ナチュラル過ぎる料理人たちと旅するバジリカータ・プーリア・カンパーニャ・ラツィオ・ヴァレダオスタ・ピエモンテ 2024秋 #3 Monopoli➡Bari➡Alberobello

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ぐるめ

Monopoli、あの人生ゲームみたいにカネ稼ぐボードゲーム…

じゃなくって、プーリア州の州都Bariのすぐ南隣の、人口五万人の町。旧市街のある港町で、例のアプリ「RAISIN」掲載店が複数あるもんで、3連泊してプーリアうろうろすんのに良いかな、って。

大都市バーリなんて、そもそもクルマで行きたく無いし(1回行って予想通り大変だったし)、モノポリもそれなりに町だから駐車事情ちょっとは難あったけど、全然マシ。
かつ、アルベロベッロとかにも近いし、なんせ海が近いし、そして最高にご機嫌なトラットリア発見しちゃったし♥

4日目の夜、お昼は早めブランチだけ(+夕方LOCOで摘んだフォカッチャ)だったから、ペコペコお腹な4人組。
出撃したのは、旧市街地にある「Trattoria Pizzeria Da Zi Ottavio」。

ネットでサクッと予約できたもんで、宿からテクテク歩いて10分弱、旧市街の観光客通りの多い小道に面してて。
実際、観光客多いし、ナチュラルなワインの上にクラシックな有名ドコロのボトル飾ってたり、「あ、やべー、やっちまった?」ってのが初感。

で、結論、ここは今回のプーリア旅で、ダントツ凄い店。超お気に入りのお店なのだ!
もし追加でモノポリに3泊したら、最低3回は通うし、またプーリアに行くならココが目的。

当然、ご飯はどれも美味しいんだけど。
エビ大好きなメンバーが「生エビー!」って、正直、僕はそんなにエビ好きじゃないし、ってか殻ごと喰える桜エビや、フリットでガシガシ頭ごと食べる小海老は好きだけど、デカいエビはそんな旨いと思わないし、何より鮮度で臭くなったエビはもう地獄。
だから、イタリアで生エビを注文するって選択肢は僕1人だと有り得ないんだけど。

でも、⇩旨いし…

フリットミストも当然のように旨いけど、青菜のクタクタ煮もオレキエッテもリゾットも旨いし。

びっくりしたのは「ムール貝のスパゲッティ 黒にんにくソース」なる一皿。

これまたムール貝も、僕は基本的に選ばない食材で。


旨味が強いのはわかるけど、臭みがでると猛烈に目立つ貝だし、形も色もグロいし…
で、ここのパスタ、メチャ旨。ムール貝は完璧にスッキリ旨味だし、スパゲッティが異常に旨い。
そして、イタリアで見たことない黒にんにくソース、まるで熊本ラーメンのマー油みたい、見た目も味もインパクト大。

シェフに「どこのスパゲッティ?」って尋ねたら、トレンティーノの某メーカーのスパゲッティ。じぇじぇじぇ!


プーリア州はイタリアの小麦主要生産地。一昨日行ったマテーラ周辺は小麦畑に囲まれてて、道路から何社かパスタメーカーの工場が見えて。
そんなプーリアで、こだわりの北イタリア製乾麺…

この店が強烈なのは、料理以上にワインとサービス。
支配人兼ソムリエのイニャツィオさん、フリウリに接した隣国スロヴェニアに30年住んでたんだって。

たまたま、この日のワイン選びをAシェフに託して、選んできたのがスロヴェニアのシャルドネだったんだけど、「こんなヴィンテージ置いてるんだ…」なんてハナシしてて。

で、イニャツィオさんにハナシ聞いたら、「… ってわけで、スロヴェニアには友達いっぱいいるし、色々なワイナリーとも繋がりがあって…」。

そんなわけで、翌日バーリで昼飯たっぷり食べたのに、夜再び「Trattoria Pizzeria Da Zi Ottavio」へ。

再度頼んだフリットミストは旨いし、魚介サラダも旨いし、全部旨いのは当たり前。
メニューにないけどスパゲッティポモドーロ頼んだら仰天の旨さ。痺れる旨さ。

ワインは、イニャツィオさんに「スロヴェニアでおまかせ」したら、テランってブドウの赤ワインがバカ旨。即完売。

で追加で「イニャツィオさーん、スロヴェニアのー!」で出てきたのはフリウリのメルロ。
はっきり言って、アノ辺って、国境とかあまり…
いっぱい飲んだねー。

翌日5日目、「EST!」ってワインバー目当てに、クルマで1時間弱Bariへ。


右手に真っ青な海を眺めながら、高速であっという間にバーリ着、だけど大渋滞、うへー。


海辺の有料駐車場に停めて、旧市街をうろうろ。一応、バーリ名物のオレキエッテお婆ちゃんたちの路上手打ちパスタとか、ストリートフードとか、アレじゃんね。

ただ、正直大都市はね、アレよね。
なんちゅーか、旧市街地も都会は都会。スタバがあったり、興奮が醒めるというか、なんちゅーか…

そして、旧市街地から線路挟んだ新市街地にある「EST!」、ここは某ヴィナイオータのオータさんがこないだ来てたし、ワイナリー「LOCO」のヴィットリオさんも働いてたお店で、絶対来たかったんだけど。

すげー渋滞だし、超難解な道だし、駐車スペース全く空いてないし、もう泣きそう。そもそも縦列駐車苦手なのに、レンタカーはツーリングワゴンでクルマ長いし、左側運転席から右側の幅感覚全然わかんないし。もうやだー!

と悲痛な心持ちで周辺をグルグル… あ、空いた!そこそこスペースあるし、行っちゃえ縦列!
… あ、初動失敗、あ、後ろにクルマいっぱい…

10回切り返し繰り返しても、初動失敗すると挽回至難なのが縦列駐車。もう、みんなに降りてもらって、「まだいける!」「あ、やばい!」みたいなマニュアル監視機能総動員で、なんとか駐車完了。これだから、大都市は…

でも、「EST!」は最高で。


ホントは近くに宿泊して夜飲みにくるのが良いんだろけど、かなりご飯美味しいの。お昼から食べ物メニューはフルにあって、タコとジャガイモの前菜なんて相当旨いし、エビ頭ダシ ブロッコリーソースのショートパスタも抜群。


ワインは、オススメのグラスワイン数杯にしといたけど、ボトルで呑みたかった… でも縦列駐車からの脱出もあるし…

そんなこんなで、辛うじてモノポリに戻って、夕飯食べて就寝。

翌日6日目は、クルマで30分のAlberobelloの朝市へ。地元住民向けの週一ホンキ朝市で、野菜とか香辛料とか面白いよねー。

で、今日のお昼は、そもそも今回プーリア州に来るきっかけになったミシュラン☆レストラン「PASHA」。


どうなることやら…

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