2024花巻〜盛岡 真冬の温泉&呑んだくれ旅 #6「オレはナチュラルワインバーの修羅なのだ!」雪の夜こそ絶対『ワイン酒場 こてぃ QUOTI(盛岡)』へ!

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

気持ち良く「吉浜食堂」から出ると、

ウソ…

うそーん!さっきまで晴れてたのに、愉快に三陸の海の幸と岩手県のお酒をやってたら、こんな積もっちゃう?

ええーぃ、今更タクシーなんてありえないし、ホンの2kmなんてチャリンコでターボ掛ければあっとゆうまじゃん。

… んなわけないじゃん。

上着はどんどん雪で白くなってくし、指先は凍傷寸前気分だし、道路も真っ白でおっかないし。今回の旅で一番「東北の冬」を心底感じちゃった。半分辛いけど、半分嬉しい複雑な気分。

着いた… S田さんとは途中でハグレたけど、ここで合流。雪山で遭難したら、まず自分の命を最優先にするルールだって、好きなモノに命をかける魂は登山家もサーファーもワイン飲みも一緒。ビックコミックに連載してた「岳」ってマンガで学んだもんね。

『ワイン酒場 こてぃ』。後で判明するんだけど、ここに来なきゃダメだったの。ワインの神様って実在するのかも。

店主のワタルさん、穏やか優しいヤングな注ぎ手さんなんだけど。とりあえず寒いし、何も分かんないし、お腹は膨れてるし、

「お任せするので、雪がやむまで何杯かいただくので、お任せします」ってお願いしたら、なんだか美味しいワインが出てきたじゃん。ホッと一息、今からハシゴなんて、絶対無理だし。

それに、ナチュラルなワインバーは2系統あって、

・「お任せ」ってお願いすると、「そこにメニューがあるから、選ぶこと。お任せは受けません」って系統

・「お任せ」ってお願いすると、ワインが出てくる系統(「赤か白かくらい決めよ、って系統もあり」)

僕は断然断然の断然、「お任せ」派だから、嬉しいじゃんね。しかも、そのワインが美味しくって、かつ自分の好みだったらさ。

グラスワインで提供してくれるお店だったら、お店のひとが一番知ってるもんね。今日、いま、どのワインが美味しいか。3杯飲むなら、どんな順番で出すか。味見してないお店は論外だし。

特にナチュラルなワインって、瓶差もあるし、開けたてと開けて3時間後と、開けて3日後、1週間後、1ヶ月後で全然味が違ったりするのが面白いし、

飲みやすいタイプから「堆肥みたいな、ヒトによっては苦手な香り」のタイプもあったりして、どんなワインをグラスワインで提供してくれてんのかってのもワインバー巡りの楽しみだし。

最初は凍死寸前で強張ってたS田さんの表情も、

美味しいワインと、店主のワタルさんとの愉快な会話で緩んできたし、

雪は一向に止まないし、

出てくるワインはどれもセレクトが面白くて美味しいし。

2月の三連休初日の土曜日、雪の中ワインバーホッピングをする人類はそうそういないし、気づけば客は僕らだけに。

色々話ししてたら、店主のワタルさん、「鎌倉の某ワインバーの某I井さんには…」、へー、世界って相変わらず狭いのね…

閉店時間23:00ぎりぎりまで滞在させてもらっちゃって。親戚中から届くリンゴで作ってるタルトタタンも美味しくって、

なんともゆったりと居心地の良い場所、とっても穏やかな良い時間を過ごせちゃったじゃんね。ここは絶対また来ないと!

で翌日。盛岡をウロウロしまくって、朝から昼から飲み食いして、そもそも盛岡に来た目的「due mani」で夕飯食べて、で、

また来ちゃうわけ。世の中に、お気に入りのワインバーなんて、コンビニみたくそこら中に転がってないんだから。しかも日曜休みのお店が多い盛岡だし。

三連休の中日の日曜日、幸い(ってかお店にとってはアレだけど)席は空いてて、ってかノーゲストで。「青森のにんにく剥いて芽をとってましたー」ってワタルさん。

昼からワイン➡どぶろく➡どぶろく➡ワイン➡ワインと飲み続けてるけど、こうゆう空気もワインも良いお店だと半永久的に飲んじゃうじゃんね。

って、気がついたら23:00、閉店時間じゃんね。あー、切ない。また盛岡に来るか、次回の旅先候補の八戸の帰りに寄るか。なんにせよ、また来るね〜。

雪は溶けたけど、とにかく夜風が冷たすぎる盛岡。「寒い〜!寒い〜!寒い〜!」って奇声上げながらホテルに帰ったかんね。

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