にゃー🐈 ニャロです。
2017年2月に1550円/株で3200株購入したタカラバイオについて、悩ましい感じです。すでに4年半も保有してて、配当は徐々に増えてはいるけど1%/年に届かないレベルで、どこをゴールに売却すべか悩んでます。
2018年から元気良く上昇したあとズルズルと下げ、コロナ下落で買値まで下げきったところから一気に3500円まで上昇。コロナのPCR検査の試薬なんか扱ってたので、分かりやすい『時事ネタ』ですよね。各決算指標も良い感じで上がってるんですが、どうも株価の上値が重いんです。3000円を超えると、機敏に下げる。
これって、親会社である宝ホールディングス【2531】が要因なのかなぁ、と推測しています。タカラバイオ株式の60.9%が保有されていて、連結対象。宝って、宝焼酎(カンチューハイとか、大手ですよね)の宝、要は酒蔵の会社で、ここ3年は酒類のビジネスは売上も利益も下落方向。コカ・コーラが檸檬チューハイに参入するご時世なので、辛いでしょうね。宝ホールディングス売上高の12%ちょいにタカラバイオが、営業利益の約40%を支えてるんだもんね。
なので、巧くタカラバイオの利益が出ないようにしてるんじゃないかなぁ、と推測。これによって、タカラバイオの株価が突き抜けないのではないか、と。
タカラバイオって面白い会社で、ちょっと前まではキノコ作って売ってました。2018年に『雪国まいたけ【1375】』に事業を売却したのですが、年間15億円の売上高がありました。お酒作りって、酵母とか細菌の知識・経験がコアテクノロジーなので、大手だった『寳酒造』がこの分野に投資して、手探りからバイオビジネスのネタ(とかキノコ🍄とか)を掘り起こしていったのは、実にお見事❗
で、コロナのPCR試薬含めて、今の売上は研究用含めた試薬と受託サービスで90%以上を占めているんだけど、本命はガンや白血病向けの遺伝子治療。これが導火線になって思惑買いでドカーンとこないかなぁ、と4年半経過し、まだ先であれば一端利益確定かな。
中期経営計画の数字もコンサバ(欧米のバイオ医療関連の会社だったらありえないような低い計画に見えます)だし、今週の第一四半期決算も数字は良いけど遺伝子治療関連のプロジェクト遅延って記載があって、それが人気投票としての株価としてはネガティブニュースだったんじゃないかなぁ。うー、悩ましい。
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