にゃー🐈 ニャロです。
思いがけずワンダフルな「純温泉」だった『豊平峡温泉』から、無料送迎バスと地下鉄乗り継いで札幌中心部に戻ったのが16:00過ぎ。今日やるべきなのは三つあるわけ。
「リヒトを覗く」「北海道神宮参拝」「ナチュラルワインバー参拝」。忙しいのよ。
『LICHT(リヒト)』は、大通り公園に面したビル二階にある器とかのセレクトショップなの。
数年前に、同じ札幌の『GRIS(グリ)』ってイカした中華テイストの料理店のマダムに教えて貰ったんだけど。
僕の知る限り、日本で最も僕の好みに合うセレクトのショップなのよ。
今回で4回目の訪問だけど、必ず大なり小なり器買っちゃうもん。北海道の作家さんモノが多いけど、それに限らない扱いで、店主のお姉さんの好みの作家さんしか扱わないみたいで。
今回はステンレスの小ぶりな丸皿をワインボトルを置くようにご購入。ほら、注いで垂れた赤ワインのシミがテーブルに丸く付いたりするじゃん。アレ避けにいいかなって。でも、なんかゴージャスに見えて、いい感じなの。えへへ…
で、次に向かったのが『北海道神宮』。北海道=蝦夷の国の一ノ宮。
そもそも、北海道はアイヌ民族の縄張りだったわけで、神社は無かったわけよね。アメリカで先住民族インディアンが追い払われたように、北海道に屯田兵が送り込まれ、開拓移民がドンドコ移住して…
ミャンマーとか中国とかアメリカとかアフリカとか、ウクライナとか侵略話はそこら中にあるけど、琉球的な沖縄だって、アイヌ民族の蝦夷だって、事実として「占領して時が経てば…」。
「憲法九条〜!」「自衛隊みたいな軍隊は要らな〜い!」「ミサイル基地なんて撤去しろー!米軍は基地撤去しろー!」って、そんなに隣国に無抵抗で占領されて「中華人民共和国 日本省」の住民になりたいのかしらね。平和だったアイヌ民族や琉球民族が日本国に併合された歴史を繰り返したい人民が日本には結構いるみたいだけど、案外某国の作戦行動なのかもね。人口十何億人もいるんだし、可能よね…
意見主張も政治活動も自由だけど、いざ自分の家族や友達が武装強盗に襲われて、警察が対処しなけりゃ殺されだけなのと同じことが、国と国の間で起きないって信じてる想像力欠如系人類たちが、「戦争はんたーい!」って、そりゃイイけど、戦争仕掛けなくても仕掛けられることはアリエナイって、そりゃ願望であって…
とにもかくにも、明治政府が明治2年に実質「侵略」「占領」して日本国に取り込んだのが北海道。台湾問題とかウクライナ侵攻とか竹島問題とかより、リアルな近世の歴史的事実なんだけど、勝った側は都合良い「歴史」を残していくわけよね。当たり前じゃんね。
で、そんな占領地、じゃなくって「改名」された「北海道」を日本色に染めるべく、北海道神宮が設立されたのが明治2年(1869年)ってんだから、設立からたった154年。島根や京都の住人にしてみたら「新興宗教?」ってくらいフレッシュな神社じゃんね。
元々アイヌ民族の土地だった蝦夷の国に「大國魂神(おおくにたまのかみ)」が登場するあたり、なんでもアリ感があるけど、
二宮尊徳さんも神様になっちゃったりするくらいだから、まあイイってことにしてあげてよね。
で、参拝しようと思ったんだけど、小腹が空いてさ。GoogleMap眺めてたら北海道神宮から徒歩圏内に聞いたことあるお店があって。
『抽斗』ってお店、誰かに聞いたことあるじゃんね。こんな街外れなのねん。
営業時間が16:00からだから電話してみたら、
「大丈夫ですよー」って。ってわけで、参拝前に御神酒をひっかけに向かったわけ。
住宅地にひっそり…
と、これは次の記事でシェアするとして、御神酒呑んで徒歩20分の北海道神宮へ。
雨雲がかかった小山が見えてきたんだけど、これが札幌の西にある円山じゃんね。
たしか、北海道警シリーズの名手 佐々木譲先生の小説に「円山の斜面に立つバー」が舞台のお話があったから、「これかぁ…」って。
円山公園内をてくてくと北海道神宮方面へ。もう18:00近くで、ドンドコ暗くなってくの。
殺人事件が起きても発覚は翌朝になりそうな円山公園を、
てくてく… あ、鳥居が見えた!
ほほぉ、これが、あの、「縁切り」の。
ふーん、全く、色々な「神頼み」があるわね。
境内には、「開拓神社」とか、摂社末社があって。
しかしまぁ、流石は広大な北海道。芝生植えたらゴルフコースになりそうなロングな参道じゃんね。
こりゃ、ひょっとして…
あ、あそこをくぐれば…
ちょいちょい、手水を忘れちゃアカンわよ。
流石は一ノ宮、立派な手水石じゃんね。
で、案の定、
門が閉まってるし。でも、隙間から本殿見えたらか、そこから参拝。
立派な本殿じゃんね。
で、帰り道、考えたの。占領軍って、占領したエリアを文化とか言語とか宗教とかで精神的に占領していくんだなぁ、って。
あのスペインの美しい「アルハンブラ宮殿」も、元々はイスラム教徒が立てた宮殿じゃんね。イスラム教徒の前はラテン的な西ゴート族が、その前はアフリカ系がスペインを統治してて、
キリスト教徒の軍隊が押し合い圧し合い殺し合いしてぶん取ったのがスペインだし。
トルコはイスラム教国だけど、あの美しい「アナソフィア」も、
元々はキリスト教徒が建てた教会で、それをイスラムテイストに増築したりリノベしたり。
まったく、人類って、ホントに…
ね、だから明日湘南に核ミサイルが飛んできたり、あり得るわけ。だから、つかの間の平和を楽しまないと。さ、今夜は旅のラストナイト。何軒ハシゴ酒できるかしら…
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