にゃー🐈 ニャロです。
寒い=温まりたい=温泉に入りたい。日本民族の97%以上が切望する欲求じゃんね。多分、琉球民族は違うだろうけど。
ってわけで、まだ寒さ厳しい2月に、愛する箱根湯本の名湯『天山湯治郷』に湯治に行ったんだけど。たまたま大雪予報の日で。
早川でお昼食べて、小田原城でお茶して。雨だったけど、雪化の気配無し。で、安心して箱根湯本駅降りたら、バス停もタクシー乗り場も超絶混雑。ヤダ〜!
天山お決まりの100円バスは「運休」。そして、路線バスも「運休」。なんで?箱根湯本駅には雪なんてゼロなのに。そして、タクシーは長蛇の列。
バス停にいた係のおじさんが「箱根港のほうが大雪で、そっちに行く路線は全然運休」「天山だったら、商店街の方向に歩けば…」
「歩く」!?
むふー、お天気だったら愉快なハイキングだけど、結構雨降ってるし、寒いし。しかも雪積もってるかも?しんないし。
地獄かも。でも、引き返すなんてありえないし。目的地につけば最高の掛け流し純温泉が待ってるし。行くべし!
結論的には、歩ける距離なんだけど、天山のすぐお隣の『南風荘』って宿までは100円バス(路線A)が運行してて、追い抜かれたし。でも、そのバスもめっちゃ並んでて…
で、南風荘から川沿いの道のりは無くって。一旦登るの。
天山入口の下り坂のすぐ隣に、強烈な下り坂があるじゃん。この下り坂の最下部にある旅館が『南風荘』。この登りがキツかった… でも、南風荘までは風光明媚な散歩道。天気良い日なら歩くのもいいかもね。
で、天山に到着。
天山には、部屋数が7部屋くらい?少ないけど、お泊りできる「羽衣(はごろも)」って施設があって。若干ボロいんだけど、いいのよ。以前一回泊まったんだけど。
最低二泊三日縛りだし、案外安くないし、
でも、いいのよ、とっても。そりゃ山形や島根や北海道の温泉は素晴らしいけど、
箱根湯本なんて、鵠沼から片道90分。移動時間が短い分、湯治楽しめるし、
内湯が24時間入れるんだから。これはいいわよ。深夜に「ムクッ」と目が覚めたとき、「ザブン!」って温泉入れる贅沢。
源泉いくつも持ってる天山だもん。
源泉70℃を防蝕チタンの熱交換器で無加水で適温化するっていうマニアックなこだわりのお湯。
チェックインしたら、入り放題の天山に行って、でお部屋で万年床。
小田原駅の『成城石井』で買ってきたクラフトビールを湯上がりに。
それだけでもワンダフルなんだけど。湯治宿「羽衣」の凄さは、追加+1980円/人の夕食。
精進的な「肉無し」「魚無し」「季節の山菜多し」な夕食。
何が素晴らしいって、味付け。ほんと、「なんで?」って思っちゃっう薄味かつ出汁で食べさせるお料理なのよ。
胡麻豆腐とか、それ自体もウットリする美味しさだし、土佐正油も出汁と柑橘がしっかり効いた薄味で。
玄米ご飯おかわりしてお腹は膨れるけど、夜のうちにお腹が「ぐ〜」って。最近、食べてばっかりで、お腹が鳴るのは久しぶり。
翌日の夕食は、メニュー一新。
多分、胃袋も小腸大腸も負荷が軽やかで喜んでそう。
朝は「8:30か9:15」からの朝ごはん。これも、実にいいの。
鯵の干物がね、めっちゃ脂載ってる中小鯵で。頭までバリバリ食べちゃう美味しさ。しっかり塩効いてて、玄米ご飯がススム君。
そして、ゴージャスな「朝から湯豆腐」。ぽん酢も出汁効いてて素晴らしくココロ踊る美味しさ。かつ肉魚は鯵干物だけ。
お腹に優しそうでしょ?
湯治、いいわ。温泉浸かって、部屋で寝て、温泉浸かって、クラフトビール呑んで、宿で夕飯。食休みして、温泉浸かって、就寝。深夜起きて、ジャブっと入浴、寝て。朝起きたら朝風呂、朝食、ひとっ風呂、休憩。天山か一休で入浴して、お昼ごはん。
これは、地上の楽園間違い無し。
更に更に!
天山に行ったことある人類は知ってる、「飲泉」。
天山受付横のお土産屋さんに湧き流れる飲泉。
このお湯飲むと、やたらお通じが… とは思ってたんだけど、今回ペットボトルに汲んで飲み続けたんだけど。やばい感じの流動性、かつスムース感。自宅に帰ってからもスムージー。
仕事に疲れたサラリーマン労働者も、パリで過労してる人類も、何もない暇人も、絶対オススメだかんね!
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