にゃー🐈 ニャロです。
今日からフランスへ。未踏の地ジュラに向かうんだけど、その前に先週の北海道お手伝い旅を〆とかないとね。
お手伝い6日間の後半は、雨模様の日が多くって。うち1日は丸々大雨。そんな日は醸造所の道具やクグヴェリ壺の清掃をするわけ。
クグヴェリ壺を使った原始的なワイン醸造って、摘んだ葡萄を破砕して壺に入れるだけ。そうすると葡萄の皮に付いてる天然酵母が葡萄の実の果糖と発酵してアルコールに変身しちゃうんだもんね。
しかも、葡萄の皮の風味や味もたっぷり抽出されて、オレンジ色のワインの出来上がり。あとはプレスして皮やタネを濾して、瓶詰めすりだけ。原始的でしょ?
ただ、殺菌をしっかりしないと、腐敗したり黴臭いワインになっちゃうから、仕込み前の壺掃除が大事なわけで。ってか日本酒もクラフトビールもお掃除が大事なのは同じなんだけど。
でも、ナチュラルなワイン造りだと、壺のお掃除は⬆石灰水。うひょー、原始的〜!
小さい壺は、ブラシに石灰水を浸してゴシゴシ。腰の強化もできて一石二鳥。
大きい壺には、中に入ってタワシでゴシゴシ。
ゴシゴシ。
醸造所の作業の度にゴシゴシ。
葡萄を収穫したパレットも、高圧洗浄機でビシバシ。
葡萄をプレスした鉄網も高圧洗浄機でビシバシ。「タネ一粒残ってると大問題だから、大丈夫?」って言われて、めっちゃ真剣に高圧洗浄機でビシバシ洗ったんだけど、「… ここに皮」って。泣きそうだったし。
もう片側を、倍の時間かけて、5回チェックして、「… いいんじゃないかな」ってオッケーもらって。自動車用ランプの出荷前外観検査以上に厳しいチェックじゃんね。勉強になりました。
近藤さんちのワンワン。いつもメッチャ吠えられてたんだけど、
流石に覚えてくれたのか、単に機嫌が良かったのか。今回は平和なランデブーだったし。
そうそう、稼働開始した「ワインばたけ浦本」の醸造所にも初めてお伺いして。
麦農家さんの倉庫兼脱穀所だったんだって。天井高くてホイストも設置されてて。
かなり立派な広さの醸造所じゃんね。
ちょうど買い葡萄のナイアガラ使ったプレス作業してて。大忙しじゃんね。
醸造所の周りは若い葡萄の畑や、
これから畑にできる土地が広がってて、
遠くに近藤さんのモセウシの畑が小さく見えちゃったり、
その帰り道、「落葉きのこ狩りのスポット」だって教わった、携帯電話無線塔のワキの林を覗きに行って。
まさに「森のクマさん」の歌そのものになりそうな感じ。
お、おおっ!
あら、きのこ。
うじゃうじゃキノコがあるんだもん。狂喜乱舞で採るじゃんね。ニンニクオイルでサッとソテーして、軽く塩したら…
でも、近くの「落葉きのこ直売所」で見たことないのよね。この傘が立派なキノコさん。もう一種類は売ってるのみたことあるんだけど。
で、大騒ぎ。近藤さんは知り合いのシェフに尋ねてくれて。回答は「わかんない」。
MOさんは、「キノコ判別アプリ」で検索、結果は「わかんない」。
毒キノコ「ベニテングダケ」の仲間だってのはわかって、その中の食べれるナントカってキノコっぽいってなったんだけど。でも「万が一があったら…」っていう常識的な世論に従って、泣く泣く廃棄。
ちなみに、コレ⬇が「落葉きのこ」。
近所の直売所で帰り道買ったんだけど、そこのお爺さんに写真見せたら、「それは(食べたら)ダメ」、だって。セーフ!
朝方は10℃を下回る10月頭の空知の寝袋合宿所。
立派なキッチンも、ダイニングテーブルもあって。快適極まる合宿所。トイレは使えないし、お風呂のシャワーも使えないし、みんなのイビキもうるさいけど、そんなの関係無いし。
たまに作業が早く終われば、お昼寝だってできるし。
中澤さんちのニワトリが産んだ玉子は美味しいし。
ジャガイモの中華炒めとか、ガスコンロ調理で自炊もできるし。まさに理想郷。
そういや、近藤さんの弟さんのタクミさんが、ピケットっていう、葡萄の搾り滓を使ったお酒を仕込んでて、
その秘伝のレシピを入手したMOさん、
何やら、
良からぬことを…
自由過ぎる合宿所生活やじゃんね。
最終日は終日秋晴れで。タプコプの畑で収穫。
野鳥さんたちが、
美味しい完熟葡萄を食べ放題。
それでも、選果しながら収穫は進むわけ。
あー、そろそろお手伝い合宿も終了だわ。
しゃがんで立ち上がっての繰り返しで、スクワットを終日やる感じだから、モモの筋肉も強化されて代謝もアップしたし、
ココロも爽やか、素敵な近藤さんファミリーやお手伝い仲間たちとの寝袋合宿所生活は、良いことずくめ。
ギリギリまで除梗や洗浄作業して、
最寄りの高速バス停「駒園8丁目(バス)」から札幌駅へ。
ピカピカでギンギラギンな札幌駅から、
JRで新千歳空港へ。自由席なら乗車券だけでいいんだって。
新千歳空港では、いっつもラーメンなんだけど、
なぜかお鮨。からの、
やっぱ、クラシックな西山製麺のパリッとコシのある縮れ麺がいいわぁ。
さよなら、北海道。また4月に来るね。
コメント