高所苦手なのに屋久島へ縄文杉を見に行く旅って… #1 「天然温泉平和島」から羽田空港、鹿児島空港、屋久島へ

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

屋久島って知ってる?

鹿児島の種子島と横並びに位置してる島なんだよね。その南西にはトカラ列島、そして奄美大島、さらに沖縄。

僕の好物の温泉はあるけどワインは無いし、芋焼酎はあるけど、この忙しい2023年の旅先にはならなそうな島なんだけど。

ホントは、年一回必ず行ってた台湾に行くはずだったんだけど、円安影響とかで往復航空運賃が最安値でも一人8〜10万円で、ビビっちゃって。だって、コロちゃん騒ぎの前は4万円しなかったんだもん。

で、家族会議の結果、「昔、ともだちが屋久島で縄文杉見に行って良かったらしい」っていう単純な家族の意見が採用されて、屋久島行き3泊ハイキング旅になったんだけど。

決め手になったのは航空運賃。今回11月中旬の土日またぎ日程で、羽田➡鹿児島➡屋久島のJAL早割が一人往復38000円。

安くは無いけど、台湾や海外に比べると激安。なんで国内線の燃油サーチャージって安いんだろね。

ただ、この料金、ちょいと課題があって…

羽田発6:25って、鵠沼海岸からだと始発で間に合わないのよ。うーん、困ったじゃんね。前回のこのパターンでは蒲田の漫画喫茶だったんだけど。

で、今回は新たな試みってことで、東京都大田区平和島の平和島ボートレース場に隣接した「天然温泉 平和島」の「Flightコース」なるプランで仮眠して、送迎バスで羽田空港に行っちゃおうってことに。

これが、高いのよ。「無料送迎バス付き」って、お風呂と休憩とバスで一人4500円って。蒲田あたりのビジネスホテルで二人1部屋6000円とかありそうじゃんね、ズコー。

ま、でもマンガがいっぱいあるみたいだし、モノは試しじゃんね。

仮眠所は男女別なのはナイスだけど、ボートレースで大負けしてやけ酒飲んだっぽいオッサンたちのいびきは豪快で。うへー。結局、一睡もせずマンガ「ダンジョン飯」を読んでたわ。

お風呂は、すげー濃厚な塩素濃度。そりゃ天然温泉って、ゴミ埋め立てた夢の島を掘って汲み上げてる汚水温泉だしね。そりゃそーだ。

で、無料送迎バスは予定通りに04:40に平和島を出発して、05:00に羽田空港第一ターミナルに到着。今回の屋久島に飛んでる飛行機はJAL系のプロペラ機だけだから、めっちゃ久しぶりのJALで。

ジェット機で鹿児島へ。

で、何故か羽田空港で屋久島までチェックインできなくって。どうやら、過激な低気圧が屋久島に接近してて、着陸できない可能性があったんだって。マジかー!

天照大神さんの御助力のお陰か、無事にプロペラ機は飛んで、

嵐の去った屋久島空港へ。朝方は30mm/hな大雨だったみたい。

めっちゃミニマムな空港。預かり荷物のターンテーブルなんかなくって、「テーブル」に空港のおじさんが荷物手持ちで運んで置いていく原始式。いいじゃんね。

で、今回3泊4日の屋久島でレンタカー借りたのは最終日だけ。だって、山登りすんのにレンタカー要らないじゃんね。庶民なんだし。

すげー情報が薄いのが、屋久島島内の乗り合いバス情報。Google Mapに情報が無い(バス停位置すら乗ってない)し、直前の10/1に時刻表改正があったらしくてマップルとかの情報もあてになんなくって。

登山客の半分くらいは白人系インバウンド観光客で、乗り合いバスを使いこなしてて。何を参照してんだろ…

旅の最終日になって気がついたのは、

・島内には乗り合いバスの会社が2つあってややこしい

・「NAVITIME」には、各バス停からの出発時刻情報が載ってて便利

当然、パスモとか使えないから現金小銭準備必須だし、バスが山登っていくとスマホ圏外になるから緊張感凄いかんね。良いねー。

空港からの乗り合いバスも1日2本しか空港バス停の時刻表に無くって、呆然として安房(あんぼう)って集落のホテルまでタクシーで3200円も大出血しちゃったんだけど。実は、空港から徒歩3分のバス停「48 塩ノ道」には1時間に一本以上の乗り合いバスが停まるっていう事実に最終日に気がついて。あーあ。

ま、そんなお役立ち情報はどうでも良くって、ブルジョアジーっぽくタクシーで安房の宿へ。荷物預けて、まずはお昼ごはん。

安房の町中ど真ん中にある定食屋さん「かもがわレストラン」へ。

タクシーの運転手さんが、「屋久島じゃ、年中トビウオが穫れるんじゃ」って言ってたし、イチオシっぽい刺身定食にして、トビウオ唐揚げと一夜干しをそれぞれ選択。

うはぁ、出た、離島アルアルの猛烈ボリューム定食。

赤えびっての?デカすぎだし。

僕は唐揚げより一夜干しが好みだったなー。

亀の手!なんか、カニか海老みたいな味なんだね。ちょい見た目キモいけど、味はフツー。

ふぅ、お腹いっぱい。さ、宿へ。

初日一泊だけ、安房の一等地にそびえ立つゴージャスなホテル「ホテル屋久島山荘」。タクシーで付いたフロントが、実は6階。急斜面に建ってて、1階の入口前には安房川に架かった橋。渡れば居酒屋街。

まだチェックインには早い時間だから、歩く練習と現場視察を兼ねて、「屋久杉自然館」へ。登り坂3キロちょい。Google Mapは50分で行けるっていうんだけど、人類は登り坂での歩行速度が著しく落ちるって知らないみたい。

途中のカフェで休憩したりしながら、

90分くらいで、「屋久杉自然館」に到着。なかなかキツいじゃんね。明日の縄文杉、ヤバそうじゃんね…

明日の縄文杉ルートは、朝ホテル最寄りバス停「牧野」04:43発の乗り合いバスで、ここ「屋久杉自然館前」へ。で、事前に買っておく「荒川登山口」行きバスチケットを係のおじさんが持ってる出発時間別の乗車整理券と交換して、そのバスで「荒川登山口」へバスで約40分。

よしよし、バスチケット買えたし、これで安心。下りのバス…

ダメかー、歩くか…

でも、下りは案外楽ちん。40分くらいで、ホテルに戻れて。

宿のお風呂で汗流して。温泉じゃないけど、気持ちいい大浴場じゃんね。さすがは一流ホテル。

で、夜は焼き肉屋さん予約してて。

こんな離島の集落の町外れなのに、予約必須の焼き肉屋さん「れんが屋(安房)」。

ここは鹿児島県だから、鹿児島黒牛の牛タンとか、

薩摩地鶏のタタキとか、

あんまりサシの入った牛肉はアレなんだけど、このハラミは旨かったなー。

屋久鹿のハツとか、

やっぱ地酒、芋焼酎「三岳」のアツアツお湯っしょ。

家族は、シークワーサーサワーがお気に入り。ちょうど季節なのか、「シークワーサー、ご自由にお持ち帰りください」ってレジ横に山盛りでおいてあって。7個貰って、翌日のお弁当や水に絞って美味しかったよ。

黒豚のはつ追加して。

血迷った僕は、〆にハヤシライス。

美味しいんだけど、焼き肉の〆は、やっぱクッパがベターかも… さ、明日は4時起き、とっとと寝よう!

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