にゃー🐈 ニャロです。
あー、幸せ♥
良い「純温泉」でマッタリ湯治、しかも冬、東北の冬の湯治、これぞ庶民に許されし幸せな時間。
ゼロ度前後の、冷え冷え築200年湯治宿の5.5畳の我が部屋には、ストーブをこたつも無し(オプション拒否したから)、真夜中に布団の中まで冷えてくるんだけど、そんな時は気合入れて露天風呂まで110歩、そこは幸せ純温泉。指先から魂まであっとゆう間にポッカポカ。
「… ヒマ過ぎて死にそうなんじゃない?」なんてご指定もありそうだけど、持参した「岩手県の至宝 宮沢賢治」さんの詩集を開けばすぐ寝れるし、
大沢温泉 湯治部の中舘 二十八号室は、
ナチュラルワイン&日本酒スナック「S田」ってお店が期間限定営業してて、
地元のツマミと、
アルザスやボジョレーのナチュラルワインや、北海道のノラポンや、福島の「ニイダノゴサン」とかを飲みながら、S田ママのくっだらないトークに悪酔いできちゃうんだから。悪夢のようなスナックだけど、飲み物ツマミはハイレベルだし。
翌日のお昼ごはんは、湯治部内で営業してくれてる食堂「やはぎ」へ。
普通のメニューに見えるけど、
厚めの白金豚(プラチナポーク)が5枚鉄板に乗って登場する「生姜焼き定食」、すっげー旨いし。
なんなんだろね、この丁寧かつ手抜きない料理。
味噌汁かわりに頼んだ単品「ひっつみ」は、
前夜にも飲んだけど、出汁美味すぎだし。天然キノコの出汁がまた、もうたまんないし。この宿、湯治滞留が長引くほど体重増加間違いなしだし。ふはー。
んで、宿の周りには郵便局くらいしかないんだけど、徒歩5分のとこにカフェがあるみたい。
雪が少ない今年の花巻、テクテク歩くと、
ここだ。カフェ「バックシュトゥーベ」。
店名がドイツっぽいと思ったら、「GERMAN CAFE」…
お店に入ると、リアルにドイツ人のお爺ちゃんと花巻人のオバ様の御夫婦。ほぇー。
チョコケーキとチーズケーキを宿というか、スナック「中舘二十八号室」持ち帰り。優しいドイツの味だったし。
んで宿に戻って、露天風呂からの昼寝。スナック「S田」で飲んで、
夕飯「やはぎ定食」を受け取って、スナック「S田」に持ち込んで酒盛り。
食堂にお酒持ち込みはNGだけど、お部屋でお食事ならノープロブレム。
昨日と基本同じ定食だけど、
マグロの中トロ、美味すぎ。意味不明な湯治宿。
御膳を食堂に返しにいったら「鍋焼きうどん」ってメニューが目に飛び込んできちゃって。思わず〆の鍋焼きうどん。おつゆがあっさり〜。
んで翌朝、朝から入湯に次ぐ入湯、で無料送迎バスで新花巻へ。同じ経営の「大沢温泉 山水閣」は貴族テイストのエントランス。こっからバスで、
近隣の温泉旅館でお客さん拾いながら、バスは新花巻へ途中で南東に見えた早池峰山の神々しいこと。
バスは新幹線が停まる新花巻駅に到着。
花巻に負けず、雨にも負けず、新花巻も「宮沢賢治ラブ」な町。
謎のオブジェが連なる田舎道を徒歩15分、
宮沢賢治記念館の向かいに、
じゃじゃーん!
お蕎麦屋さん「なめとこ山」、めっちゃ来たかったの。
実に味のある外観、内観。
まさに東北のプロヴァンス新花巻のイメージ通り、
メニューも好みど真ん中。
新花巻で辛味大根蕎麦、堪らぬ、大盛りで。
鴨南蛮もカレー南蛮も気になる…
スナック「S田」のママは、つけとろ。
僕は辛味大根蕎麦の大盛り。
多分外一か二八の腰の強いシコシコ系列のお蕎麦。僕は十割蕎麦ラブだけど、これは気持ちいいねー、めっちゃ旨いし。しかも地方蕎麦の弱点「蕎麦つゆ」グッド。藤沢の名店「すい庵」ほど病的に拘ってないけど、文句なしの蕎麦つゆ。
お店の名前「なめとこ山」、当然宮沢賢治さまリスペクトなんだけど、
さっきまでプチ湯治してた大沢温泉の奥なのね。イカすじゃん。
…
はいー、我慢できないー、「カレー南蛮蕎麦」中盛追加。
うんまい、優しい旨味、鴨の脂の風味濃厚なネギが添えられてて、豚肉とか鴨肉がゼロなのがカッコいい。瞬殺、最高に美味しい蕎麦屋じゃんね、マジで。
はー、花巻満喫。さ、釜石線➡東北本線で、杜と水の都 盛岡に向かうわよ!
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