にゃー🐈 ニャロです。
「地球温暖化防止」って掛け声と、儲かる「地球温暖化防止のための何とか」はグイグイ進んでるけど、損したり不自由する「地球温暖化防止策」って進まないわよね。
「湘南ティーサイト」でチェックしたワインの雑誌『ワイナート』で「サスティナブルな取り組み」って特集してて、『農楽蔵』って北海道のワイナリーの取り組みが取り上げられててね。
で、思ったのよね。そおゆぅ一人一人の取り組みって大事だけど、「EV用の電池工場をアメリカに作る」とか、「EV用電池生産のためのリチウムやコバルトを大量に発掘すんのに、わざわざアフリカの奥地や南米のアンデスの高地を開発する(=自然破壊する)」って、ギャグみたいなことやってると、マジで「未来に続くワイン造り/ワイン呑み」どころじゃなくなっちゃうじゃん、って。
やっぱさぁ、「ちょっと」じゃないレベルで、便利さとかを我慢しないと「サスティナブル」にはなり得ないんじゃないかしら。
コンビニだけじゃなく夜間は経済活動禁止、とか、レジャー用の自家用車禁止、とか。あと、ネクタイ禁止ね、要らないから、マジで。クーラーガンガン効かせてる企業は山ほどあって、「0/10分け」のサイケなオシャレリーマンが真夏に無駄なネクタイ絞めてんだから。
まあ、そんなこと言い出したら「リーファーコンテナも禁止しろ」なんて、グレタさんが言い出しかねないし、本当に難しい問題よね。
リーファーコンテナ無かったら、人生切なくなっちゃうわよ。由比ヶ浜の一流ワイン屋さん『鈴木屋酒店』で買ってきた、イタリアはトスカーナの赤ワイン『ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ』だって、リーファーコンテナ無かったら美味しく呑めない可能性が高いんだから。
【造り手】ボスカレッリ BOSCARELLI
【ぶどう品種】プルニョーロ・ジェンティーレ90%、マンモーロ10%
【原産地呼称】D.O.C. ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ
まず、ラベルで軽く幸福しちゃうもんね。なんともクラシックな雰囲気で、ワクワクしちゃうもん。
結構清澄度合い高くて、酸味の強い赤い果実の香り、ラズベリー、仄かに土っぽい香り。いいじゃんね、いいじゃん。
口に含むと、なんと言うか、昔からイメージしてる「モンテプルチアーノ」独特の血っぽさっていうか、鉄分っぽさっていうか。昔はこれ苦手で、柔らかいキャンティやロッソ・ディ・モンタルチーノのほうが好きだった記憶があるんだけど、このボスカレッリのロッソ・ディ・モンテプルチアーノは軽やかな酸味とスパイスっぽさ、軽渋みのバランスが軽快で、いいじゃんね。今日みたいな、少し暖かい初冬夕暮れにぴったんこ。
トスカーナは、ちょっとミーハーな観光客エリアでもあるけど、旅先での時間限られる旅行者には実に魅力的な場所で。
自転車レンタルすれば、美しい自然とワイン畑のモザイクみたいな丘をいくつか登り下りすれば、ワイナリー巡りもレストラン巡りもできちゃうし、美しい小さな村のハシゴできちゃうしね。
食事も含めて、イタリアで一週間あるなら、南イタリアのド田舎ワイナリーやレストランをじっくり巡ってみたいけど、「自由時間3日」なんて状況なら、シエナあたりから自転車でモンタルチーノ経由でモンテプルチアーノまで4.5時間。登りはキツいけど、下りは最高に気持ちいいから、オススメよ。
コメント