2023秋 フランスのジュラ地方にナチュラルワインを飲みに行く1人旅 #10 ナウなパリのナチュラルワインバーをハシゴしてみたり『EARLY JUNE(Canal St-Martinそば)』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

楽しい旅には、必ず終わりが来るもので。

我が家のように1週間暮らしたジュラ アルボワ村の民泊を出発。

カギは最初のときと同じ、

ダイアルキーボックスの中へ。

アルボワからパリへ400km。GoogleMapのおかげでスイスイ帰ったけど、やっぱパリ中心部の運転は世界屈指の恐怖。モンパルナス駅前からレンタカー会社が入ってる地下駐車場までは、信号無視歩行者やら自転車やら電動スクーター、交差点に溢れるクルマに乗り合いバス。カオスそのもの。事故らなかったのは、単なるマグレ。

地下駐車場に入る通路はウォータースライダーみたくクネクネ曲がってて、かつ細い細い、両脇サイドミラー畳んでも10cm余白無いし。意味不明。擦らなかったのは、マグレ。

ガソリン残量も、給油量をギリギリ攻めたけど、ガソリン残り4メモリ。最初が2メモリだから、結構残しちゃった。走行距離1500kmを超えると超過料金がかかるレンタカープランだったんだけど、1週間ちょいで走ったのが1400km弱。VWのTIGUANくん、燃費は悪かったし車幅広くて往生したけど、1日21ユーロ(消費税20%別)、

とは思えない良い走りだったわよ。

車庫入れ苦手な僕が、よく突っ込んだわよね⬆

パリ市内もジェノバ市内もトリエステ市内も運転できるなら、イタリア個人旅行の通訳兼運転手兼ツアコンできちゃうね。やらないけど。

さあ、パリ北駅真ん前の貧乏宿に地下鉄で向かうわよ。

ここじゃんね。パリ北駅の地下鉄出口でて、黒人さんたちのタバコ押し売りをすり抜けて徒歩20秒。一泊96ユーロの(パリ中心にしては)格安な「PICARDY HOTEL」。

とにかくロケーション最高。シャルル・ド・ゴール空港にも電車RER B線で一本だし、市内を地下鉄で移動すんにも便利。徒歩圏内にナイスなナチュラルワインバーいくつもあるし、やっぱ黒人だらけのパリ北駅周辺が僕のお気に入り宿泊ロケーション。

チェックイン15:00ってんで待たされるのは全然オッケーだけど、荷物預かってくんない安ホテルの哀しみ。「荷物預けたかったら、北駅に荷物預け所あるよ」、だって。ホテル料金には理由があるってことじゃんね。

調べたら、ネット予約で1日約10ユーロの荷物預かり会社がいくつかパリ北駅周辺にあるみたい。便利な世の中じゃんね。僕は預けないけど。

今回の宿には、なんとエレベーターあり!

嬉しい… こんな贅沢しちゃっていいの?

お部屋はもちろん超コンパクトだけど、シーツもキレイだし。

おトイレも臭くないし。

お湯も出るし。奇跡のような安くて良い宿じゃんね。

部屋からパリ北駅前の雑多な景色も一望できるし。

薄目で見れば、パリ北駅周辺も美しい街並みだし。

教会とか、

市庁舎とか。

お腹空いたじゃん。パリといえばベトナム難民を受け入れた成果として、フォーの美味しいお店がいくつかあるわけで、地下鉄Arts et Metiers駅近くのベトナムフォー屋さん「Song Heng」へ。

16:00までの営業なんだけど、15:00でまだ6人並んでる〜!ここ、老舗で安心の美味しさだって、バレてるじゃんね。

メニューは2種類だけ。フォーとボーブン。今日はフォー気分だから、大盛り(GRAND)で。

ヒッヒッヒ、旨そう〜!

多分、米麺が自家製なんだと思うわ。食感が明らかに他のお店と違う快感なんだもん。

牛骨スープもマジメな美味しさ。こりゃ、パリっ子たちも並ぶよねー。

で、こっからナチュラルなワインバー巡り。パリだしね。

地下鉄で、Repubrique駅近くのワインバー「Folderol」へ。アルボワの定食屋さんで相席になったナチュラルワイン馬鹿たちから教わった、今ナウなお店なんだって。

GoogleMapがあればどこでも迷わず行ける21世紀。便利よねぇ。20世紀は「地球の歩き方」の時代、地図は間違いだらけだし、飲食店情報は残念な情報だらけ。まったく、ねぇ。

ここじゃんね。うわー、土曜日の夕方なんだけど、お客さんが溢れてるじゃん。すっげー!

