&呑んだくれ旅 #9「オレはBRESSANの修羅なのだ!」イタリアン『due mani ドゥエマーニ(盛岡)』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

いやー、「ポンコツ酒場」で初めて飲んだ遠野「要」のドブロク、美味しかった〜。

ってんで、午前中に覗いてnondoのドブロク売ってた酒屋さん「鍵屋」へ。

あ…

閉まってる… 三連休の中日の日曜日だもんね。きっと、早仕舞いして、湯治にでも行ったんだろなー、あーあー。

んで、今夜はあの「due mani」。いよいよじゃんね。

アブルッツォの「Colle Florido」のアンドレアさんが、去年2023年のヴィナイオッティマーナで来日したとき、「日本で一番美味しかった!」って言ってたお店だかんね。

そりゃ楽しみだし、朝のラーメンは普通盛り(めっちゃ久しぶりに大盛り以外のラーメン食べたわ…)、お昼のおにぎりも2個だけ。さっきの「ポンコツ酒場」でも生ハムモッツァレッラとリンゴサラダだけ。なぜなら、このディナーのために胃袋を軽やかに整えるため。

三連休中日の日曜日の夜、盛岡の街はゴーストタウンと化してて。鎌倉の夜もかなり淋しいけど、盛岡は桁違いに無人だわ。

そんな中、19:00ぴったりにお店に到着。だって「北ホテル」からレンタサイクルでたった4分なんだもん。ただ、とにかく夜風が冷たすぎる盛岡の2月。

なんだかカッコいい系のヤングなサービスのお兄さんが登場。席に案内してくれたわ。

よくわかんないけど、見える範囲に2テーブル、反対側に2テーブルくらいかしら?そしてシェフらしき眼光するどいオーナーシェフらしきオジサンとサービスのお兄さんの二人体制みたいね。

今夜は呑む気マンマン、まずはグラスワインをお任せで頼んで、メニューを楽しんじゃうわよ。

出てきたのはヴァッレ・ダオスタのプリエ ブランじゃんね。なんか最近、やたらヴァッレ・ダオスタ州と縁があるなー。この造り手からクルマで2時間ちょいでサヴォワに行けちゃうらしいし…

うーん、旨そうなアラカルトメニュー、種類少ないけど全部行きたい。

ウレシパモシリさんの放牧豚!放牧豚って…

ホルモン煮込みもボリートミストも、両方食べたーい!

それに短角牛!アキレス腱のカリカリ焼きもネック赤ワイン煮込みも、全部食べたーい!

なーんて興奮してたら、お兄さんが「今日のオススメは短角牛のハツのローストです」ってキッパリ。あ、それ決定。

とにかく色々食べたいから、色々注文。

速やかに登場したナゾの一皿。「新ショウガとリコッタチーズのヌーディ」なんだって。

要は、餃子の中身だけ、ってヤツ。1個だけ登場するとナゾの物体みたい。イタリアだと、いっぱい載ってくるじゃんね。

さぁ、ワインどうしよー。

このお店のホームページにワインリストが載ってて、気になってたのはフルヴィオさまのBRESSAN Schiopettino 2011。ほぼココロは決まってるけど、お店の方のオススメ聞いてみたいじゃん。

「このブレッサンと同じくらいの予算で、オススメのワインがあったら…」ってお兄さんにお願いしたら、オーナーシェフ登場。3本持ってきてくれたの。

右の二本がピエモンテの赤ワイン、左のがサルデーニャで、右に行くほど重い感じだって。うーん、サルデーニャ Sa Defenzaのカンノナウ、気になる…

けーどー、やっぱフルヴィオさまのワインの引力がハンパないわけ。当たり前じゃんね。

うっひぃー、あの味、フルヴィオさまのお父さまお手製の生ハム・サラミつまみながらゴブゴブ飲んだスキオペッティーノの味じゃん、2011は初めてだけど、愛と信念の味だし香りだし。愛すべきワイン、尊敬するワインだわ。

昨夜「コティ」飲んだ、チェコのあのオレンジっぽいワインの香りと似てるとこがあんのは、樽の木の種類が同じだからかなー。

とにかく、これでワインは万全、完璧、最高。あとはお料理が楽しみじゃんね。

ミネストローネ〜、二つに分けてくれて嬉しいじゃんね。トスカーナっぽい豆豆+黒キャベツスタイル、優しいお味〜。

豚カシラ肉のトンナレッリ、讃岐うどん的太さだわ。もうちょっとソースとパスタの一体感があると更に美味しそう。

これはびっくりな一皿、「梅干しとクミンのリゾット」。おコメの具合も、なんだろ、外側に面白い歯ごたえがあって、クミンの両方が絶妙で。つまり、めっちゃ美味しいわ。

流動食にむしゃぼりつく高齢者みたく、S田さん食べちゃったもん、リゾット。これは、このお店のアレだわね。

んで、かなり感動の一皿が、

ボリートミスト。放牧豚さんの、いかにも健康っぽい滋味深い味わい、ちょびっとだけのスープなのかソースなのか茹で汁なのか、それがまた旨い。だから、追加で自家製フォカッチャを頼むわけだけど。

このお店「due mani」、外観も内装も、お料理のお味もワインも、完全に素晴らしいし、ワインもお料理も東北価格だし、でも1個だけ大問題があって。

小さいの、ポーションが。去年のヴィナイオッティマーナのイタリア人たちには、ゴリラ盛りで出したのかなー?切ない…

でも、そのおかげで色々食べれるんだけど。短角牛のハツ、スーパーラブリーに大好きだしサクッと新鮮だし、透明感ある綺麗な旨味。S田さんは添えてある山芋のローストがお気に入りみたい。

お腹がはちきれないのがイタリアっぽくないし、サービスが寡黙なのも東北っぽいけど、あとはイタリアじゃん。実に素晴らしい東北のイタリア料理屋さんだわ。

ってか、ここまで全部、1人前を二皿に取り分けてサーブしてくれてんだった。ってことは、一人で来ればソコソコしっかりしたボリューム、ってことかも。テヘ…

何故か町のケーキ屋さんよりお安いドルチェ…

そしてイカした食後酒メニュー。マルサラにパッシートにバローロキナート、どれもナチュラル系統。これは…

まだスキオペッティーノが残ってるから、ダブルクリームのチーズで食事の第1幕終了。

そして、ゴージャスにカッペラーノのバローロキナート、うひょ!ゴージャスかつミステリアスな旨さ、もう幸せ〜。

S田さんはアマレッティ入りプリン。僕も頼めば良かった…

僕は、ブネのセミフレッド。大人の香り〜、

と、ポレンタの温かいケーキ。うーん、プリンも頼むべきだった…

エスプレッソで仮〆して、

人気ない夜の盛岡を、庶民はレンタサイクルで疾走するわけ。どこへって?そりゃ決まってんじゃん。

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