にゃー🐈 ニャロです。
人間って、周りの雰囲気におもいっきり引っ張られる生き物なのよね。
行列してるらーめん屋さん見れば並んでみたくなるし、DJバーでみんなが飛び上がってれば、一緒に飛び上がっちゃう。同じ曲をウォークマンで聴いてても、愛甲石田駅で飛び上がらないわよね。
「資本主義の人気投票」たる株式市場も、多くの参加者は『雰囲気』でアクションするもんで、今回の中国不動産開発大手、『中国恒大集団』のデフォルトリスク(債務不履行のこと)が報道されて、世界的な信用不安のリスク回避で、『大きく』株価が下がった、って知ってるわよね。
日本だけじゃないかもしれないけど、テレビや新聞・ウェブニュースって、本当に雑な報道するなぁって思うのは、「なんで下落率じゃなく額や幅で報道するの?」ってこと。
日経平均は、9/17の終値 30500円から、翌営業日9/21の終値29839円(▲661円)、翌9/22に29639円と続落(前日比▲200円)と、2営業日で合計▲861円下げたのよね。
テレビで経済ニュース見ると、深刻そうな顔したアナウンサーが、「株式市場は動揺してるようです」って、そんな顔みたら、株式投資初心者のヤングサラリーマンは、さぞかし動揺してんだろなぁ、って可哀想になっちゃった。
一流営業マンや購買バイヤーなら、頭の中でサササッと暗算して、「フムフム、下落率はウン%だな、さて」って理智的に投資戦略の見直しが必要かどうか、考えれるんだけどね。
バブル崩壊後の日経平均って、リーマンショック後の数年間は10000円前後を推移してて、この時期の▲861円って下落率換算すると▲8.6%。二日間でこの下げは、そりゃ青ざめるかも。日経平均でこの下げ率だと、銘柄によっては▲10%以上下げだからね。
でも、当たり前だけど、足元の日経平均は3万円超えの30500円だったから、▲861円の下げ率は、「▲861÷30500 =」▲2.82%。どう思う? 今回の数字は、大騒ぎするような下げ率かなぁ。
ズルいし、「弱肉強食資本主義」だからしょうがないけど、ニュースは視てもらわないとお金にならないから。
だから「たった二日間で▲2.82%」じゃなく、「▲821円も下げたよ」って。そのほうがネットニュースでクリックしてもらえる=儲かるから。騙されないようにしないとなぁ。
もちろん、本質的な問題は「信用不安」だし、これが中国国内で経済をへし折るような大問題になれば、密接にリンクしてる世界経済への影響大だけど、今回の「▲821円/2営業日」って、下げ率としては▲3%未満って聞くと、ちょっと動揺も収まらないかしら?
ってうえで、投資戦略の修正が必要かは考えるべきだけどね。
僕は、投資戦略、全く変更無し。アメリカも日本も、金融緩和の引き締めを開始するって言ってるけど、「中央銀行が国債やETFを買う(=自国通貨の価値を下げる)量を減らし始める」ってだけ = 円やアメリカドルの価値が下がるなら、『優良な企業』の価値は相対的に通貨に対して上がるもん。
とはいっても、アメリカ中央銀行FRBが、「事実上のゼロ金利を解除し、利上げを開始する時期が2023年から22年に前倒し」って今週アナウンスしたのは、気にしないとなぁ、とは思ってるし、株式市場は『人気投票』だから、今回の中国「中国恒大集団」の件が今後どうなるかは、算数以外の「人間の感情、恐怖心」とか、AI(人口知能)の自動取引が株価変動を加速させたりもするリスクはあるからね。
ただね、サラリーマンやってるとわかるだろうけど、株式市場が急落しても、会社でやることって変わらないでしょ。会社収益が急落したら、残業規制とか工場操業停止が増えたりするけど。そう、株価が下落すると『企業価値』は下がるけど、企業がやってることとか、その日の売上なんかは変わらないんだよね。
中国の景気がどっかん悪化すると、中国での販売台数や利益貢献が大きい自動車メーカーなんかは、中期的に収益悪化するけど、自分の投資先企業の収益がどの国で上がってるかって、ちゃんと投資先を分析してる株主様なら、大丈夫よね?
良く、「足切りは早めに」って見るけど、それは状況によるわよね。▲3%も下げてない状況で、どう判断するか、決めるのは、あなたです。なぜなら… 株主だから!
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