にゃー🐈 ニャロです。
シムカップで羊さんたちと戯れた夜は、帯広に泊まったの。可愛らしく、炉端焼きのお店でお魚さんとか、たらふく食べちゃった。
ちなみに、帯広は十勝エリアの中心都市。よく「十勝チーズ」とか「十勝ワイン」とか聞くけど、僕は十勝と帯広の関係性がわかってなくって。
そっか、十勝ってのはエリアの総称なのね。空知とかもそうじゃんね。やっぱ、行ったことないエリアについては脳みそが勉強したがらないというか、イイ歳こいて無知じゃんね。
で、帯広はそれなりに街だから繁華街もあるし、木賃宿もあるわけ。御殿様とお姫様は一流ホテルにご宿泊。僕は…
帯広駅から徒歩6分の銭湯「たぬきの里」がやってるドミトリー。要は「セコい寝れればいい庶民が泊まる相部屋」。
銭湯って言っても温泉で、いいお湯なんだけど、
なんか、二十代前半に軽井沢の夏だけ営業だった某レストランの3階のタコ部屋生活を思い出すじゃんね。猛烈にイタリア語の勉強してたなぁ…
温泉入れて一泊三千円。実にヨロシイわね。
で、翌朝、めっちゃ広い青空の帯広駅前をテクテク歩いて御殿様たちと合流。
今日は、十勝北部の足寄(アショロ)町に向かうの。アショロ町って、
こんなヤバいキャラクターを公認してるくらい、ヤバい自治体みたい。帯広からの道にあった上士幌町とかの道の駅はセンス抜群で素晴らしかったんだけどね。
なんかさ、帯広を中心とした十勝エリアって、ものすごい広い平野なのよ。十勝平野ってヤツじゃんね。アメリカみたいな広大なジャガイモ畑や麦畑に、巨大な農耕機具的自走式トラクターがそこらじゅうにあるんだけど。
でも、北部の足寄町あたりは、大雪山の東側の丘陵地帯になってて、平野じゃないの。
十勝の平野部って、土地代がお高いんだって。まぁ、あんな集約型農業できちゃうんだもんね。一方で、足寄とかの丘陵地帯はお安いんだってさ。そこで牧畜が盛んになったらしくって、地図みたら牧場だらけ。
そんな足寄の山岳地帯にポツンと経ってるのが、
『しあわせチーズ工房』なのよ。控えめに言っても、「チーズ最優先」な職人さん、本間さんのチーズ工房なの。
まったく、世界は「都会」と「田舎」に2極化してんじゃんね。
凄まじいど田舎、ここまでチーズ買いに来るんだもんね。まさに「田舎優位」じゃん。
まずは、
チーズにとってとっても大事な「ミルク」を育む牛さんの放牧を見たいじゃんね。
本間さんが自分で放牧はしてないのね。吉川さんの「ありがとう牧場」とかの足寄町の放牧牛のミルクを買って、チーズ造りしてんだって。
めっちゃ眺めの良い小山のてっぺんに連れてきてもらって。
うはー。
なんちゅうか…
一面、じゃなくって360度 放牧地。
こんな場所で放牧された乳牛さんたち…
ええーっと、本間さんの製法は、マジで原始的というか簡潔。まず、ミルクを軽トラでもらいに行って、
500L前後って言ってたような… それをクレーンで吊るしてフランス製の銅鍋にジャバーー。
それをガスで熱して、
チーズによっては加工して、
チーズによっては、そのまま型流し込んで、
熟成庫で熟成。周りを塩水で洗っては磨き、洗っては磨きの連続。
モンドールみたいな製法のウォッシュチーズは、地元のエゾマツを周りに巻いて。
この「茂喜登牛(もきとうし)」なるウォッシュチーズ、
買って帰ったんだけど、ヤバいかんね。イタリアとかフランスにチーズ旅するなら、アショロに行くべしって僕はリアルに思うかんね。
やっぱ、本間さんの、ある意味「クレイジー」なチーズ造り、生きてる間に経験できて良かったわ。
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