にゃー🐈️ ニャロです。
ふと空いた2日間。
夏だから暑いし、鵠沼ビーチは去年同様に南風続きで波乗り全然ダメな感じだし。困っちゃう。
さて、どうしよう。
暑い夏に涼むなら、クーラーなんて邪道。あれは、猛暑でもオフィスでデスクワークとかやるための文明の利器だし。
やっぱ、原始的に、水浴びが良いじゃんね。どんな猛暑でも、お風呂に水溜めて浸かれば、気持ちいいじゃん。
その水浴びの、最もゴージャス版が、純温泉(加水無し、加温無しの源泉掛け流し)での冷泉湯治、じゃんね。
箱根の超名湯純温泉「天山湯治郷」のぬる湯だと、寒い時期はちょうどいいんだけど、37℃のお風呂は猛暑な日にはちと暑いし。
そんな猛暑な日に抜群なのが、伊豆市にある「湯の国会館」の冷泉。
ここの源泉は25℃のアルカリ単純泉で、だからお風呂は当然加温なんだけど、露天風呂はヌルめの設定で狩野川の川音を聴きながら、せせらぎを眺めながらで中々良いお風呂なんだけど。たった800円なのに、お昼寝できちゃう休憩処も完備だし。


でも、ここの最大の良さは、源泉そのまま掛け流しの冷泉。
サウナが男子風呂に2個(多分女子風呂にも…)あって、その水風呂的ポジションみたいで、直径1.2mくらいの小さな湯船なんだけど。
暑い夏日に、この純温泉な冷泉に浸かってると、冷た過ぎない冷泉がジワジワとカラダの芯にこもった熱を、吸い出してくれちゃうのよね。実にゴージャス。
ちょっと交通の便が悪いんだけど。修禅寺駅からバスで15分。
ただ、今回はラクして藤沢駅前からレンタカーでぴょーん。ラクチン、箱根新道超えて、藤沢から片道2時間。久しぶりに日本でレンタカー借りて、便利だし涼しいし。こりゃ、みんな石油(ガソリン)燃やすの止めらんないわけだねー。
ガッツリ冷泉でカラダ冷やして、休憩所でグダーとして、また冷泉入って…
あんな猛暑なのに、狩野川を伝って吹き抜ける風は涼しいんだよなー。なんでだろね。とにかく、実に幸せな冷泉湯治。
でね、ゆっくーりしたかったから、1泊したの。素泊まりで2名1部屋10000円、ユーロ換算すると58ユーロ。良い部屋だったし、温泉も思いのほか塩素臭しないし(源泉に加水だけ?)。

なんだけど、ここに泊まってホントにラッキーで。
理由は2つ。
一つは、この宿から徒歩2分の温泉銭湯「あやめ湯」。


おそらく湯温45.5℃。熱めで気合が入る源泉掛け流しな純温泉(ちょびっと加水してるかも)。宿の浴衣着ていけば、汗だくになったって大丈夫じゃんね。
そして、もう一つ。これはホントにびっくりしたんだけど、宿から徒歩2.5分の町鮨「あやめ鮨」。

この寿司屋さん、全く知らないお店で。
元々予約してた宿から徒歩15分の「KURUHA」って和食屋さんで軽く夕飯たべたんだけど。





洒落たお店で、お客さんいっぱい入ってて、味もどのお皿もホドホドに美味しくて、地鮎じゃないっぽいけど鮎の塩焼きも美味しく焼けてて。






プレミアムモルツと日本酒で、まあ美味しいじゃんねー、とかって食べたんだけど。
なんか物足りない感じでー。
で、通りすがりにあった寿司屋さんをGoogleマップでピコピコ調べてみたら、



⇧みたいな口コミのオンパレード。ヤバそうじゃんね。
なんだけど、ネガティブな口コミは全部「高過ぎるー!」ってベクトルのみ。味についてのネガティブコメントは無いのよね。
だから、数貫握りだけって感じで突入してみたの。ってか、一応直前に「十分後に2名入れますかー?」って電話したら感じ良い受け答えだったから、カウンターで「生ビールと、握り十貫お任せでお願いしますー」って。
そしたらさー、びっくりし過ぎて写真撮るどころじゃなかったんだけど、すんごい旨い鮨なのよ。ネタも切り付けも握りも新橋の一流店みたい。そりゃ、良い値段とっていいよなー、って。
10貫お任せ、覚えてるのが、
平目、スゴい いい香りのする、五貫食べたいくらいのワンダフル平目、地物
勘八 文句無し、旬の地物
車海老 茹で加減最高、旨いー
真鯛 スッキリした白身 地物
真鯵 これも凄い いい香りだー、十貫食べたい最高の真鯵 地物
ジンドウイカ サッパリねっとり、おかわりしたい 地物
シャコ デカいシャコだったー、久しぶりに食べたけど、夏の旨味だー
縞鯵 旨い、高そう…
大トロ いい香りの大トロ、高そう…
いくら 最後の一貫がいくらかー… 美味しいけど、穴子とか食べてみたい…
最初の平目でびっくりしちゃって、もう値段どうこうってより、最後にあと一貫ナニ食べようって。だって、ソコソコ食べての2軒目だし…
で、昭和なネタケースに見えてるのが、伊豆ノスタルジーなトコブシ。

ヤングだった20代、結構通ったのが南西伊豆のヒリゾ浜で、


JRの「夏の南伊豆」ポスターの写真が衝撃的に美しくて興奮モノだったから1回行ったらハマっちゃって。
そして、美しいだけじゃなく、大きめの石をひっくり返せば、そこには…

炭と網と醤油だけ持参して渡船して… 大興奮の夏の磯遊びだったんだけど。
二十年前くらいから南伊豆の海水温が上がり過ぎたのか、海藻が明らかに枯れて、ヒリゾ浜の磯の色が茶色になって、トコブシもサザエもいなくなって。
っていうノスタルジーがあるもんで、トコブシを追加一貫で頼んだら、これまた美味しいトコブシ。載せた肝のサイズも絶妙。
聞いたら、西伊豆の地元トコブシ、そうとう激減しちゃったんだって、海藻枯れが原因で。さみしー。
この時期は稲取の金目鯛も旬なんだけど、金目鯛も今年はダメなんだって。
それは淋しいけど、この「あやめずし」でこんな美味しいお鮨を頂けただけで大満足。
そしてお会計、生ビール1杯と⇧の11貫、+美味しいアラ汁で、なんと6千円。え?全然高くないじゃん…
こりゃ、お昼もここ来れば良かったー、絶対また来ちゃうなー、「湯の国会館」「あやめ湯」「あやめずし」の最高な夏の贅沢じゃんね。
ちなみに、翌日は朝に沼津港で鯵刺身と鯵フライ定食を10:00に食べて、



そっから帰途途中の箱根湯本「天山湯治郷」。なんだかんだ、湘南から日帰り圏内最強の純温泉だしねー。
ってわけで、また来年の夏も猛暑になったら、レンタカーで「湯の国会館」「あやめ湯」「あやめずし」の最強コンボだなー。
ワイン?ああ、ちゃんとクーラーで持ってきて、素泊まりの宿で飲んだよー。
コメント