にゃー🐈 ニャロです。
最近、南風強風だったじゃん。
そうなるとさ、海の中が掻き回されて、まだ若いわかめさんがちぎれてさ。ビーチに流れ着くの。
海に根っこ生やしてるワカメを、採ったら「漁業権」なる既得権益的法律に触れるらしいんだけど。
千切れてビーチに流れ着くワカメ、放置すると腐って異臭。漁業権持ってる漁協や漁師が掃除しないんだから、漁業権とか主張する利権保持者さんたちには「海岸清掃税」課すべきだと僕は思っちゃうんだけど。
海の貴重な資源「カタクチイワシ」の稚魚乱獲(=しらす漁)をノーリミットでやりまくる大儲け漁師さんたちに、そんな気はサラサラないんだろし。
だから、拾うしかないじゃん、ビーチ清掃チックな「ワカメ拾い」。鎌倉の春の風物詩じゃんね。
もし「違法だから摘発」ってんなら、喜んでお縄頂戴するわね。「ワカメ拾ったら豚箱入れられた」って短編小説書くキッカケになるから、むしろウェルカムじゃんね。違法な裏金作っても逮捕しないし、交番でテレビゲームやってても「本部長注意」って軽やかな処分しかしない警察だから、なさそうだけどね。
今日はね、北鎌倉の名店「A」のグランシェフのお誕生日会ってんで、ママチャリ号で鵠沼から鎌倉に向かったんだけど。
ある「予感」があって、ビニール袋を数枚持って出発したの。
それは、「ワカメ」。日本人の約89%以上が「ワカメ？嫌いなわけないじゃない、好きよ」って答えるってくらい、日本の常食「おコメ、味噌、豆腐、納豆、ワカメ」ってくらいレギュラーポジションの食材じゃんね。なんせ、単に美味しいだけじゃなくって、栄養たっぷり。
ってか、それ以前に素晴らしく魅力的に美味しいじゃん。
更に更に、保存性もね。「乾燥ワカメ」「塩蔵ワカメ」、年中楽しめるのも素敵よね。
その「ワカメ」がね、フィーバーするわけ。春先に、鎌倉の稲村ヶ崎に群生しちゃうワカメがさ、海があれると千切れて、鎌倉の由比ヶ浜の西の端エリアに流れ着くの。それを拾うわけ。文句あるなら検挙しに来ればいいじゃん。地元のお婆ちゃんやお姉さんたちも一緒に検挙してよね。
お魚屋さんにも、もう先月末くらいから日本各地の「早生(わせ)わかめ」が出回ってるじゃんね。わかめは、湘南エリアだと5月、海水温が18℃越えるあたりで溶け始めちゃうんだよね。今3月は、まだわかめが細いけど、軽やかで美味しいのよね〜。
ママチャリ号を漕ぎ漕ぎ20分ちょい、由比ヶ浜に到着。潮見表では夕方から夜に潮位が下がってってなってたんだけど。
おおー、暗くなってきたけど、予想通り、わかめが大量に打ち上がってんじゃん！うひょ〜！
こりゃ、もう止まんない出撃！拾うわよ〜！
まだ細いし、暗いから厳選できないけど、いいのよ。まずは、わかめシャブシャブしたいんだもん。あとわかめうどん。ウンウン。
小さなビニール袋3枚しか持ってこなかったし、もうお誕生日会の集合時間ギリギリだし。今日はこのへんで勘弁してあげるわね。で、砂でザリザリの手のまま、ママチャリ号で鎌倉のフレンチビストロ「オシノ」へ。
そうそう、今日はお誕生日会。食べて飲んで楽しまないとね。
一皿目は、いろんな貝のジュレの下にカリフラワーのムース。一口食べたら、フレンチ〜って風味。何でだろ？
二皿目の『フランス産白アスパラオランデーズソース』。
新樽の香りがまあまあしっかりなブルゴーニュのシャルドネが開いて、正直ワインだけだとやや苦手系列なワインだったんだけど、バター主体のオランデーズソースと一緒に飲むと、びっくり美味しくって。バターたっぷり使うおフランスのおフランス料理と合わせるフランスワインが、バターと合うように新樽効かせた白ワインが多いって、なんか納得。
キンメとかゴージャス。お祝いだしね。
メインのお肉料理は羊だったんだけど、パクっと食べちゃって写真無し。デセールは自家製アイスクリーム。何故か3皿くらい食べたような…
色々、いっぱい飲んだなー。
オシノのオーナーが、Thierry AllemandのCORNAS 2009をブラインドで開けてくれて。僕は北イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとかかなー、って。誰かが「カノニカのバローロじゃね？」って言って、あー、そうかもー、って思ったんだけど。でもカノニカさんのバローロは、もっとホッソリとしてるし赤土っぽい香りは無いし。
北部ローヌのシラーは好きだけど、特に日本じゃなかなか飲む機会無いし、なんかピエモンテのネッビオーロにニュアンス似てるんだなーって面白かったし美味しかったなー。
いつもよりかなり頑張って起きてた主役の殿様も、お決まりのパターンへ。
楽しいお誕生日会だったし、そのあと半荘一回だけやって面白二位だったし。さ、真夜中の七里ヶ浜を西へ、帰るかんね。
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