にゃー🐈 ニャロです。
春の嵐に春の雨。夏日になったり急に寒さが戻ったり。
いつも通りの早春なのに、毎年びっくりしちゃう自分の忘れっぽさが怖いわ。
そんな寒い雨の土曜日、お使いで平塚駅チカの名門おでん種屋さん『中秋蒲鉾店』に向かったんだけど、その斜め前にお蕎麦屋さんがあるの。『大黒庵 本店』ってお名前のお店。
でね、某一流自動車メーカーで金型一筋査定するふりして日本中の酒蔵巡りをしちゃってる日本酒リーマンのHさん、平塚のやや北部にお住まいなんだけど、曰く「中秋蒲鉾店の前の蕎麦屋のシジミラーメンは旨いんだよ」、と。
「はぁ?」って思っても、現場で事実を確認しないことには、真実はわかんないわけだから、当然現場に向かうわけ。これ、基本動作じゃんね。
シトシト冷たい春の雨の中、西湘の玄関七夕都市 平塚の町を歩いて駅から4分。おでん種引き取り時間13:00に合わせてお昼時ど真ん中の12:30なんだけど。
現場到着。外観は… もろ「町の普通のお蕎麦屋さん」。レトロなショーケースもあったりして。「ラーメン」って書いてあるノボリが違和感だけど、ここは突入するしか選択肢は無いわけ。
むむむ!満席じゃん。「相席で良ければ…」、良い良い、良いです。原田知世さんみたいな御婦人との相席なら尚良いです。ん?オッサン… まぁ、平塚だし、そんなもんよね。
しかしまぁ、店内も蕎麦屋さんそのもの。居抜きでラーメン屋さんが開業したかのような…
メニューはなんだかチカラこもってて、
「うちは創業65年なんじゃい!」とか「自家製麺の麺にはこだわってるんだぞぃ!」とか「麺の茹で加減とかスープの濃さとか、調整できちゃうぜ。ワイルドだろぉ?」みたいな主張がアチラコチラに。うーむ、力んでるじゃんね。
初めてだし、ここは日本酒リーマンHさんの言ってたしじみラーメン… ないじゃん。メニューのどこにもしじみラーメンなんて無いし、蕎麦も無いし。
あ、メニューに「うちのスープはしじみをベースとした…」って。
なるほど、ここ『大黒庵』の全ラーメンはしじみスープがベースなわけね。ふむふむ、流石は相模川を擁する西湘 平塚市じゃんね。多分、太古の昔は相模川でしじみがいっぱい採れたんじゃないかしら。
でね、メニューのどこを見ても「大盛り」って記載が無くてさ。ただ、「一個分 200g」って書いてある… つまり「うちは麺が多いから、大盛りなぞ存在せんのじゃ!」ってこと?うーむ…
ま、とりあえず初めてだし、「ラーメン」を注文しちゃうわね。
なんか昭和っぽいナルト、メンマ、ショッ辛いチャーシュー一切れ。そして黒めの醤油っぽいスープに細めの縮れ麺が…
あー、美味しい麺じゃん!好き好き、ポリポリの手前みたいな歯ごたえ。うーむ、こりゃ侮れない麺じゃんね。
ハッキリ言って、この3倍は麺食べれる。ってか食べたい。って思いながら壁を見たら…
うそーん!二玉とか三玉とか、「特大 6玉!」とか、あるじゃーん。
スープも、結構好き。無化調って噂もあるみたいだけど、少なくともてんこ盛りじゃないわね、「白い粉」。麺を啜ってると塩っぱい感じだけど、スープだけレンゲで掬って飲むとそんなでもないし。しじみテイストが前面に押し出されてもないし。
チャーシューとかナルトはご愛嬌として、このラーメンの麺とスープは、ハッキリ言ってナイスじゃん。ラブリー♥
《湘南ズルズル団 調査報告》
調査対象 : 『大黒庵 本店(平塚)』
ラーメン=麺類=一番大事なのは麺、って真実をきっちり押えてガツンと体言してるナイスな麺の心地良さ ☆☆☆
まるでもり蕎麦を食してるが如きシンプルで上質な麺&スープの二本柱だけで満足できる度 ☆☆☆
ん?帰り際に、入口脇のメニュー見本を眺めてたら…
一時間で食べたらタダ… これって10玉くらい?麺だけならいけそうな気が…
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