にゃー🐈 ニャロです。
好きでしょ。ねぇ、大好きでしょ? 『パリ』。おフランスの首都、美食の首都、ファッションの『パリ』。
歩道は犬の糞だらけだし、パリ北駅のあたりは黒人専用カツラのお店ばっかりで怖いし、
たまに暴動起きて車が焼かれまくったりするけど… パリがお嫌いだったら、右上の❎マークをポチって、Uber Eatsでトリプルねずみバーガー注文してね。
サラリーマン、そう、「悪魔と、サラリーと時間を交換する契約を交わした、無頼戦士」。しょうがないじゃんね、庶民に産まれてギガ宝くじ不発なら、サラリーマンが一番簡単に稼げる職業なんだから。
でもね、でも、でもね。「チャンス」はあるわけ。悪魔と契約したって、麗しの『パリ』に出張『旅』できちゃう、それが「購買」「営業」。悪くないでしょ、ってか、ナイスでしょ? グフフ…
パリは、自然なワインを愛する人には聖地なんだけど、
自動車産業で営業とか購買なんてサラリーマンやってると、稀に「パリ出張」っていう最高にグルメな『旅』するチャンスが来るのよね。
狙い目は、某フランスのルノーって自動車メーカーだったり、フランス国籍の自動車部品メーカーだったりでサラリーマンやると、売り込みとか購買イベントとか、企業の当年収益が予算より良い年には余った予算遣いきるっていうお役所の道路工事みたいな戦術が発動するのよね。
僕は、ドイツ駐在時に営業電子部品営業として三回、某ゴーンさんの自動車メーカーの購買だったときに一回、某フランス系自動車部品メーカーの購買だったときに三回、おパリに出張『旅』したわ。毎回、帰国時のトランクはフロマージュを詰めたタッパーウェアとワインで満杯、肝臓は疲弊しきってたわね。麗しの思い出だわ。
細かいしょうもない仕事の話は、機密保持契約に抵触する恐れがあるから、今回はスキップね。別に、フランス人と握手して、社食でダベって、「オールヴォワールゥ(バイバイ)」ってバイバイするだけ。申し訳ないけど、別にWEB会議でも用は足りるもん。
「フランス」っていうと広すぎるんだけど、
「パリ」って限定すれば、出張『旅』夜の部活動の段取りはシンプルそのもの。
当たり前だけど、最重要なのはホテルのロケーション。これは役員や部長が何と言おうと、『パリ東駅至近』。これさえ達成できれば、あとは問題無し。なんたって世界の都「パリ」だかんね。ほぼ不夜城だから。
そして、バカみたいな理由でも何でもいいから、一泊でもパリ宿泊日数を増やす。
これは簡単。「パリで大規模な展示会があるみたいで飛行機チケットがいつもより10万円高いみたいです。二日後なら10万円安いので、やむ得ず土日使って現地で過ごします」とか「現地の担当者と懸案の打ち合わせを膝詰めでやってきます」とか適当言えば、昭和世代の役員も部長もチョロいもの。
そして直属の上司に「部長に、航空券安くしろって言われました」「役員に、現地対面担当と打ち合わせしてこい、って言われました」って言えば、ミッション完了。
出来れば、行きのフライトのパリ着は現地夕方。これでパリ夕食が+1。帰国便は早朝発便、これでパリでの夕食が+1。大事よ。
旅程決まったら、次にやること。これも大事よ。
ビストロ&自然派ワインバー『Le verre volé』を予約する。出来るだけ初日に予約。
英語で通じるし、Facebookで英語翻訳で予約できるし。英語脳がアリンコ級だったら、同僚に昼飯奢ってお願いすれば良し。
で、行ったら、そのディナーから帰る前に翌日、出来れば翌々日まで席を予約しちゃう。これポイント。
僕がヨーロッパに居た2008年にはパリには自然派ワインのショップやワインバー、ビストロがキノコみたくニョキニョキ出来てさ。
でも、最後にパリに行ったのは3年前だけど、『Le verre volé』のインパクトはハンパ無いかんね。あの店のワインストック、地球の常識じゃ測れないかんね。多分地球上で、僕にとって通貨の価値もっとも暴落するお店。
パリ東駅から徒歩7分。
サン・マルタン運河の目の前。