このお店、自家製アイスクリームとナチュラルワインっていう、不思議な組み合わせのお店。ボトル売りもしてるみたいで、すげー品揃えだったわよ。一見の価値あり。

アイスクリームも二十種類くらいあって。サツマイモとかオリーブオイルとか、なんかオーナー夫婦の奥さまが日本人なのかな。

グラスワインお任せで2杯、ナイスワインだったわよ。でも、あまりにも大混雑だから早め二軒目へ。

土曜日の夕方に、鉄のボールを投げる謎の遊びしてるパリジャン爺たち。やっぱ、人生、遊びが大事よね。

⬆ここ、どこだかわかるヒトは、なかなかのパリ通よね。Square des Récolletsって、リアルに運用されてる運河沿いの親水公園なの。

パナマ運河みたく、水位調整して船が通過しちゃうんだもんね。んで、その水門のすぐ裏手、徒歩15秒の路地に、

これまたジュラの定食屋さんで相席したナチュラルワイン馬鹿たちが教えてくれた、ナウなワインバー「EARLY JUNE」。シェフが週替りで変わるお料理と、いかしたナチュラルワインのシンフォニー、らしいのよ

ってか、開店時間18:00の10分前だってのに、すげー並んでて。今どきのパリは行列がトレンドなの?なんとかギリギリ、カウンターに滑り込み。

一杯目のロワールのソーヴィニヨン・ブランもいい感じだし。

眼の前で繰り広げられるシェフたちのお料理姿もイカしてる。アジア系のヤング女子シェフなのかなー?

Rahelさんっていうシェフなんだね。

最初、ワインバーのつもりで、「ほうれん草とインゲン豆のサラダ、スパイシーなココナッツ風味」っての注文したんだけど。

すっげー旨いんだもん。これはヤバい、このシェフのメインディッシュ食べないで日本に帰ったらダメなヤツだよ。うーむ、何を追加注文しよっか。

ワインも、もう一杯絶対飲みたいじゃんね。なんか、マグナムボトルが行き交ってて気になって注文したら、うま~い!なんじゃこりゃ?

って、ラベル見せてもらったら、ノーコントロールじゃん。ミュスカ、 シュナン、トゥルソー、シャルドネ、ガメイの混ぜ混ぜのやつだ。エスニックというか、インドネシア料理と合わせるこのお店のセンス、やるなぁ。

しかしまぁ、手際もいいし味もいいシェフ、

ロンドンでご活躍だったんだって。噂じゃ、あの食の砂漠ロンドンがスッカリ様変わりしたっていうけどね。

で、悩みに悩んで、注文したのは「子羊の脳みそココナッツカレー」。このあと20:00に「Le Verre Vole」予約してるけど、カレーなら大丈夫。

フヒヒ、旨そう〜。

子牛の脳みそはフライとかで何度か食べたけど、子羊は初めてじゃんね。ブイヨンで火入れした脳みそは、見た目は鱈の白子そのまま。

さぁ、盛り付けじゃんね。

来たー!

付け合わせに、ジャスミンライス、かなぁ。

こら旨いねー。ほんのりスパイシーなココナッツカレーと脳みその相性たるや、もうヒデキ感激。ライスぶちこんで、かきこんでやったわ。

ふー、食った食った。夕食前のアペリティフのつもりが、なぜか前菜+カレー食べちゃって。しかも数時間前にはフォー大盛りも。やっぱパリって、食の魔都よね。こわーい!

「EARLY JUNE」のすぐ裏手、徒歩15秒で夕食会場のレストラン「LE VERRE VOLE」へ。

ここはねー、ドイツ駐在時代から通ってるのよねー。だから、サラリーマン営業時代も購買時代も、パリの宿はここに徒歩でこれるパリ東駅前だったのよねー。

変わらぬ外観。初めてきたころはワインバーだったんだけど、改築してレストランになったのよね。

ここに来たら美味しいコート・デュ・ローヌ北部のシラー、できればコート・ロティを飲みたいじゃんね。このDomaine Jametのコート・ロティ、僕の好みからすると樽も抽出も重い感じだったけど、でもこのお店でコート・ロティを飲むってのは、僕のノスタルジーだかんね。

お料理はね、理由は謎だけど、軽めがいいんじゃないかしら。

前菜に、乳のみ子牛のタルタルと、

バスク風イカ焼き。

タルタルは、ワインに合わないけど、美味しいじゃんね。

メインディッシュは、フランス南西部なんちゃら農家の牛さんのレアステーキみたいな。

デセールも頂いて。

ハッキリ言ってお腹いっぱい。まさか、この後に〆でフォー食べに行ったりするわけないじゃんね。

次回のフランス旅は、サヴォワ地方でグダグダしたいけど、もしパリに一泊するなら「EARLY JUNE」はまた絶対に来たいなぁ。

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