にゃー🐈 ニャロです。
お誕生日会… 正直、「思い出すだけでホッコリきちゃう」ようなお誕生日会って、記憶に御座いませんワタクシでして。
覚えてる苦い記憶は、確か小学校四年生の時。お友達のお誕生日会に招かれて、「何かちょこっとプレゼントを持参で」って。
当時、日本は空前のガンダムブーム。ガンプラなんて売り切れまくりで、プラモデル屋さんに残ってるのは「1/200ゾック」とか
「ムサイ」とか。
辛うじて買えたのは、チョコボール菓子についてくるオマケのミニミニガンプラ。
当時小学校四年生の僕的には、「こりゃ、喜ぶだろー」って。
で、お誕生日会に行ったら、みんな1/144スケールのガンダムやらシャアザクやら。なんか気恥ずかしくって辛かった記憶が残ってて。
そんなこんな、あまりお誕生日に熱が入らないのは、そんなちびっ子時代のトラウマ起因なのかもね。
でもでも、今年51才のお誕生日は一味違ったかんね。
札幌から北へ2時間ちょいの旭川。
今夜は旭川に宿泊。向かうのは、
旭川からクルマで20分の町 東川にある素敵過ぎる一軒家フレンチ『ヴレ』。前回お伺いしたとき、すんばらしいお食事とワインとシェフの笑顔にノックアウトされたレストランじゃんね。
今回、北鎌倉のシェフたちが、ここでお誕生日会やってくれて。嬉しくって涙がでちゃうじゃんね。
一本目はアルザスのミュスカから。
今日はカウンターに2名様と僕たちテーブルの4名様。
今夜のメニューを見て、
うひょー!キノコだわ!多分天然キノコっぽいじゃんね。気分アゲアゲ〜!
で、「はじまりの一皿」の破壊力が凄くって。
砂肝のフリットも美味しいんだけど、
バケットに乗った妖しい物体は、
⬆絶対わかんないわよね。これ、キノコなんだって。シェフが近所で採ってきたキノコ。
ほへー、あへ~。痺れちゃうわ〜。シェフが近所で採ってきたキノコが一皿目。最近、近所のキノコ採り名人に弟子入りしてキノコ採りしてんだって。もー、たまらんじゃんね。
この二皿目「さんま・なす」ってのも、愛と気合とテクニックの集合体みたいなお皿。さんまの周りにはさんまのワタのほろ苦いソース、上の白いのはナスのジェラート。もう、最初から圧倒されちゃったもんね。
三皿目「ヤマドリダケ・ハタケシメジ・タマゴダケ」もシェフ採取の天然キノコのスープ仕立て。
わんこそば的に「はい、ジャンジャン!」って声かけて欲しいし、100杯食べたいし。でも一皿で脳内は北海道キノコの森にトリップしちゃって、ワインは止まらないし。
2本目はアルザスの醸し、ゲヴェルツトラミネールとか混ぜ混ぜ。
四皿目「ちりめんキャベツ・ひつじ」。ここで急にクラシックっぽくボリュームもあって、味わいはとことん優しいひつじさん。もうシェフの思うがまま。
五皿目「根セロリ」は暖かいスープ。
ここでホッとしたと思ったら、シェフのシグネチャーなお皿「百姓やさんの有機野菜・大豆・土」。
このコース終盤で、美味しいシンプルなお野菜でお腹を埋めるのって、軽やかで楽しいじゃんね。
そして、最初に4択で選んだメインディッシュ。ひつじさん。
正直、フレンチの「ソースが命です」って、今まで「へー、そうなんだー」って感じだったけど。
このひつじさんにちょっぴりかかってるソース、絶品。フレンチのお料理のソースで、人生で一番素晴らしいって思ったソース。「美味しいお肉は塩コショウが一番美味しいんじゃね?」って思い込んでたけど、そうじゃないお料理もあるんだなーって。素直に思いました、はい。
お肉に合わせて、ラングドックの赤ワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュなどなど混ぜ混ぜの。
いやー、なんか記憶にくっきり残る美しいコースだったなー、なんて思ってたら、
「東川米」にむかごが入ってて。シブい〆じゃんね。こりゃ、東川まで食べにくるお客さんがいっぱいいるわけね。
確か、このあとデザートとお茶が出てきたと思うんだけど、記憶が… 結構飲んだからかなー。
代行で旭川のホテルへ。昨日まで札幌のドミトリーだったから、なんか王様になった気分。
さ、51才になったし、明日からの収穫お手伝い頑張るぞーーーー!
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