初めて行ったのは、ドイツ駐在時代の、多分2003年の出張。「携帯電話を知るにはICが全て。超一流ICメーカー『STマイクロエレクトロニクス』と情報交換しないと、ダメみたいです」って呪文が効いて、パリの『STマイクロエレクトロニクス』を無理やり訪問。自分が天才だと確信したわね。
2000年に開店したらしい『Le verre volé』。主にローヌと南仏の自然なワインが濃厚にストックされてて、
2003年に初めて突撃したころは、座席数12くらいのワインバー。フードは、パリ中のお惣菜屋さんから買ってきた冷菜、温菜を盛り付けるだけ。美味しいに決まってんじゃんね。
すんげぇグラスワインも、白・赤・オレンジ、合わせて10種類くらいあるんだけど、僕は断然ボトルワイン。
一杯二杯グラスで楽しんだら、店員さんに「あなたが旨いと思う『コートロティ Cote Roti』何本か持って来て、シルヴゥプレ?」って。GOOGLE 翻訳がある令和の時代って、いいなぁ。
フランス人、パリ人、美食へのプライド、激高い、かんね。信じられない自然なワインの造り手の、信じられないヴィンテージのコートロティが複数出てくるかんね。気絶しないようにお臍に気合い入れなよね。
あとは簡単。美味しいビストロ料理を食べながら、至高のワインの変化をベロベロりんになりながら飲む。あ、デザートも忘れずに。
もちろん、新しいワインバーを徘徊するのも良いわよ。Google mapがあるから迷わないけど、案外パリは坂が多いから、10ユーロ(≒1300円)けちらずタクシーでいいんじゃね?
こんなワインバーにも
こんなワインバーにも行ったけど
松本、駒田、篠塚、呂明賜、クロマティ、吉村、中畑、山倉、槇原、のゴールデンオーダーの巨人軍が無敵だったように、
『Le verre volé』は、申し訳ないけど無敵なの。何度も現場検証してるから。
『コート・ロティ』があるコートデュローヌ地方にある、イケてるワインバーより、パリの『Le verre volé』のワインストックのほうがクリティカルなんだから、お願いだから行かないでね。オールドヴィンテージのストックが無くなっちゃうから…
そうねぇ、パリ、後は、グルメ徘徊。
美味しいパン買いまくって、
フロマージュリーでチーズ買いまくって、
他には… 暇なら、20ユーロ払って凱旋門登ったり、
エッフェル塔内のレストランで食事したり、
イカしたファッション買い物したり、
でも、僕は、そんな暇があったら、パリの伊勢丹デパート、『ギャラリー・ラファイエット』の食品売り場を散策するわね。
伊達に『グルメ』ってフランス語じゃないかんね。
あと、オリーブオイル。生産量世界トップ3はスペイン、ギリシャ、イタリアで、フランスは26位なんだけどね。
グルメ王国フランスのオリーブオイル、ピンキリだけど、「ピン」は強烈よ。パリ市内にオリーブ農園直営のオリーブオイル屋さんがいくつもあるから、僕は必ず買い物に行くもんね。実は自然なワインよりも、オリーブ油やチーズのほうがフランスと日本で品揃えも品質・コンディションも、価格も、差が大きいんだからね。
あのね、僕は人種差別とか大嫌いだけど、おフランスもおドイツも、残念ながらアジア人への差別は残ってるの。そりゃそうよ、大阪人100万人に「朝鮮人、韓国人を差別したことありますか?」って令和四年にアンケートすれば、日本人がイカに人種差別してるか判るかんね。
だから、買い物とか飲食店でサービスを受ける分には、おフランスも楽しいけど、迂闊にパリ市内危ないエリアをスーツやボディコンで散策しちゃったら… 「The END」だかんね。
残念ながら、僕が出張『旅』でパリに行くことは、もう為さそうだけど、「欧州ワイン勉強旅」するときは往路か復路をパリ経由にして、当然『Le verre volé』に行くもん。多分、毎晩。
「我がパリ旅に、一片の悔い無し!」
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