高所苦手なのに屋久島へ縄文杉を見に行く旅って… #2 「縄文杉トレッキング」片道10km 標高差700mをシロウトは踏破できる?

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

前夜の焼き肉で準備万端…

なわけないじゃん。

そりゃ、サーフィンしたり釣りしたり、アウトドア的なアクティビティは嫌いじゃないけどさ。いきなり片道10キロ、往復20キロ約十時間のトレッキングだなんてさ、ビビるじゃんね。

そりゃ、来る前からネットとかで「屋久島縄文杉トレッキング」「必需品」「注意事項」とかチェックして、スニーカーも新調したし、ユニクロで新しい靴下買ったし。お菓子屋も結構な量をリュックに入れたし。

結論から言うと、僕らがチャレンジした今年の11/11(土)は、雨もほぼ降らず、気温高めで、実にユルユルなコンディションだったみたい。雨が強めに降ったり、急に寒波とか来てたらメッチャ寒くてヤバかったし、スニーカービチョ濡れで気持ち悪くってドロや樹の根で滑りまくりだったかも。シロウトって、怖いわよね…

ともかく、フツーのアシックスのスニーカー、濡れても乾きやすそうなズボン、汗でベッチョリしなそうなポリエステルのTシャツの上に長袖シャツ、リュックには防寒予備の長袖トレーナーと防水ジャンパー。あとは折り畳み傘とお菓子いっぱい、500mlペットボトル一本。そして要らない小銭を除いたおサイフ。

実際は、朝方は防水ジャンパーで防寒したけど、歩くうちに暑くなってTシャツ一枚に。たまたま天気が良かったかんね。

で、前日頼んでおいたお弁当(朝と昼の2食、案外重い)を受け取って、宿から徒歩5分のバス停「牧野」で乗り合いバスに乗って、「屋久杉自然館」へ。約5分で到着。乗り合いバスの半分以上はインバウンド白人系観光客。

到着したら速やかに係のおじさんとこに行って、「荒川登山口」行きバスチケットを整理券と交換。もう始発の05:00のバスは満席で、自動的に05:20の整理券を受け取って、指示された列に並んでペタンと座って朝ごはん。

登山客のピークは9〜10月の連休らしいんだけど、気候的なベストシーズンの11月はそこそこ登山客多いんだって。

来たね、あのバスじゃんね。

うーむ、なんともゴミの出ないお弁当。ナチュラルじゃんね。ここからバスで約40分、かなりクネクネした登り坂を大型バスがぶっ飛ばして登っていくんだけど、真っ暗でなんも視えないし。

縄文杉トレッキングの出発地点「荒川登山口」は標高600m。ゴールの縄文杉は1300m。そして片道10km、往復20km。普段、十時間以上も登り下りの道を歩き(登り下り)続けること、普段無いじゃんね。こえー。

荒川登山口に到着、お手洗いに行って、いよいよ真っ暗な夜道を出発進行。ちなみに、携帯トイレ不要のトイレは、片道10kmに合計4箇所(出発地点、途中に3箇所)。行けるときに行っておかないと、これは間違いないかんね。

さ、こんな真っ暗なのに、懐中電灯は100円ショップの1個のみ。メッチャやべー。なんせ出発時間06:00で日の出時刻は06:30だったんだけど、なんせ深い山間のトロッコ線路は真っ暗。江ノ島裏磯とは勝手が全く違いすぎて、やっべー。

ライトで足元照らすとこんな感じ⬆。まじ、なんも見えまへーん。

⬆これが06:38のリアル。日の出時刻過ぎてんのに、足元はまだ暗い。前の団体の灯りを頼りにひたすらついて行くのみ。

はー、やっと明るくなったー。

ってか、帰り道で気がつくんだけど、トロッコ線路の右側はかなり断崖絶壁だったり、手すりのない橋だったり。見えないお陰で恐怖感無かったのよね。ってか、コケたら墜ちて死亡っぽい箇所けっこうあったんだけど…

トロッコ線路には、ほぼ99%⬆みたいな木が渡してあって、かなり歩きやすくって。これは知らなかったし、この渡し木無かったらめっちゃ暗闇で転んでるし。ラッキー。

途中でサル二匹登場。すぐ前を歩いてたカップルにおっそろしい吠え声でなんか襲いかかってて。怖すぎて写真どころじゃなくって。サルこえ〜…

えーっと、なんかひらけた場所、昔の小中学校だったんだって。ここに通学すんの、やだー。

歩く歩く、足元見ながら歩く歩く。

所々で「これが縄文杉なんじゃね?」みたいな立派な杉があったり、

ここが2箇所目のトイレ⬇

歩く歩く。

トロッコ線路は片道7km。軽い傾斜だし、渡し木のお陰で歩きやすくって、ハッキリ言ってトロッコ線路の往復14kmは、マイペースで歩けば余裕。トレッキングってより、長距離散歩。

散歩って言っても、サルも出るし、行きはけっこう緊張感があって。

ここ⬆がトロッコ線路の最終地点。ここが、最後のトイレ。お水も汲めるし、ここで気合入れて、いよいよヤバいトレッキング開始。

ってかね、怖すぎて写真撮れなかったんだけど、

この最後のトイレ地点からの急な登り、怖くて竦んだかんね。来て後悔したし。一歩踏み外したり、一回足滑ったら死亡、良くて骨折。すげーイヤだった。聞いてないし…

ここまでのトイレ地点からの1キロが、まさに「死の1キロ」。もう二度と行きたくない…

これが「ウィルソン株」、だっけ?

でっけー切り株。

ハート形なんてみたくないから、先を急ぐわよ。

けっこう、ナチュラルな石段だったり、切り株が階段だったり、スニーカーがたまに滑ると怖いのよねー。

崖っぷち斜めの渡し木も超怖いし。なんで、僕はココヲアルイテイルノ?

多分、これ⬆が大王杉で、

これ⬆が夫婦杉。ってことは、ゴールの縄文杉まであと1km…

給水給水。これ⬇って、単なる湧き水。この島の水道も湧き水ベースっぽいんだけど、美味しいお水じゃんね。

最後の1キロ、足元が悪いアップダウンが続いて。

あー、見えた!

これが、

樹齢不詳、一説には7200才(意味不明)の縄文杉さんなのね。うへー、たしかに、ここに来るまでにいくつもあった巨神兵みたいな巨木の親玉的なデカさじゃんね…

ふいー、帰ろう。もう疲れた、ってかあと半分あるんじゃん!うっへー。ちなみに一緒に来た家族は「空気が最高に美味しいし、緑が美しいし、苔も美しいし、最高!」、だそうです。

お弁当食べて、昨日の焼き肉屋さんで貰ってきたシークワーサーをかけまくって柑橘おにぎりにしてムシャムシャ。旨い…

やっぱ、腹ペコが最高の調味料じゃんね。もう太もももふくらはぎもパンパーだけど、帰らないと…

ちなみに、この時点で出発した06:00から4.5時間経過した10:30。やっぱ団体トレッキングだと休憩時間が長いし、スピードも。ガイド無しで僕らは全く問題無かったし、そんな早い速度でのトレッキングでも無かった(特に登りは怖くて、めっちゃゆっくり歩いたし)かんね。

良く頑張りました…

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