秋の秋田 プチ湯治旅 #5 大館出身元自衛官のダントツおすすめ店『きりたんぽ専門店 元祖 むらさき(大館市)』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

玉川温泉でのプチ湯治二日目。起きて温泉入って、滲みる100%源泉の湯船で目覚まし。で、ビュッフェ朝食でオカユ食べて。

今日はね、大館って町に行きたいの。青森県の南にある十和田湖とかのエリアに近い町なの。

玉川温泉08:00発の外周駐車場行きバスに乗って、

レンタカーはグイグイと山道を下っていくわけ。

なんで大館に?そりゃあんた、アレよ。

「タリオリーニ白トリュフソース」だって、「ピッツァ マルゲリータ」だって、本場でホンモノを食べないと味がわかんないじゃん。21世紀の日本には、独自開発されたナンチャッテなモノが多すぎるんだから。

そもそも、「きりたんぽ鍋」って、何なの?

牛蒡、芹、葱、茸(舞茸)が入ってるのが多いみたいだけど、肝になるのが「比内地鶏のガラで取ったスープ」ときりたんぽ、じゃんね。

まさにまさに、クルマが大館市に入ると、そこは大館市比内町。

ど田舎だから、道路がとにかくヤバい細さなんだけど。ゆっくり走ってると、平飼いの鶏舎が見えて。

遠目に、ハウス内の比内地鶏らしき生命体が見えたもんね。前に伊豆の天城軍鶏の見学に行ったときの鶏舎や餌を入れる施設とか、そっくりじゃんね。うーむ、きりたんぽと比内地鶏は切っても切れない関係ってことみたいね。

めっちゃ高価な比内地鶏だけど、比内町エリアなら鶏ガラならホドホドのお値段で買える、のかしらね?

で、せっかく大館市に来たから、秋田犬も見たいじゃん。

なんか、おマヌケというか、ユニークなお顔のイメージの秋田犬。

大館駅真ん前の「秋田犬の里」なる場所で、モノホンがいて。パンダみたいにガラス越しで見たかんね。

5才のわんわん。

でっかいのね、秋田犬って。こんなデッカいわんわんが毎日渋谷駅前にいたら、目立っただろね。可愛いけど、飼ったら毎日の食費が凄そう…

秋田犬って、なんか秋田では昔、闘犬が流行ったんだって。で、海外の大型犬と掛け合わせたりして出来たのが秋田犬なんだって。へー、ハーフなのねん。

で、だから秋田犬には虎毛だったり色々なんだって。でも、「秋田犬」の条件ってのがあるらしくって、そのうちの一つは「尻尾が巻いてる」、なんだってさ。へー。

さ、じゃあお昼ごはん、きりたんぽ鍋!

狙ってた『昔のきりたんぽや』ってお店があるんだけど、

予約のお電話したら、「当店は10月からの営業なんですぅ」って。うーむ、確かに、きりたんぽ鍋って「鍋料理」だもんね。寒い時期のお料理だもんね…

でも大丈夫。玉川温泉のシャトルバス運転手に教えて貰ったお店があるもんね。大館出身だっていう、自衛官上がりのお兄ちゃんが、熱く語ってたんだもん。シャトルバス内は重要な現地情報収集拠点なのよ。

「大館はですね、きりたんぽの本場ですから。絶対オススメなのが『むらさき』ですね、帰省するたびに食べに行くとです。うんまいですよぉ」って。聞いておいてえがった〜

やけに立派な建屋の『きりたんぽ専門店 元祖 むらさき』。駐車場も結構な台数分あって、なんか想像してたより立派ねぇ。

お店入ったら、「ブラタモリ」?忖度無さそうなタモさんも来てんじゃんね。

ほぼ開店時間11:00だから、店内はガラガラ。でも店内、広いわね。

メニューはシンプル。迷わず「きりたんぽ鍋」。追加具材で「自家製きりたんぽ」と「比内地鶏一人前」。ワクワク…

十五分くらいかなぁ、曲げわっぱコップで冷えた麦茶呑んでたら、グツグツ鍋登場。ある意味、この残暑な9月頭に鍋やってる飲食店って、凄いわよね。

うーむ、玉川温泉のビュッフェの巨大きりたんぽ鍋も美味しいけど、こればご馳走な予感がビンビンくるじゃんね。

ゴン太いのがきりたんぽじゃんね。お店の女将さんが「いつもより焦げ目が強くなっちゃったー」って。今回、秋田で最も濃厚な秋田弁を話す女将さんも、このお店の重要ポイントね。

くふぅ、うめぇなぁ!こりゃ、日本人の脳幹をグイグイ刺激する、原日本ご馳走じゃんね。なんせ、鶏肉・おコメ・ネギ・セリ・ごぼう・マイタケしか入ってないもんね。あとは醤油と味醂とお酒、かなぁ?あと比内地鶏のガラスープ。

はっきり言って、追加きりたんぽ&比内地鶏でちょうどいいじゃんね。まだまだ、きりたんぽ3本は余裕だけど、美味しく腹八分って意味じゃ、こりゃ最高。スープがね、もう絶品。

マイタケも、天然マイタケ使えば、もう神話級の旨さになっちゃうんだろうけど、そうじゃなくてこの味ってのが凄い。秋田県、大館市民、奥ゆかし過ぎ。これって、まさに食の宇宙遺産じゃん。堪らんわぁ〜!

汗だらだら、さっきど田舎道路脇に見えた温泉で汗流そう!

「大葛温泉」、町営なのかなー?

入浴料150円… なんじゃそりゃ?ジュース一本料金。でもガッツリ源泉掛け流しじゃんね。

無味無臭で透明なお湯なのね。秋田の温泉って、バリエーション豊富ねぇ。

渋いのが、

水道の蛇口や、シャワーヘッドなんて皆無。源泉掛け流しのお湯が樋を走ってて、それを手桶で汲んでカラダを流す仕組み。初めてみたけど、江戸時代の仕組みじゃんね。ノスタルジーだわ。

全く、秋田県って、

凄く良い場所じゃん。知らなかったし、知ってしまったわ。やっぱ旅はいいわぁ〜。

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