マニアックなイタリア旅 アブルッツォ州をウロウロして、ローマとナポリで飲み歩いて #14 アブルッツォ州のラクイラは大地震から15年経つのに復興作業継続中…『Locanda Aquilana Da Lincosta』

日本ブログ村バナー
日本ブログ村バナー
PVアクセスランキング にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

… ってわけで、アドリア海沿いまで来て宿泊までしたのに、魚介類にはありつけず…

まー、バカらしい飲み仲間見つけるほうが優先順位高いし、魚介類はナポリで食べればいいし。せめてアドリア海に触れて…

この海のすぐ向こうはクロアチアとかボスニア・ヘルツェゴビナなんだもんね。中世ヨーロッパの人たち、戦争から逃げる場所無かったんだろね、21世紀になっても人類は殺し合い続けてるくらいだしね…

アブルッツォ州Controguerraのワイナリーからマルケ州San Benedetto del Trontoに戻ったのは、もう14:30。そりゃトラットリアもリストランテもお昼営業終わってるし。

だから、アブルッツォ旅の最終宿泊地 ラクイラに向かったわけ。結構アブルッツォを走り廻ったじゃんね…

今回の走行距離は合わせても900kmくらい。だけど、アペニン山脈越えは怖かったのよね、いきなり気温が0℃に下げたり濃霧がでたり。

でも、帰り道は標高2914mのグラン・サッソの真下のグラン・サッソトンネルをくぐるだけだから安心。っていっても10キロ以上続くトンネルはあんま好きじゃないけど。

このグラン・サッソといい、マイエッラといい、やっぱアブルッツォ州の印象は強烈に「山々」ね。そして、グラン・サッソの麓の町が「ラクイラ」。15年前のラクイラ地震でしか名前聞いたことなかった町。

震源地がイタリア半年のど真ん中⬇、恐ろしすぎ。だってイタリアのどの町も村も、旧市街は石積みのクラシックな建屋ばっかじゃん。ここを直撃する地震って…

ラクイラはアブルッツォ州の州都で人口約7万人、標高700mだから御殿場市みたいな?それなりの規模の町はクルマ旅の大敵だから、旧市街の宿から徒歩15分の無料駐車場に駐車。安心第一。

ってか、宿のひとに教えてもらった「ここかここの教会の周りは無料で駐車できるよ」ってんでチャレンジしたんだけど。旧市街の細道だけでも地獄なのに右折も左折も「3回切り返せっての?」みたいなミッションインポッシブル。早々に諦めたってわけ。

しかし、もう地震から15年経つのに、町中いまだに復興工事だらけ…

そりゃねー、石積みのウン百年以上前の建物を、そのまま復旧ってんじゃ、時間かかるよね。

でも、ほんと、そこら中に大型クレーンが稼働してて。

そして、いまだ手付かずの民家も多数。

そんなラクイラを見てみたかったのよね。宿泊はエアビーで予約したんだけど、

ここはダイヤルロックで番号教えてもらってカギ受け取る仕組み。寝室はゴージャス過ぎだし、

シャワーもバッチリ。お湯バッチリ。もう令和5年のイタリアに「お湯が出ない」宿は無いのかも。

キッチンまでついて、多分地震で引っ越しちゃった破損した家を買い取って修理して民泊で使ってるみたい。

ほんと、今回も民泊はどこもバッチリ衛生的だし、カギの受け取りさえ問題なければ、民泊最高じゃんね。安いしロケーション良いし清潔だし。

さ、ラクイラ探検開始よ!

まずは駆けつけ1杯。ワインバー「H2NO Enoteca」へ。

ワインバーっていうか、カフェみたいに座って飲める酒屋さんって感じかなー。

お任せ白は、ロワールのシュナン・ブラン。アブルッツォの真逆のお淑やかなワインじゃん。

大学のある町だから、ワインバー兼学習所なのかも。

ワインバーってより、角打ちやってる酒屋さん、ね。

町の中心部に向かうと、

こっちは優先して復興させたのか、目抜き通りはすっかり復旧終わってて、クリスマスムード。

ここでもう一軒。

ワインバー「Ju Boss La Cantina」。ここは場所も超中心部だし、時期もクリスマスだし、大繁盛。

老舗のワインバーじゃんね。テーブル席も結構あって、そっちはトラットリア的。

なかなか歴史あるバーカウンターで、暖炉もあっちゃったりして、カッコいいわ。

白ワインを冷やす冷蔵庫がまたクラシックでイカす!しかも、相当な本数開けてあるねー。

赤ワインも25種類以上開いてるし。

ここも多くの住人の夜の「IL MIO WINE BAR」なのねん。

さ、アブルッツォ旅最後の夕食は、宿から徒歩2分の『Locanda Aquilana Da Lincosta』。

なかなか迷っちゃうメニューだけど、前菜もパスタもキノコキノコで。

ワインは、大御所らしいEmidio PEPEのトレッビアーノ。アブルッツォ旅最後のワインだしね。

PEPEワイナリーではリストランテもやってるらしいんだけど、冬はクローズなのよね。行ってみたかったんだけどなー。

パンと一緒に出てきたオリーブオイル、濁り系。未精製オイルじゃんね。

パンにつけると…

結構好きだなぁ、オリーブオイルとペーストの中間みたいで。

PEPEワインは、なんつーか、どっしりしてるトレッビアーノよね。アブルッツォのワインは、大半がボディが厚いっていうか、強いっていうか。その親玉みたいな。

前菜は、大型マッシュルームとCaciottaチーズの鉄板焼。

なんか、優しいお味。 

このリストランテ、6テーブルのこじんまりしたお店で、奥さまがキッチン、旦那さんがホール担当。こういうサイズ感のお店、好き。

パスタはキタッラにキノコペースト。

うーん、キタッラにはトマトソースが合うなー。キノコペーストだとモッタリしちゃうのねん。

ミックスサラダも追加。玉ねぎスライスたっぷり。

セコンドもパスタ。ツインパスタシステム作動。これなら重くなった胃袋も動作するわけ。子羊挽き肉とラベンダーとサフランのラビオリ。

ドルチェにかぼちゃのムース食べて、

ご馳走さまでしたー。ワインは半分持ち帰り。このワインは一本はキツいわね…

コメント

タイトルとURLをコピーしました